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Nii sind ootan

フィンランド語は同じ北欧の言語であるスウェーデン語、ノルウェー語、デンマーク語、アイスランド語には全く似ていません。

そんな中、唯一よく似ているのがエストニア語。

そんなこともあり、フィンランド語を学んでいると、エストニア語にちょっとした親近感のようなものを感じることがあります。

とはいえ、日本でエストニア語やエストニアの文化に触れる機会というのはあまりありません。

そんなエストニア語の世界に気軽に触れたいときにおすすめしたいのが Little Miss Squirrel さんの動画。

例えばこちらの動画では「Nii sind ootan」というエストニア語の歌を弾き語りで歌ってくれています。

オリジナルは Smilers というエストニアのバンドの曲のよう。

歌詞を字幕で表示してくれるので、フィンランド語を多少知っている人なら、フィンランド語との共通点や相違点を見つけることができるでしょう。

またそれだけでなく曲自体もとても素敵なので、ぜひ聞いてみてください。

萼をめぐって

わからないことがあれば何でも Google で検索できてしまう時代。

とても便利な一方、時には味気ないと感じることもあります。

そんな中、検索ですぐに調べられないのが「読み方がわからない漢字」。

先日ある本を読んでいて、

という字が出てきたのですが、ルビがないので読み方がわかりません。

わからない言葉があったら調べるというのはすっかり習慣になっているのですが、読み方がわからない漢字は検索することもできません。

結局、漢和辞典を引くことになりました。

萼 蕚

音 ガク

意 うてな

意味

(名)うてな。花のいちばん外側にあって、花びら・めしべ・おしべを保護するもの。はなぶさ。「花萼(カガク)」

「漢字源」

「うてな」という単語は初めて聞きました。広辞苑を調べてみると次のような見出し語がありました。

うてな【台】

  1. 四方を観望できるように作った高い土壇 ・建物。高殿。
  2. 物を載せる台。

「広辞苑 第五版」

うてな【萼】

(台(うてな)の意からという)花の萼(がく)。

「広辞苑 第五版」

うてなというのはもともと「台」の意味。つまり萼というのは「花びらを支える台」の意味なんですね。

ぱっと検索する代わりに、辞書で一つ一つの言葉を拾っていく、こういうアナログな方法も楽しいものだと思います。

卵の「黄身」と「白身」は英語で何と言う?

photo credit: Simplicity via photopin (license)

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ゴーヤーチャンプルーをつくるのに卵をといていたとき、混ざっていく黄身と白身を見ながら、

卵の「黄身」と「白身」は英語で何と言うのだろう?

そんな疑問が浮かびました。

このように、身の回りにあるのに英語で何と言うのか知らない単語というのは、案外たくさん存在するもの。さっそく辞書で調べてみると、

yolk

the round yellow part in the middle of an egg

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

white

the part of an egg that surrounds the yolk(=yellow part)

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

英語で「黄身」は yolk、「白身」は white。

黄身には独自の単語があるのに、白身は単なる white になってしまいます。

日本語では黄身と白身は同格のものという感覚がありますが、英語では大切な黄身とそのまわりにある白身という捉え方なのかもしれません。

単語の使い方一つで自分をとりまく世界の見方が変わってしまう、このあたりの感覚はとても興味深いもの。

目の前の卵一つからでも、人間の言葉と認識の関係について、あれこれ思考を巡らせることができるように思います。

 
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10分の1の恐怖

15101601

deci-

10分の1

「ウィズダム英和辞典 第3版」

[deci-]は10分の1を意味する接頭辞。

この[deci-]を含む単語には例えば次のようなものがあります。

deciliter デシリットル(体積の単位;1/10リットル)
decimal 10進法の、小数の
decimeter デシメートル(長さの単位;1/10メートル)

 

