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「グルになる」の「グル」は何語なのか?

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あまりよい意味ではありませんが「グルになる」と言うときの「グル」というのは、いったいどこから来ているのでしょう?

第一感はグループのグルなのかな?と思いましたが、どうも違うようです。

グルはどちらかというとカタカナで書くことが多いので、外来語なのだろうと思っていました。

しかし調べてみると、この「グル」というのは純粋な日本語のよう。

ちなみに国語辞典にはカタカナの「グル」とひらがなの「ぐる」がのっています。

グル

ヒンズー教の導師。グルー。

「新明解国語辞典 第七版」

ぐる

仲間。「ーになる」

「新明解国語辞典 第七版」

「グルになる」の「グル」はもちろん後者ですから、本来はひらがな表記をするのが正しいのかもしれません。

なお語源由来辞典によると、この「ぐる」というのは着物の帯のこと。

車座になって悪巧みをする様子を帯のイメージに重ねているのでしょう。

その他にも「ぐる」の由来には諸説あるようですが、外来語ではなく純粋な日本語であることは間違いないようです。

それではなぜカタカナ表記をすることが多いのか?という疑問は残るものの、考えてみると日本語には「キノコ」や「ケータイ」のように外来語でなくてもカタカナ表記をする例はいくつかあります。

よって「グル」もそのような仲間の一つということになるのでしょうか。

 
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中毒のいろいろ −[-aholic]の付く英単語

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今では広く使われている workaholic(仕事中毒)という単語はもともと alcoholic(アルコール中毒)と work(仕事)の合成語。

実はそれほど歴史のある単語ではありません。

それでは、辞書の中にはその他にどんな中毒の人[-aholic]がいるのでしょう? 手元の辞書から探してみました。

bookaholic 読書狂、蔵書狂
carboholic 炭水化物を異常に食べたがる[欲しがる]人
cardaholic クレジットカード中毒者
chocaholic
chocoholic
チョコレート好きの人、チョコレート中毒者
cocaholic コカイン中毒者
coffeeholic コーヒー中毒者
cokeaholic (米麻薬俗)コカイン中毒者
colaholic (コカ)コーラ中毒者
foodaholic 過食症の人、大食漢
mariholic マリファナ中毒者
shopaholic 買い物狂、買い物中毒者
vidaholic テレビを見てばかりいる人、テレビ中毒者

*語義は『ランダムハウス英和大辞典 第2版』より

こうして眺めるだけでも、ずいぶん様々な中毒の人がいるものだということがわかります。

個人的には carboholic(炭水化物を異常に食べたがる人)という単語にちょっと笑ってしまいました。近年話題になっている糖質制限ダイエットの逆を行くこの単語。北米にはこういう人も多いのでしょうか?

またこれは推測に過ぎませんが、この単語のリストはこれからどんどん増えていくような気がします。やがてあなたの嗜好も「◯◯中毒」と認定される日がやって来るかもしれません。

 
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ことわざに見る親子関係

次の二つはどちらも英語のことわざ。

It is a wise child that knows his own father.
It is a wise father that knows his own child.

上下の文で child と father の位置が入れ替わっています。

それぞれの文を直訳すれば「父親をよく知っているのは賢い子供である」「子供をよく知っているのは賢い父親である」という日本語になるでしょうか。

これだけでも何となく意味はわかるのですが、ことわざであるということを踏まえた上で、ぴったりの日本語を当てはめるなら次のようになるでしょう。

It is a wise child that knows his own father.(親の心、子知らず)
It is a wise father that knows his own child.(親馬鹿)

英語ではポジティブな表現が、日本語では逆にネガティブな表現になってしまうというのは面白いところ。

理想を語る英語と諦念を語る日本語の対比に、それぞれの文化を感じ取ることができるように思います。

同事

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「どうじ」という音から、多くの人が真っ先に思い浮かべる漢字はおそらく「同時」だと思いますが、国語辞典をめくってみると同音異字の「同事」という単語も見つけることができます。

