cialis viagra online accutane

キヤノンと富士フイルム

16061201

カメラやプリンターで有名なメーカーの「キヤノン」は「キヤノン」であって「キャノン」ではありません。

同じ写真業界の「富士フイルム」も「富士フイルム」であって「富士フィルム」ではありません。

ただ「キヤノン」の読み方はキャノンであるのに対して、「富士フイルム」の読み方はあくまで富士フイルム。富士フィルムとは読みません。

なぜこのようになったのか、不思議な感じがしませんか。

もちろん会社の名前というのは固有名詞ですから、どのように書こうが基本的には自由。

ただキヤノンや富士フイルムについては、このビミョーな違いを知らず、キャノン・富士フィルムのように書いてしまう人も多いのではないでしょうか。

(このように入力するときも、ついついキャノン・富士フィルムと打ってしまいます。)

改めて調べてみると、このような「小文字→大文字」表記を使っている企業は他にも「オンキヨー」「キユーピー」「シヤチハタ」などがあるようです。

これらの読み方はオンキョー、キューピー、シャチハタとなりますので、キヤノンと同じく文字と読み方が異なるグループに属しています。

富士フイルムのようにアイウエオの場合は大きい文字として読んでもあまり違和感はありませんが、キヤノンのようにヤユヨの場合は大きい文字として読むとかなりの違和感があります。

もしもキヤノンが「今日からウチは読み方もキヤノンにします!」と宣言したならば、キヤノンに勤める人はちょっと大変かもしれません。

フィンランド語学習記 vol.388 − フィンランド人の女性の名前

photo credit: Tulips via photopin (license)

photo credit: Tulips via photopin (license)

突然ですが、英語のファーストネームって、ずいぶんバリエーションが少ないなあと思ったことはありませんか?

例えば、男性の David さんや Michael さん、女性の Mary さんや Lisa さんには、ありとあらゆるところで出会っているような気がします。

おそらく日本語においてはこれほどまでに定番の名前というのは少ないのではないでしょうか?

赤ちゃんの名前ランキングのようなものを見ても、有名人や身近な人で同じ名前の人を見つけるのは案外難しいと思うことがあります。

それではフィンランド語の場合はどうでしょう?

昨日のエントリーで紹介した Wiktionary の Finnish given names(フィンランド人の名前)を見る限り、英語よりも多くの名前が使われているような印象がありました。

【昨日のエントリー】フィンランド語学習記 vol.387 − フィンランド人の男性の名前

昨日は男性の名前を取り上げたので、今日は女性の名前を見ていきましょう。

  • Aili
  • Aino
  • Aleksandra
  • Anita
  • Anja
  • Anna
  • Anne
  • Anneli
  • Anni
  • Annikki
  • Anu
  • Arja
  • Aune
  • Eeva
  • Eija
  • Eila
  • Elina
  • Elisabet
  • Elsa
  • Emilia
  • Ester
  • Esteri
  • Eveliina
  • Hanna
  • Hannele
  • Heidi
  • Helena
  • Helmi
  • Helvi
  • Hilja
  • Hilkka
  • Hilma
  • Iida
  • Ilona
  • Inkeri
  • Irene
  • Irja
  • Irmeri
  • Jaana
  • Johanna
  • Kaarina
  • Kaisa
  • Karoliina
  • Katariina
  • Katri
  • Katriina
  • Kerttu
  • Kirsi
  • Kirsti
  • Kristiina
  • Kyllikki
  • Laura
  • Leena
  • Liisa
  • Maarit
  • Maija
  • Mari
  • Maria
  • Marika
  • Marita
  • Marja
  • Marjatta
  • Marketta
  • Martta
  • Matilda
  • Merja
  • Minna
  • Mirja
  • Mirjam
  • Mirjami
  • Orvokki
  • Paula
  • Pauliina
  • Pirjo
  • Pirkko
  • Päivi
  • Raija
  • Raili
  • Riitta
  • Ritva
  • Sanna
  • Sari
  • Satu
  • Seija
  • Sinikka
  • Sirkka
  • Sirpa
  • Sisko
  • Sofia
  • Susanna
  • Tarja
  • Tellervo
  • Terttu
  • Tiina
  • Tuula
  • Tuulikki
  • Tyyne
  • Ulla
  • Vilhelmiina

このリストを見て最初に思ったのは、男性に比べて馴染みのある名前が少ないということ。

おそらく私が名前を聞いたことのあるフィンランド人(作曲家、F1レーサー、映画関係者など)に男性が多いというのがその理由かもしれません。

またアルファベット別に見ると、M で始まる名前が16個と一番多くなっています。
(男性は J の15個が一番でした。)

そして男性は[-i][-o]で終わる名前が多いのに対して、女性は[-a]で終わる名前が圧倒的に多い印象。

日本語の[-ko]と同じように、フィンランド語の[-a]には女性的なイメージがあるのでしょうか?

