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フィンランド語学習記 vol.474 − フィンランド人はどこにいる?

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フィンランド人が最も多く住んでいる国はフィンランド。

それは当然として、それではフィンランドの国外でフィンランド人が多く住んでいる国・都市はどこなのでしょう?

そんな話題がフィンランド語学習者のためのやさしいフィンランド語によるニュースサイト「Yle Uutiset selkosuomeksi」に出ていたので紹介してみたいと思います。

Monissa ulkomaan kaupungeissa on tuhansia suomalaisia

Ulkomailla on paljon kaupunkeja, joissa asuu tuhansia suomalaisia.

Eniten suomalaisia asuu Ruotsissa. Tukholmassa asuu 46 000 suomalaista ja Göteborgissa 18 000 suomalaista.

1900-luvulla monet suomalaiset muuttivat ulkomaille, koska heidän piti saada työtä.

Nykyään moni suomalainen muuttaa ulkomaille myös auringon ja lämmön takia. Esimerkiksi Espanjan aurinkorannikolla asuu yli 20 000 suomalaista.

多くの外国の都市に数千のフィンランド人

外国には数千のフィンランド人が住んでいる多くの都市がある。

最も多くのフィンランド人が住んでいるのはスウェーデンである。ストックホルムには46,000人、ヨーテボリには18,000人のフィンランド人が住んでいる。

1900年代には多くのフィンランド人が外国へ移住した。なぜなら彼らは職を得なければならなかったからだ。

この頃は多くのフィンランド人が太陽と温暖を求めて外国へ移住する。例えば、スペインのコスタ・デル・ソル(太陽海岸)には20,000人以上のフィンランド人が住んでいる。

フィン
ulkomailla abroad 外国に
eniten most 最も多い
muuttaa move 移動する
nykyään nowadays この頃は
aurinko sun 太陽
lämpö warmth 暖かさ
rannikko coast 沿岸
takia because of 〜の理由で

 

スペインとフィンランド人というのはちょっと意外な組み合わせ。やはり暖かい場所に行きたいという気持ちが強いのでしょう。

あるいはもしかしたら渡り鳥のように夏はフィンランド、冬はスペインという二重生活を送っている人もいるのかもしれません。そんなライフスタイルにも憧れてしまいます。

 
Yle Uutiset selkosuomeksi | Yle Uutiset | yle.fi

フィンランド語学習記 vol.473 − keritä

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今回はフィンランド語の keritä(間に合う)という動詞について。

一見どこにでもある普通の動詞に見えますが、語形変化において二つの注意点があります。

 

ポイント1)[-itA]で終わるのに[AtA, OtA, utA]タイプの語形変化をする

通常[AtA, OtA, utA]で終わる動詞はタイプ4、[-itA]で終わる動詞はタイプ5に分類されます。

タイプ1 2つの母音で終わる動詞
タイプ2 [dA]で終わる動詞
タイプ3 [lA, nA, rA, stA]で終わる動詞
タイプ4 [AtA, OtA, utA]で終わる動詞
タイプ5 [itA]で終わる動詞
タイプ6 [etA]で終わる動詞

 

ただ keritä の場合は[-itA]で終わるのに、特例としてタイプ4に分類されるとのこと。

ここでは改めてタイプ4、タイプ5の動詞の基本的な活用を確認しておきましょう。

 

タイプ4=[AtA, OtA, utA]で終わる動詞

haluta(望む)
[語幹]halua

単数 複数
一人称 haluan haluamme
二人称 haluat haluatte
三人称 haluaa haluavat

タイプ4の動詞は語末の[t]を外すことで語幹が得られます。

 

タイプ5=[itA]で終わる動詞

tarvita(必要とする)
[語幹]tarvitse

単数 複数
一人称 tarvitsen tarvitsemme
二人称 tarvitset tarvitsette
三人称 tarvitsee tarvitsevat

タイプ5の動詞は語末の[A]を[se]に変えることで語幹が得られます。

 

今回の keritä はさきほどの haluta と同じタイプ4に分類されるそうなので、

keritä
→ タイプ4の変化なら語幹は → keriä
→ タイプ5の変化なら語幹は → keritse

語幹は keriä になるのだろう、と思いきや、、、

 

