cialis viagra online accutane

フィンランド語学習記 vol.369 − 受動現在形の作り方(2)

photo credit: Tenderly via photopin (license)

photo credit: Tenderly via photopin (license)

フィンランド語の受動現在形に関するエントリーの第3回目です。

今回は受動現在形の否定の作り方を見ていきたいと思います。

否定形を作るときのルールは、

肯定形の語尾から[-an/-än]を外す。

たったこれだけ。

実際に昨日のエントリーで作った受動現在形の語尾から[-an/-än]を外してみると、次のようになりました。

辞書形 受動現在形
肯定 否定
タイプ1 nukkua nukutaan ei nukuta
ottaa otetaan ei oteta
タイプ2 syödä syödään ei syödä
タイプ3 ajatella ajatellaan ei ajatella
タイプ4 vastata vastataan ei vastata

 

タイプ1の動詞は、辞書形と受動現在形の否定がかなり異なる形になっているので、すばやく作るのはやや大変。

一方、タイプ2以降の動詞は、辞書形と受動現在形の否定が全く同じ形になっています。

一瞬「これは簡単!」と思ってしまいますが、これはあくまで作るのが簡単ということ。

読む方から考えると、ei nukuta や ei syödä という形を見たときに、それが受動現在形の否定であることを読み取らなければならないというのは、かなりハードルが高いように思います。

簡単に見えるものが実は簡単ではない、やはり言葉というのは難しいですね。

フィンランド語学習記 vol.368 − 受動現在形の作り方(1)

昨日のエントリーではフィンランド語の受動現在形の使い方を扱いました。

フィンランド語学習記 vol.367 − 受動現在形の使い方

続いて今回は受動現在形の作り方を見ていきたいと思います。

まずは動詞を2つの母音で終わる動詞とそれ以外の動詞(子音+母音で終わる動詞)に場合分けします。

前者はタイプ1の動詞、後者はタイプ2〜6の動詞です。

タイプ1 2つの母音で終わる動詞
タイプ2 [dA]で終わる動詞
タイプ3 [lA, nA, rA, stA]で終わる動詞
タイプ4 [AtA, OtA, utA]で終わる動詞
タイプ5 [itA]で終わる動詞
タイプ6 [etA]で終わる動詞

 

まずはタイプ2〜6の動詞から見ていきましょう。

 

タイプ2〜6の動詞(子音+母音で終わる動詞)

この場合のルールは、

おしまいの母音を重ねて[-n]を付ける。

たったそれだけ。

syödä → syödään
ajatella → ajatellaan
vastata → vastataan

拍子抜けしてしまうくらい簡単です!

 

タイプ1の動詞(2つの母音で終わる動詞)

この場合はまず弱形の語幹を求めます。

nukkua → nuku
ottaa → ota
【注】弱形の語幹というのは、タイプ1の動詞で言えば一人称 ・二人称のときに現れる語幹の形。 [kk]ではなく[k]、[tt]ではなく[t]の方になります。

単数 複数
一人称 nukun nukumme
二人称 nukut nukutte
三人称 nukkuu nukkuvat

弱形の語幹を求めることができたら、

語尾に[-taan/-tään]を付ける。
ただし[-taan/-tään]の前に[a/ä]が来るときは[a/ä]を[e]に変える。

という手順になります。すなわち、

nuku → nukutaan
ota → otetaan

という形に。オテターンという語感が素敵です。

 

以上、今回はフィンランド語の受動現在形の作り方をまとめてみました。

フィンランド語の文法の中では比較的シンプルなのではないかと思います。

明日のエントリーでは否定形の作り方を見ていきましょう。

フィンランド語学習記 vol.367 − 受動現在形の使い方

最近のフィンランド語教室では受動現在形を扱っています。

受動形と言うと、英語の受動態を思い浮かべる人も多いと思うのですが、フィンランド語の受動形は英語のそれとはかなり異なっているようです。

ここでは「話す」を意味する動詞 puhua の受動現在形である puhutaan を例に、実際の使い方を見ていきましょう。

 

1)主語のない文

Suomessa puhutaan suomea.(フィンランドではフィンランド語を話します。)
*puhua(話す)

この文にはいわゆる主語に当たる単語がありません。

冒頭に来ている Suomessa は「フィンランドでは」という場所を表し、動詞の部分が puhutaan という受動形になっています。

この文を「フィンランドではフィンランド語が話されています」と英語の受動態らしく訳すこともできますが、「フィンランド語」に当たる suomea はあくまで目的語(=分格)の形になっているので「フィンランドではフィンランド語を話します」と訳した方がわかりやすいようです。

この構造は日本語によく似ていますね。

 

2)「〜しましょう」の文

Puhutaan suomea!(フィンランド語を話しましょう!)