フィンランド語学習記 vol.387 − フィンランド人の男性の名前

フィンランド語の素晴らしい点の一つは、文字と発音が一致しているということ。

いわゆるローマ字読みをすれば、基本的にはどんな単語でも読めてしまいます。

ということはつまり、人の名前も読み間違えることがないということ。

漢字を用いる日本語の場合は、相手の名前が紙に書かれていても、その人を呼ぶときには「本当にこの読みで良いのだろうか?」とドキドキしてしまうこともありますよね。

それでは、そんなフィンランド人の名前にはいったいどのようなバリエーションがあるのでしょう?

Wiktionary を読んでいたら、Finnish given names(フィンランド人の名前)というリストを見つけたので、一部を紹介してみたいと思います。

引用元の解説によると、このリストは、

1)調査が始まった1965年時点で存命だった人

2)1965年以降に生まれた全ての人

以上のカテゴリーを対象にしているとのこと。

おそらく、かなり網羅性の高いリストなのではないでしょうか。

なお元のリストでは通算1,000回以上使われた名前が取り上げられていますが、ここでは(もとのリストで太字になっている)通算20,000回以上使われた名前のみ取り上げています。

*リストが長いので今回は男性のみ。女性は明日のエントリーにて。

  • Aarne
  • Aleksi
  • Antero
  • Antti
  • Ari
  • Armas
  • Arto
  • Arvo
  • Aulis
  • Eemeli
  • Eero
  • Einari
  • Eino
  • Emil
  • Ensio
  • Erkki
  • Esa
  • Esko
  • Hannu
  • Harri
  • Heikki
  • Henrik
  • Ilmari
  • Jaakko
  • Jalmari
  • Jani
  • Janne
  • Jari
  • Jarmo
  • Johannes
  • Jorma
  • Jouko
  • Jouni
  • Juha
  • Juhani
  • Juho
  • Jukka
  • Jussi
  • Kaarlo
  • Kalervo
  • Kalevi
  • Kalle
  • Kari
  • Kauko
  • Kristian
  • Lauri
  • Markku
  • Marko
  • Markus
  • Martti
  • Matias
  • Matti
  • Mika
  • Mikael
  • Mikko
  • Olavi
  • Olli
  • Onni
  • Oskari
  • Paavo
  • Pasi
  • Pauli
  • Pekka
  • Pentti
  • Pertti
  • Petri
  • Petteri
  • Raimo
  • Reijo
  • Reino
  • Risto
  • Sakari
  • Sami
  • Samuli
  • Seppo
  • Tapani
  • Tapio
  • Tauno
  • Teemu
  • Timo
  • Toivo
  • Tuomas
  • Uolevi
  • Valtteri
  • Veikko
  • Veli
  • Vesa
  • Vilho
  • Viljo
  • Ville
  • Väinö
  • Yrjö

この中には、有名人の名前として聞いたことがあるものもあれば、今回初めて聞いたものもありました。

またアルファベット別に見ると、J で始まる名前が15個と一番多くなっています。

言われてみれば、J の名前はいかにもフィンランドっぽいなとも感じるのですが、実際はどうなのでしょう?

なお自分で命名するとしたら、何となく S で始まる名前が良いなと思います。(Sami とか Seppo とか)

みなさんはいかがでしょうか?

フィンランド語学習記 vol.386 − 傘と雨

photo credit: Rainy day via photopin (license)

photo credit: Rainy day via photopin (license)

数日前のエントリーで、英語圏の人は雨の日でもあまり傘をささない(?)という話題に触れました。

フィンランドの人はどうなのだろう?と思っていたら、ちょうどそのようなスキットが『ニューエクスプレス フィンランド語』に出ていました。

Kaoru: Voi! Ulkona sataa vettä. Onneksi minulla on sateenvaljo mukana. Onko sinulla?
Mikko: Ei ole. Minulla ei ole sateenvarjoa. Minä en muutenkaan käytä sitä.