ポイント2)語幹を求める際に、無から[k]が現れる

まずは keritä の基本的な活用を見てみましょう。

keritä(間に合う)
[語幹] kerkiä

単数 複数
一人称 kerkiän kerkiämme
二人称 kerkiät kerkiätte
三人称 kerkiää kerkiävat

この語形変化はタイプ4と同じ。ただし語幹の中に[k]が一つ増えているのに注意が必要。

タイプ4の動詞には kpt 交替において弱形から強形への変化が起こるというルールがありました。

keritä の場合は、下表二番目の[k←×]に該当します。

強形 ←→ 弱形
kk ←→ k
k ←→ ×
uku ←→ uvu
yky ←→ yvy
nk ←→ ng
lke ←→ lje
rke ←→ rje
hke ←→ hje
pp ←→ p
p ←→ v
mp ←→ mm
tt ←→ t
t ←→ d
nt ←→ nn
lt ←→ ll
rt ←→ rr

 

まとめ

動詞 keritä の注意点をまとめておきます。

ポイント1)[-itA]で終わるのに[AtA, OtA, utA]タイプの語形変化をする
ポイント2)語幹を求める際に、無から[k]が現れる

なおフィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi 2』では次のような文の中に keritä が出てきました。

Mutta kerkiänköhän minä ennen neljää?
(でも4時前に間に合うかな?)

うっかり「kerkiänköhän って何?」なんて思ってしまったら、ここから辞書形の keritä に辿り着くのはかなり大変。

kerkiän という形もそのまま頭に入れておくのがベストでしょう。

「ブックカーニバル in カマクラ 2017」に参加します。

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去年に続いて「ブックカーニバル in カマクラ 2017」に古本市の出店者として参加することになりました。

このブックカーニバルは鎌倉の由比ガ浜で毎年行われている本のイベント。

古本市ではたくさんの出店者が、ぞれぞれのスペースで個人商店を開いて手持ちの本やリトルプレスなどを販売します。

日時は6月10日(土)10:00〜16:00、

当日は第2会場の「Garden & Space くるくる」に「しろくまブックス」の屋号でお店を出す予定です。

また当日は第1会場の由比ガ浜公会堂、第3会場のカルチャースペース鎌倉、第4会場の鎌倉市中央図書館でも様々なイベントが予定されていますので、詳細はブックカーニバルのホームページにてご確認ください。

鎌倉での本のイベント「ブックカーニバル in カマクラ」のホームページ

去年のブックカーニバルでは来場者の方と好きな作家の話をしたり、他の出店者の方と本の情報交換をしたり、楽しい時間を過ごすことができました。

また「このブログを見てます」なんて声をかけてくれた人がいたのも嬉しいことでした。

今年も本に囲まれた素敵な空間で、みなさまと素敵な時間を過ごすことができたらと思います。

あじさいも咲き始める季節、鎌倉観光も兼ねて、ぜひ「ブックカーニバル in カマクラ 2017」へ足をお運びください!

フィンランド語学習記 vol.472 − tuskin

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きのうに続いて、フィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi 2』のスキットより。

Tuskin minun kannattaa mennä taksilla.

動詞 kannattaa の使い方については以前のエントリーに書いたことがあります。

Sinun kannattaa ostaa sanakirja.
(あなたは辞書を買ったほうがよい。)

フィンランド語学習記 vol.291 − kannattaa を使った文

「属格+kannattaa」は「〜した方がよい」の意味。

ということは冒頭の文は「私はタクシーで行った方がよい」という意味になるのか、、、と思いきや、文の最初にある tuskin という単語がくせ者でした。

先生曰く tuskin があるときには、その後の文がまるごと否定の意味になるとのこと。

kannattaa の否定形は「〜する必要はない」という意味なので、冒頭の文は次のような意味に。

Tuskin minun kannattaa mennä taksilla.
(私はタクシーで行く必要はない。)

それにしても、この tuskin という単語の正体は何だろう?と考えていたのですが、Wiktionary の英訳を見たら腑に落ちました。

tuskin

  1. hardly
  2. barely

「Wiktionary」

なるほど。言われてみれば hardly も否定辞なしに否定の意味を表すことができる単語です。

それにしても、この手の単語はうっかり見落とすと文が真逆の意味になってしまうので気を付けなければなりません。

フィンランド語学習記 vol.471 − おろすのか、あげるのか

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フィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi 2』のスキットより。