どうじ【同時】

  1. おなじ時間
  2. おなじ時代

「広辞苑 第五版」

どうじ【同事】

  1. 同じことがら。
  2. かわらないこと。同様。

「広辞苑 第五版」

この同事というのは仏教用語の一つで、道元禅師の『正法眼蔵』の中に次のような一節が出てきます。

同事というは、不違なり。自にも不違なり、他にも不違なり。

ここで言う「不違」というのは自分と他人の区別をしないということ。

例えば、あなたの周りにいる人が喜んでいるときには一緒に喜び、悲しんでいるときには一緒に悲しむ、そんな心の働きを想像してみてもよいでしょう。

とはいえ、言うは易く行うは難しで、実際にそんな境地に達するのはなかなか難しいこと。

それでも人との関わりの一つ一つをそんな境地へ近づくための行と捉えてみれば、そこから何か違った世界が見えてくるかもしれません。

 
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「算数」は英語で何と言う?

まず初めに「算数」と「数学」の違いとは何でしょう?

さんすう【算数】

小学校の教科の一つで、数の計算や簡単な図形の性質など、初等数学を学ぶ分野。

「新明解国語辞典 第七版」

すうがく【数学】

数・量・図形・関数などの性質や相互の関連およびそれらの間に成立する法則を研究する学問。

「新明解国語辞典 第七版」

ここでは算数に、
1)小学校の教科の一つ
2)初等数学
という二つの定義が与えられています。

ではこの算数を英語で表すとしたら、いったいどのようになるでしょう?

和英辞書にはよく「算数=arithmetic、数学=mathematics」という訳語がのっています。

ここではそれぞれの語義を改めて確認してみましょう。

arithmetic

the type of mathematics that deals with adding, multiplying, etc. of numbers.

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

mathematics

the science of numbers and shapes.
Branches of mathematics include arithmetic, algebra, geometry and trigonometry.

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

これによると arithmetic が mathematics の一部分であるという点は、算数・数学の関係と同じ。

ただし厳密に言えば arithmetic というのはいわゆる初等数学のことではありません。

さきほどの語義の中には mathematics の分野として次の4つが挙げられていました。

  • arithmetic(算術)
  • algebra(代数学)
  • geometry(幾何学)
  • trigonometry(三角法)

すなわち arithmetic というのは数学の一分野であって、日本の算数で扱うよりも高度な内容を含んでいることになります。

また arithmetic には算数に含まれる図形の性質などは含まれていないため、やはり「算数=arithmetic」と結びつけることにはやや無理がありそう。

よって小学校の教科の一つとしての算数を英訳するなら、単純に elementary mathematics とした方がわかりやすいのかもしれません。

 
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overworked と overwrought の違いとは?

英語の work(働く)という動詞は次のように語形変化します。

原形 過去形 過去分詞形
work worked
wrought
worked
wrought

 

wrought の方は今では使われていない古い形。

しかし worked と wrought のどちらを使うかによって意味が変わってしまう次のようなケースも。

overworked

made to work too hard or too much

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

overwrought

very worried and upset; excited in a nervous way

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

overworked は「働きすぎ」、overwrought は「緊張しすぎ」を意味する形容詞。

同じ動詞から派生しているのに、このように意味が異なるのは面白いところ。

A: I’m overworked.(仕事が多すぎるー。)
B: I’m overwrought.(ドキドキするー。)

こんなAさん・Bさんに何と声をかけたらよいだろう?と考えてみたところ、どちらも同じフレーズでよいのかなという結論に。

A: I’m overworked.(仕事が多すぎるー。)
C: Take it easy.(ゆっくりして。)
B: I’m overwrought.(ドキドキするー。)
C: Take it easy.(落ち着いて。)

overworked な人も overwrought な人もゆっくりと落ち着いて目の前の課題を乗り切っていきましょう。

 
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