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たまねぎは「炒まる」のか?

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この頃、久しぶりに料理熱が高まって、日々キッチンに立っています。

作ったことがないものを作りたい気持ちが強いので、レシピ本を見ながら悪戦苦闘することも。

また本とともに、よく参考にするのが Youtube などにアップされている料理動画。

特に全く初めての料理を作るときには、動画の方が工程や完成形をイメージしやすい気がします。

先日そんな料理動画を見ていたときに、ちょっと違和感を覚えた表現がこちら。

たまねぎを炒めます。たまねぎが炒まったら、、、

たまねぎが「炒まる」という自動詞は何だか不自然ではないでしょうか。

たまねぎは人が炒めるものではあるけれども、ひとりでに炒まるものではないからです。

ただ例えば「スープを温める/スープが温まる」と言う場合には「温まる」という自動詞を違和感なく使うことができます。

もちろん「温まる」の場合にもスープがひとりでに温まる訳ではありません。しかし「温まる」は国語辞書の見出し語になるくらい普通の表現です。

それならば、やはり「炒まる」も正しい使い方なのでしょうか?

でもどうしても「炒まる」はおかしいような、、、と、この違和感の正体がわからずにもやもやしているところです。

フィンランド語学習記 vol.478 − ふとアイスクリームが食べたくなる

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フィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi 2』にこんな表現が出てきました。

Minun tekee mieli jäätelöä.(ふとアイスクリームが食べたくなる。)

mieli は「考え」を意味する名詞。

構文としては以前に習った täytyy の文に似ています。

täytyy を使った文では、主語が属格[-n]の形になります。

Minun täytyy opiskella.(私は勉強しなければならない。)

フィンランド語学習記 vol.224 − täytyy を使った文

変わった形の文なので、まるごと覚えるのがベストでしょう。

なお『フィンランド語文法ハンドブック』には次のような例文が出ていました。

Minun tekee mieli lähteä ulos.(私は外へ出かけたい。)

ここでは mieli の後に lähteä(出発する)という動詞が置かれています。

冒頭の文も mieli の後に syödä(食べる)という動詞が省略されているのだと思います。

アイスクリームが食べたいのならストレートに Haluan syödä jäätelöä. と言ってもよいのですが、Minun tekee mieli jäätelöä. と言う方が自分の気持ちに近いときもあるでしょう。

実際、こんな例文を見ただけで、ふとアイスクリームが食べたくなったりしませんか。

 

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stan

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アメリカのラッパー、エミネム(Eminem)のヒット曲のタイトルに由来する stan という単語が「Oxford English Dictionary」に新しく掲載されたというニュースが英語圏のメディアに広く取り上げられています。

stan

NOUN

informal

An overzealous or obsessive fan of a particular celebrity.

‘he has millions of stans who are obsessed with him and call him a rap god’

Oxford Dictionaries

Stan は曲に登場するエミネムの熱狂的なファンの名前。やがて狂信的なストーカーとなり、最後には自殺をしてしまいます。

馴染みのある曲ではあったのですが、何年前の曲なのかな?と思い調べてみると、リリースは2000年とのこと。

映画『8 mile』が公開され、主題歌の「Lose Yourself」が大ヒットしたのが2002年なので、それよりも前の作品なんですね。

そんな曲のタイトルを2017年というこのタイミングで辞書に掲載した理由はいったい何なのでしょう?

この15年の間に、stan という単語がエミネムの曲から離れた文脈でも使われるようになったということなのか、あるいは他の理由があるのか。

いずれにせよ、言葉を業とするラップアーティストにとって、自分が造形したキャラクターの名前が一般名詞になるなどということは何よりの名誉なのかもしれません。

covfefe

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この世界では日々新しい言葉が生まれています。

先日もトランプ大統領の covfefe ツイートが話題になっていました。

Despite the constant negative press covfefe

− Donald J. Trump

ピリオドもなく、明らかに書きかけとわかるこのツイート。

アメリカ時間の深夜に投稿され、わずか6時間後には削除されたとのこと。

最後の covfefe という謎の単語について、CNN などの大手メディアまでが取り上げてニュースにしていました。

妥当な解釈は coverage の typo(打ち間違い)だろうというもの。

多くの人はそれをわかっていながら「謎の単語」ということにして盛り上がっているところもあります。

大統領自身が投稿を削除した後で、こんなツイートをしています。

もしかしたら covfefe というのは打ち間違いなどではなく、私たちの誰も真の意味に気付いていない謎の暗号なのかもしれません。

あっさり typo を認めてしまうのは野暮というもの。突然に産み落とされた一つの単語が私たちの想像力を刺激して、深淵へと誘ってくれるのです。

それにしても大統領のツイートとしては、わずか6時間インターネット上に存在しただけで、本日現在 Google 検索で一千万件以上のヒット数になるというこの拡散力には目を見張るものがあります。

