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どうも熱があるようなので、今日は休まさせていただきます。

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A:どうも熱があるようなので、今日は休まさせていただきます。
B:お大事に!

さいれことば【さ入れ言葉】

「わたしにも意見を言わさせてください」「お先に帰らさせていただきます」「その本をわたしにも読まさせてほしい」など、「言わせてください」「帰らせていただきます」「読ませてほしい」という、相手の許可や承認を求める表現で、不要な「さ」を挿入させた表現形式。規範を重視する立場からは誤用とされる。

「新明解国語辞典 第七版」

日本語のいわゆる「さ入れ言葉」。

改めて見ると、ずいぶん違和感はありますが、日常会話の中で絶対に使っていないと言い切れるほどの自信はありません。

例えば、緊張してしどろもどろになっているときなど、ついつい出てしまうことはあるでしょう。

 

A:英語がすらすら話せれるようになったらなー。
B:頑張れ!

れたすことば【れ足す言葉】

「難しい漢字が正しく書けれる」「一人で行けれると思う」「これは飲めれる水だ」などの「書けれる」「行けれる」「飲めれる」のように、可能動詞「書ける」「行ける」「飲める」に不要な「れ」を挿入させた表現形式。規範を重視する立場からは誤用とされる。

「新明解国語辞典 第七版」

「さ入れ言葉」より更に違和感があるのが「れ足す言葉」。さすがにこれは使ったことがないはず。

「○○はかくあるべき」という言い方は好きではないですし、どちらかと言えばおかしな表現も楽しんでしまいたいと考える方ですが、この表現はさすがにナシかなあと思ってしまいます。

みなさんの感覚はいかがでしょうか?

 
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『珈琲とエクレアと詩人』橋口幸子著

photo credit: Amapolas via photopin (license)

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『珈琲とエクレアと詩人 スケッチ・北村太郎』という本を読みました。

珈琲とエクレアと詩人 スケッチ・北村太郎

北村太郎は田村隆一や鮎川信夫などと並ぶ、荒地派の詩人の一人です。

本書はその北村太郎と交流のあった著者による、詩人の晩年の生活の記録。

北村太郎という人について特に知識があった訳ではなく、ふとしたきっかけで手に取ったに過ぎないのですが、読み進めるにつれて、その人となりにすっかり魅了されてしまいました。

晩年の北村太郎は勤めていた朝日新聞社を退職し、鎌倉や横浜のアパートを転々とします。慎ましい暮らしの中で、身の回りの人とたわいのない話をしたり、翻訳の仕事をしたり、猫をかわいがったり。

市井の片隅で人が生きていくその息づかい。一日一日のいとおしさのようなものが静かに伝わってきます。

「校正の仕事、わたしに向かないと思うんですよね」とある日わたしは、自分に自信のないことを訴えた。

「自分に向いていると思って、校正の仕事をしているひとこそ向いていないと思うよ」

著者と詩人のさりげない会話や気持ちのやりとりの中に、大げさに言えば、生きていく意味のようなものが透けて見えたり。

本は100ページ少々ですぐに読めてしまうのですが、何度でも繰り返し読みたくなる素敵な一冊です。

また巻頭に引用された「天気図」という詩がとても印象的。

夜中に台所でネギを切っていたら、そのあまりの白さに誰もいない後ろを振り返ってしまうという内容。

本書の次にはぜひ詩集を読んでみたいと思いました。

 

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フィンランド語学習記 vol.322 − 私は7時に起きます

photo credit:  via photopin (license)

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Minä herään seitsemältä.(私は7時に起きます)。
*herätä(起きる)、seitsemän(7)

フィンランド語で「私は7時に起きます」と言うとき、「7時に」の部分は離格という形で表します。

[主格]seitsemän
[離格]seitsemältä

フィンランド語の離格というのは、もともと「〜の表面から」という意味。

以前に習った例文では次のように使われていました。

Kissa hyppää pois pöydältä.(ネコはテーブルの上からジャンプする。)
*hypätä(ジャンプする)、pöytä(テーブル)

この離格を使って「7時に」と表現するのはやや不思議な感覚。

しかしフィンランド語の時間表現にはこのような例がたくさんあるということが次第にわかってきました。

いずれにしてもこの離格の形をささっと作れるようにしておかないと、何時に起きるのかということすら表現できません。1〜12の数字についておさらいしておきましょう。

主格 離格
1 yksi yhdeltä
2 kaksi kahdelta
3 kolme kolmelta
4 neljä neljaltä
5 viisi viideltä
6 kuusi kuudelta
7 seitsemän seitsemältä
8 kahdeksan kahdeksalta
9 yhdeksän yhdeksältä
10 kymmenen kymmeneltä
11 yksitoista yhdeltätoista
12 kaksitoista kahdeltatoista