フィンランド語の受動現在形は「〜しましょう」という意味でも使います。

この使い方は受動形という名称からはあまり連想できませんが、日常会話ではよく使う用法なのだそうです。

そういえばフィンランド語を習いたての頃に聞いたこんな表現もありました。

フィンランド語学習記 vol.13 − 踊りましょう

 

3)「私たちは」の文(話し言葉)

Me puhutaan suomea.(私たちはフィンランド語を話します。)

フィンランド語の話し言葉では、主語が me(私たちは)のときに受動現在形が使われます。

これまでに習った文法では、

Me puhumme suomea.(私たちはフィンランド語を話します。)

という形になっていました。

しかし実際の日常会話では puhutaan を使うケースが圧倒的に多いのだそうです。

 

以上、今回はフィンランド語の受動現在形の三つの用法をまとめてみました。

明日のエントリーでは受動現在形の作り方を見ていきたいと思います。

Für Alina(アリーナのために)

このところエストニアの作曲家アルヴォ・ペルト(Arvo Pärt)という人の音楽をよく聞いています。

とにかくシンプルな音楽なのですが、その飾り気のなさ、静謐な佇まいにいつのまにかすっかり魅了されてしまいました。

今回紹介するのは「Für Alina(アリーナのために)」という曲。

仕事帰りの深夜、特に気持ちがざわざわして落ち着かないようなときには、この曲の一つ一つの音に耳を傾けていると気持ちがすーっと楽になっていきます。

専門的なことはわからないのですが、音そのもの心地よさをこんなに感じることができる曲というのはあまり記憶にありません。

なかなか眠れない夜に、ベッドの上で目を瞑って聞いてみてください。

zoo と menagerie の違いとは?

テネシー・ウイリアムズ(Tennessee Williams)の戯曲『ガラスの動物園』の原題は The Glass Menagerie。

このタイトルに使われている menagerie という単語は私たちに馴染みのある zoo といったい何が違うのでしょう?

まずは OALD の語義から。

menagerie

a collection of wild animals

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

zoo

a place where many kinds of wild animals are kept for the public to see and where they are studied, bred and protected

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

これだけではどうもよくわかりません。

menagerie というのは単に動物を集めただけで、世話もせずに放っておくということなのでしょうか? おそらくそんなことはないはず。

続いて、いくつかの英和辞書の語義を見てみましょう。

menagerie

(見せ物用などの)動物(の群れ)

「ウィズダム英和辞典 第3版」

menagerie

(個人的に飼われているまたは見せ物用の)動物(の群れ)

「ジーニアス英和大辞典」

menagerie

(サーカスなどの)見世物用に集めた動物たち

「リーダーズ英和辞典 第2版」

少しずつ menagerie のイメージが見えてきました。

上記の語義から読み取れる menagerie の特徴は、

  • zoo よりも小さい
  • zoo よりも私的

という二点。ということは、もし私が北極からシロクマを招待して自宅の庭に住んでもらったら、それは menagerie ということになるのでしょうか?

そういうことではないような気もするのですが、さて。

 
オックスフォード現代英英辞典 公式アプリ日本版 オックスフォード現代英英辞典 公式アプリ日本版
価格: ¥3,000(記事公開時)
カテゴリ: 辞書/辞典/その他, 教育
App Storeで詳細を見る

 
ウィズダム英和・和英辞典 2 ウィズダム英和・和英辞典 2
価格: ¥2,900(記事公開時)
カテゴリ: 辞書/辞典/その他, 教育
App Storeで詳細を見る

コクについて

16030201

何となくわかっているようで、いざ意味を聞かれると答えに詰まってしまう、そんな言葉があります。

例えば「このビールにはコクがある」などというときの「コク」。

「コクがある」というのは、結局「味が濃い」ということなのか「旨味がある」ということなのか、あるいはそれらを総合して「おいしい」ということなのか、はっきりと定義するのが難しい言葉ではないでしょうか。

そんなときには手元の辞書を開いてみましょう。

こく【酷】

  1. (本来、中国で穀物の熟したことをあらわしたところから)酒などの深みのある濃い味わい。「ーがある」
  2. むごいこと。ひどいこと。「ーな練習」「残酷・酷使」
  3. はげしいこと。はなはだしいこと。「酷寒・酷似」

「広辞苑 第五版」

まずびっくりしたのは「コク」の漢字が「酷」であるということ。残酷の「酷」と同源の言葉なんですね。

それはさておき広辞苑の語義によると、コクがあるというのは「深みがある」「濃い」という定義になっています。

こく

〔形容詞「濃い」の連用形の名詞用法からか。また、「酷」からとも言う〕その物のよさがちょっと味わっても分かるほど凝結されていること。「ーの有る酒(文章)」

「新明解国語辞典 第七版」

一方、新明解では「コク=酷」というのをあくまで一つの説として紹介しています。

「その物のよさがちょっと味わっても分かる」という定義は、コクというものの性質を言い得て妙だと思いました。

あなたにとっての「コク」とはいったいどんな味わいでしょうか?

 
新明解国語辞典 第七版 公式アプリ 新明解国語辞典 第七版 公式アプリ
価格: ¥1,900(記事公開時)
カテゴリ: 辞書/辞典/その他, 教育
App Storeで詳細を見る

cialis viagra online accutane