あるいは次のような単語も。

decimate

<病気・汚染などが>(大量に)<人・動植物>を殺す

「ウィズダム英和辞典 第3版」

Smallpox decimated half of the army.(天然痘で軍の半数が死んだ。)
「ジーニアス英和大辞典」

この単語のどこに10分の1という意味が含まれているのだろう?と思った人もいるかもしれません。

実はさきほどの語義には続きがありました。

decimate

  1. <病気・汚染などが>(大量に)<人・動植物>を殺す
  2. <不況などが><組織・団体など>を縮小させる、…を衰退させる
  3. (古代ローマの軍隊での処罰法で) …を10人ごとに1人選んで殺す

「ウィズダム英和辞典 第3版」

実はこの3番目の意味こそが decimate という単語の語源なのだとか。

古代ローマにおけるこの decimation という刑罰は、罰を受ける兵士を10人ごとのグループに分け、くじ引きをさせ、当たりを引いた者を残りの9人が処刑するというもの。

現在 decimate という単語が使われるときには、もとの10分の1という意味は必ずしも残っていないものの、そこから連想される恐怖心のようなものはどこかに残っているのかもしれません。

 
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まま

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「自由」というのは人間にとって大切な価値観の一つ。

しかしもしあなたの考えや行動が全て正しいものとして受け入れられるとしたら、いったいどのように感じることでしょう?

日本語にはそんな状態を表わすことばがあります。

まま

その人の思う(する)所が絶対なものとして許されること。

「新明解国語辞典 第七版」

この「まま」は、日本語の中では良い意味にも、悪い意味にも使われます。

まずは良い意味の方から見てみましょう。

ありのまま【有(り)の儘】

何の粉飾もせず、実情のままであること。

「新明解国語辞典 第七版」

おもうまま【思う儘】

その人の思う通りに事が運ぶ(を進める)ことを表わす。

「新明解国語辞典 第七版」

きまま【気儘】

なんの束縛も受けずに、思い通りに行動する様子。

「新明解国語辞典 第七版」

ありのままの自分をみなに受け入れてもらい、おもうまま、きままに日々を過ごすことができたなら、おそらく幸福な毎日と言えるのではないでしょうか。

続いて、悪い意味の方を見てみましょう。

ほしいまま【恣】

相手(の意向)を無視して、自分だけ勝手気ままにふるまう様子だ。

「新明解国語辞典 第七版」

わがまま【我(が)儘】

自分の思い通りにならなければ気が済まず、はた迷惑な行動をする様子だ。

「新明解国語辞典 第七版」

権力をほしいままにし、わがままに振る舞う人は傍迷惑な存在。しかし時には周りに迷惑をかけることも、人生をよりよく生きるためには必要なこと。

誰にも迷惑をかけない人生というのも何だか寂しいような気がします。

そのあたりを上手に按配しながら「まま」のある人生を送りたい、国語辞書をめくりながらそんなことを考えました。

 
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フィンランド語学習記 vol.327 − バスは何人乗り?

引き続き、フィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi』を読み進めています。

その中から、今回はこんな例文をご紹介。

Bussiin mahtuu 37 henkeä.(バスには37人乗ることができます。)
*bussi(バス)、mahtua(収容できる)、henki(人)

bussiin は「バス」を意味する bussi の入格の形。

[主格]bussi(バス)
[入格]bussiin(バスの中に)

mahtua+入格の形で「〜を収容できる」という意味になります。

フィンランド語の語法書『Tarkista Tästä』には、次のような疑問文の形がのっていました。

MAHTUA(verbi, intransit)

mahtua + N ill/all Kuinka monta henkeä mahtuu yhteen bussiin?

 

『Tarkista Tästä』P.80

yhteen は数字の1を意味する yksi の入格の形。(フィンランド語では数字も格変化します!)

つまりこの文は「一台のバスには何人乗ることができますか?」というような意味になっています。

そう言われてみると、バスの定員というのは一般に何人くらいなのでしょう? ほんとに37人? そんなことが少しだけ気になってしまいました。

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