covfefe が一過性のキーワードとして消えてしまうのか、それとも辞書の見出し語になるくらい定着するのか、それはわかりません。

ただ私たちが今日常的に使っている言葉の中には、このトランプ大統領のツイートと同じくらい「ひょんなことから」生まれた言葉だってあるでしょう。言葉というものは必ずしも合理的に生まれてくるものではないはずです。

単なる笑い話のようでありながら、さまざまなことを考えさせられた大統領のツイートでした。

フィンランド語学習記 vol.477 − 君の名は。

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去年大ヒットしたアニメーション映画『君の名は。』が、今年の4月にフィンランドでも公開されたようです。

なおタイトルはフィンランド語ではなく英語の「Your name.」を使用。

その予告編が Youtube にアップされていました。

予告編なので短い映像ですが、キャラクターのセリフがフィンランド語字幕になっているので「なるほど。こういう表現をするのか」と勉強になって面白いです。有名なセリフをいくつか拾ってみました。

Tee minusta seuraavassa elämässä komea tokiolaispoika!
(来世は東京のイケメン男子にしてください!)

Yksi asia on varma. Tiedämme kyllä, jos kohtaamme.
(たしかなことが一つだけある。私たちは会えば絶対、すぐにわかる。)

Halusin kertoa, että tulen tapaamaan sinua vaikka maailman ääriin.
(言おうと思ったんだ。お前が世界のどこにいても必ず会いに行くって。)

フィン
komea handsome ハンサムな
kohdata meet, encounter 出会う
ääri edge

 

「東京のイケメン男子」は komea tokiolaispoika となっています。

またおもしろいなと思ったのは原題の『君の名は。』に句点が付いているのに対応して、英語タイトルにも Your name. とピリオドが付いていること。細かいところにこだわっています。

このフィンランド語字幕付きで全編を見ることができたら、かなりフィンランド語の勉強になりそう。そのうちフィンランド語版のブルーレイを入手できたらと思います。

フィンランド語学習記 vol.476 − フィンランドの熊事情

photo credit: FotoFloridian Lucy Brook barns via photopin (license)

photo credit: FotoFloridian Lucy Brook barns via photopin (license)

フィンランド語で「熊」は karhu(カルフ)。

少し前に、同名のフィンランドビールが日本でも買えるようになったというニュースがありました。

数年前にフィンランドを旅行したときに飲みましたが、味は普通のラガービール。

ただもしどこかのお店であの熊のイラストと再会することがあれば、もう一度飲んでみたいような気もします。

さて今日のトピックはビールではなく熊の karhu について。

フィンランド語学習者のためのやさしいフィンランド語によるニュースサイト「Yle Uutiset selkosuomeksi」を読んでいたら、フィンランドの熊事情(?)に関するこんな記事が出ていました。

Karhut liikkuvat nyt paljon

Karhut liikkuvat nyt paljon, koska ne etsivät ruokaa ja asuinpaikkaa. Lisäksi karhuilla on nyt myös kiima eli ne haluavat tehdä pentuja. Karhuja voi näkyä nyt ihmisten asuinalueiden lähellä.

Niitä on paljon varsinkin Itä-Suomessa. Arvioidaan, että karhuja on Suomessa nyt noin 2000.

熊は今、たくさん移動している

熊は食べ物や住む場所を探して、今たくさん移動している。加えて、熊は今発情期でもあり、つまり子どもを作りたいと思っている。熊は今、人の居住地の近くで見ることもある。

熊は特に東部フィンランドに多い。フィンランドには今約2,000頭の熊がいると推測されている。

フィン
liikkua move 移動する
etsiä look for 探し求める
ruoka food 食事
asuinpaikka place of residence 住所、居所
lisäksi in addition 加えて
kiima heat 発情
pentu puppy 獣の子ども
näkyä show, appear 見える
asuinalue residential area 住区
varsin pretty, quite 特に
arvioida value, estimate 見積もる

 

ビールのラベルや写真で見る熊は愛嬌があってかわいいのですが、近所で鉢合わせするということになると、そんな悠長なことも言っていられません。

お互いのテリトリーで共存共栄していけたらよいのにと思います。

 
Yle Uutiset selkosuomeksi | Yle Uutiset | yle.fi

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