 

こうしてみると、ちょっと複雑な形もあります。

なおこれらの形がすぐに出て来ない時には、

Minä herään kello seitsemän.(私は7時に起きます。)
*kello(時計、時刻)

このように kello+主格で表現することもできるとのこと。

ただフィンランドの人が普段よく使うのは離格を使った表現のようなので、そちらをきっちり使えるようにしておきたいものです。

割愛にはなぜ「愛」の字が含まれるのか?

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詳細については、時間の都合上、割愛いたします。

割愛という単語には、なぜ「愛」という字が含まれているのでしょう?

愛しているなら、何も省略することはないのに。。。そんなことを疑問に思ったので、辞書を調べてみました。

かつあい【割愛】

手放すには惜しいものを手放すこと。〔広義では、余裕が無いので文章や演説などの一部を省略する意にも用いられる〕

「新明解国語辞典 第七版」

この語義にはちょっとびっくり。割愛というのは「手放すには惜しいものを手放す」というのが本来の意味なんですね。

それならば「愛」という字が含まれるのも納得です。

自分は広義の「省略」の意味しか頭にありませんでした。

さらに調べてみると、この割愛というのは、上記のように間違った意味で理解されがちな言葉の一つなのだとか。

現代において「手放すには惜しいものを手放す」という正式な意味で割愛を使っている例というのは、案外少なくなっているのかもしれません。

ただ打ち合わせや会議などで、

詳細については、時間の都合上、割愛いたします。

と言ったときでも「この詳細はとんでもなく面白いんだけど、時間がないので泣く泣くカットするしかないんだよ。。。」というような含みがあれば、正しい用法ということになりますが、おそらくそんなケースは少ないはず。

逆にほっとすることの方が多いのではないでしょうか。。。

 
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When to use apostrophes − from TED-Ed

15091401

英文を書くときにいつも何気なく使っているアポストロフィー(’)。

TED-Ed の動画「When to use apostrophes」では、その使い方が3分少々の内容にまとめられています。

動画によると、アポストロフィーの使い方は3つに分けられるとのこと。

1)所有格を示す

Lucy’s robot(ルーシーのロボット)

2)短縮形を示す

Don’t eat that, robot!(それを食べないで、ロボット!)

3)一文字の複数形を示す

Mind your p’s and q’s, robot!(言動に注意して、ロボット!)

 

(1)の所有格を作る際、固有名詞の場合は Tom’s のようにアポストロフィーを使いますが、代名詞の場合はアポストロフィーを使うことはありません。
(e.g., his, her, their, its)

間違えやすいのは、its と it’s の使い分けで、前者の its は it の所有格、後者の it’s は it is の短縮形として使われます。

理屈はわかっていても、実際に書くときには、ついつい取り違えてしまいそう。

そんなことも含めて、今一度この動画でアポストロフィーの使い方をおさらいしてみるのも面白いと思います。

フィンランド語学習記 vol.321 − たくさんの時刻、少しの時刻

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フィンランド語で「たくさん」は paljon(パルヨン)、「少し」は vähän(ヴァハン)。

英語で言えば much や little に当たる単語です。

フィン
paljon much たくさん
vähän little 少し

 

フィンランド語ではこの paljon と vähän という単語を使って、次のように時刻を表現することができます。

Kello on jo paljon.(時刻はもう遅い。)

Kello on vielä vähän.(時刻はまだ早い。)

*jo(もう)、paljon(たくさん)、vielä(まだ)、vähän(少し)

『フィンランド語文法ハンドブック』P.169

この表現を見たときに思ったのは、時刻を「たくさん」や「少し」と表現するのは、デジタル時計の感覚なのかなということ。

アナログ時計のように針がくるくる回っているだけなら、たくさん/少しという感覚はありませんが、デジタル時計のように0:00から23:59までカウントされると、たくさん/少しという感覚につながるのではないかと。

とはいえ、このような表現がデジタル時計誕生以降に生まれたということはないでしょうから、この仮説はおそらく間違っているのでしょう。

それはそれとして、こういう表現に接するといかにも外国語だなあという感覚がありますし、時間というものの本質についていろいろ考えされたりもします。

 

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