ミッコ氏が「Minä en muutenkaan käytä sitä.(いずれにしても僕は傘を使わないんだ。)」と言い切っているということは、きっとそういう人も多いのでしょう。

なおフィンランド語で「傘」は sateenvarjo(サテーンヴァルヨ)。今回はその他の雨まわりの単語も集めてみました。

フィン
sade n. rain
sadeilma rainy weather 雨天
sadekausi rainy season 雨期
sadekuuro
kuuro
shower にわか雨
sataa v. rain 降る
sateenkaari rainbow
sateenvarjo umbrella
sateinen rainy 雨降りの

 

「虹」を意味する sateenkaari の kaari は「アーチ」の意味。

先日ウチの近所でも、雨上がりにきれいな sateenkaari が出ていました。

これからの季節、またすぐに出会うこともあるでしょうか。

 

CD付 ニューエクスプレス フィンランド語
山川 亜古
白水社
売り上げランキング: 267,703

『翻訳できない世界のことば』

今、世界には数千の言語があり、私たちはお互いを理解するために翻訳という手段に頼っています。

その技術はもちろん素晴らしいものだと思いますが、翻訳という過程でこぼれ落ちてしまうものがあることもまた事実。

そのこぼれ落ちてしまったものの中には、いったいどのような世界が広がっているのでしょう?

今回紹介する『翻訳できない世界のことば』という絵本では、世界中の言語から、他の言語に移し替えるのが難しい、独特の手触り・ニュアンスを持った単語を集めて紹介しています。

翻訳できない世界のことば

本書では北欧の言語も多く取り上げられています。

PORONKUSEMA

トナカイが休憩なしで、疲れず移動できる距離

フィンランド語

解説によると poronkusema の距離は約7.5kmなのだそう。

この頃、ジョギングで4〜5kmくらい走っているので、もう少し頑張って poronkusema を目指してみようかと思いました。

また個人的に一番いいなあと思ったのは次の単語。

IKTSUARPOK

だれか来ているのではないかと期待して、何度も何度も外に出て見てみること。

イヌイット語

じわじわと心に染み入る素敵な表現。子供の頃にそんなことがあった訳でもないのですが、郷愁のようなものを感じます。

現代日本ならスマホでメールチェックといったところでしょうか?

この他、PISAN ZAPRA(バナナを食べるときの所要時間 マレー語)とか、COTISUELTO(シャツの裾を絶対ズボンの中に入れようとしない男の人 カリブ・スペイン語)のようにちょっと笑ってしまうような単語も収録されています。

ことばが好きな人なら、きっとお気に入りの一語を見つけられることでしょう。

また本書には日本語からも「KOMOREBI」「BOKETTO」「WABI-SABI」「TSUNDOKU」の4語が取り上げられています。

どのように定義されているのかは、、、ぜひ手に取って確認してみてください。

 

翻訳できない世界のことば
エラ・フランシス・サンダース
創元社
売り上げランキング: 41

短剣符(dagger)の使い方

16060701

英語の文章を読んでいると、時々 † というマークが使われているのを見ることがあります。

この一見、十字架のようにも見えるマークは短剣符(dagger)と呼ばれる記号の一つ。

この記号は英文の中でいったいどのように使われているのでしょう?

ここでは主な二つの用法を見てみたいと思います。

 

脚注(footnote)

一つ目の用法は、脚注の存在を示すというもの。

例えば、論文を読んでいて引用部分に † が付いていたら、そのページの下に引用先が出ています。

一つ目の引用には *(asterisk)、二つ目の引用には †(dagger)、三つ目の引用には ‡(double dagger)を用いるというルールが一般的なようです。

 

死(death)

二つ目の用法は、死を示すというもの。

例えば、次のように用います。

しろくま太郎 † (←故人であることを示す)
しろくま太郎 † 2016 (←没年を示す)

この用法では † を十字架に見立てている訳ですね。

また英語辞書の中で、その単語がいわゆる廃語(obsolete word)であることを示すのに使われることもあります。

あまり縁起はよくなさそうですが、マーク一つで強いイメージを与えることができるのは便利ですね。

cialis viagra online accutane