「これから自分が口座を作った銀行の支店へ行く」と言う会社の同僚にこんなひとこと。

Voithan sinä nostaa rahaa pankkikortilla mistä konttorista tai automaatista tahansa.
(どの支店でも、どのATMでも、キャッシュカードでお金をおろすことはできるでしょ。)
フィン
nostaa (上に)あげる
(お金を)おろす
pankkikortti 銀行カード
konttori 事務所、支店
automaatti
(pankkiautomaatti)
ATM
tahansa 〜でも

 

さきほどのスキットで「(お金を)おろす」の意味で使われている nostaa という動詞はもともと「(上に)あげる」の意味。

ではなぜそれがおろすの意味で使われているのかと言うと、ATMでお金をおろすときには出てきたお金を持ち上げているからなのだそう。

たしかに!

言われてみれば、ATMでお金を取り出すときにはお金を持ち上げています。

そう聞いてしまうと、何だか日本語の方がおかしいように思えてくるから不思議なもの。

どうして日本語ではお金を「おろす」のでしょう??

フィンランド語学習記 vol.470 − 副詞の比較変化(3)

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昨日のエントリーに続いて、副詞の比較表現について。

フィンランド語学習記 vol.468 − 副詞の比較変化(1)

フィンランド語学習記 vol.469 − 副詞の比較変化(2)

今回はちょっと変わった比較級・最上級の形を見ていきたいと思います。

「変わった」というのは、英語の good – better – best に当たるような不規則変化のこと。

副詞に入る前に、まずは形容詞の不規則変化をもう一度おさらいしておきましょう。

 

形容詞の比較級・最上級の作り方(不規則変化)

形容詞の不規則変化には次のようなものがありました。

原級 比較級 最上級
hyvä(良い) parempi paras
parhain
lyhyt(短い) lyhyempi
lyhempi
luhyin
lyhin
pitkä(長い) pitempi pisin
uusi(新しい) uudempi uusin

 

一番特殊な例は hyvä – parempi – paras(parhain)の変化。これはそのまま覚えるしかなさそうです。

それ以外の単語は基本ルールから少し外れているだけなのですが、案外そういう単語の方が間違えやすいのかもしれません。

では続いて副詞の不規則変化を見ていきましょう。

 

副詞の比較級・最上級の作り方(不規則変化)

フィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi 2』には副詞の不規則変化の例として下記の単語が挙げられていました。

原級 比較級 最上級
hyvin(良く、うまく) paremmin parhaiten
parhaimmin
kauan(長い間) kauemmin kauimmin
aikaisin(早く) aikaisemmin aikaisimmin
myöhään(遅く) myöhemmin myöhimmin
harvoin(まれに) harvemmin harvimmin
usein(しばしば) useammin useimmin
paljon(多く) enemmän eniten
vähän(少なく) vähemmän vähiten

 

これらの単語はそもそも原級が[-sti]の形ではないので、形容詞の比較級・最上級をもとに副詞の比較級・最上級を作ることはできません。

ただし hyvin と hyvä は次のような関係になっています。

原級 比較級 最上級① 最上級②
形容詞 hyvä parempi paras parhain
副詞 hyvin paremmin parhaiten parhaimmin

 

副詞の比較級・最上級を作るときのルールは、

  • 副詞の比較級は形容詞の比較級語尾[-mpi]を[-mmin]に変える
  • 副詞の最上級は形容詞の最上級語尾[-in]を[-immin]に変える

ということでしたから、さきほどの表の矢印の部分はルール通りということになります。

副詞の場合は例外的な変化を伴う単語の数が多いので、まずは使用頻度が高い単語から少しずつ覚えていくのがよさそうです。

なお形容詞の比較級・最上級にはさらにそこから格変化をするというステップがありましたが、副詞はそもそも格変化をしないため、副詞の比較級・最上級も格変化をすることはありません。

「ほっ」とした人も多いのではないでしょうか。私もその一人です。

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