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フィンランド語学習記 vol.555 − フィンランド語の新語たち

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最近、フィンランド語に触れていてよく思うことの一つは、やはり語彙が足りないということ。

これはあらゆる言語学習者に共通の悩みではないでしょうか。

ただ言語の学習に明確なゴールはないですし、よほどの達人にならない限り「これで語彙は十分」と思えることはないでしょう。

いや、よほどの達人であっても「これで十分」と言えることはないのかもしれません。というのも、どの言語においても語彙というのは日々新しく生み出されているからです。

そんなフィンランド語の新しい語彙に関するニュースがフィンランド語学習者のためのやさしいフィンランド語によるニュースサイト「Yle Uutiset selkosuomeksi」にのっていました。

Sanakirjaan 600 uutta sanaa

Suomen kieli saa tänä vuonna virallisesti 600 uutta sanaa. Suomen kielestä huolehtii kielitoimisto, jolla on suomen kielen sanakirja. Tänä vuonna sanakirjaan lisätään 600 uutta sanaa.

Uusia suomen kielen sanakirjan sanoja ovat esimerkiksi drooni, tubettaa ja jonne. Drooni on pieni kauko-ohjattava lennokki. Tubettaminen tarkoittaa, että julkaisee jotakin YouTube-videopalvelussa internetissä. Jonne on nimitys, joka tarkoittaa nuorta tai lapsellisesti käyttäytyvää ihmistä.

フィンランド語に600の新語

フィンランド語は今年、公式に600の新語を手に入れる。フィンランド語は「言語事務所」が管轄しており、そこではフィンランド語の辞書も作っている。今年は600の新語が辞書に追加された。

新しいフィンランド語辞書の語彙には、例えば、drooni, tubettaa, jonne などがある。drooni は小さなラジコンの模型飛行機だ。tubettaa するというのは、インターネット上でユーチューブの動画サービスに何かを投稿することを意味する。jonne は若い、あるいは子供っぽくふるまう人を意味する言葉だ。

フィン
virallisesti officially 公式に
huolehtia care 面倒を見る
kielitoimisto language office 言語事務所
lisätä add 加える
kauko-ohjattava remote-controlled 遠隔操作の
lennokki miniature aircraft ラジコン模型飛行機
julkaista publish 発行する
palvelu service サービス
nimitys designation 名称
lapsellisesti childishly 子供っぽく
käyttäytyä behave ふるまう

 

今回の本文に出てきた新語は drooni, tubettaa, jonne の三つ。

drooni はおそらく英語の drone に由来する外来語でしょう。

フィン
drooni drone ドローン

 

YouTube から生まれた動詞 tubettaa は英語・日本語に直すのが難しい単語。

「ユーチューブに投稿する」ことを一語の動詞で表現できるとはすごい時代になったものです。

フィン
tubettaa upload videos on YouTube ユーチューブに投稿する

 

jonne は「少年」を意味するスラング。

さきほどの本文には「子供っぽくふるまう人」という説明もあります。

フィン
jonne boy (who behaves in a childish way) 少年、子供っぽくふるまう人

 

なお「Wiktionary」には次のような説明もありました。

jonne

(Internet slang) a stereotypical teenage boy

「Wiktionary」

正直、今はフィンランド語の新語よりも「旧語」を頭に入れなければならないのですが、たまにはこうして新しい単語を追いかけてみるのも楽しいものです。

 
Yle Uutiset selkosuomeksi | Yle Uutiset | yle.fi

時計の「長針・短針」は英語で何と言う?

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朝が弱いので、ウチには枕元に4台の目覚し時計を置いています。

そのうち1台はデジタルで、3台はアナログ。

目覚し時計は何となく「針」の付いているアナログタイプの方が安心感があります。

さて、そんなアナログ時計の「長針・短針」は英語で何と言うのでしょう?

日本語では「針」という漢字を使いますが、英語もそのまま needle になるのでしょうか?

調べてみたところ、一般的に時計の「長針・短針」は次のように表現するようです。

big hand

NOUN

informal

The long hand on a clock or watch that indicates the minutes.

Oxford Dictionaries

little hand

NOUN

informal

The short hand on a clock or watch that indicates the hours.

Oxford Dictionaries

「長針」は big hand、「短針」は little hand。

「針」を hand と表現するのも意外ですし、「長・短」を big, little と表現するのも意外でした。

*ただ「長・短」については long hand, short hand という表現もあるようです。

時計の針と人間の手の共通点は何だろう?と考えてみると、あの時計の針というのはまさに時刻を「指し示している」ということに思い当たります。

そう考えると、枕元のアナログ時計に人間らしさのようなものを感じますし、それがデジタル時計よりアナログ時計に安心感を感じる理由なのかなとも思います。

フィンランド語学習記 vol.554 − keskellä

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フィンランド語には多くの前置詞・後置詞がありますが、中には一つの単語が前置詞と後置詞の両方として使われることもあります。

「真ん中に」を意味する keskellä もその一つ。

フィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi 2』に出てくる例を見てみましょう。

kukkien keskellä(花の真ん中に)
oppilaiden keskellä(生徒の真ん中に)
keskellä huonetta(部屋の真ん中に)
keskellä katua(通りの真ん中に)
keskellä toria(市場の真ん中に)
keskellä päivää(真っ昼間に)

keskellä が後置詞として使われている時には「属格+keskellä」、前置詞として使われている時には「keskellä+分格」という形になっています。

この形を確認しながら、それぞれの表現を見てみましょう。

kukkien keskellä(花の真ん中に)
単数主格 kukka
複数属格 kukkien

 

oppilaiden keskellä(生徒の真ん中に)
単数主格 oppilas
複数属格 oppilaiden

 

keskellä huonetta(部屋の真ん中に)
単数主格 huone
単数分格 huonetta

 

keskellä katua(通りの真ん中に)
単数主格 katu
単数分格 katua

 

keskellä toria(市場の真ん中に) 
単数主格 tori
単数分格 toria

 

keskellä päivää(真っ昼間に)
単数主格 päivä
単数分格 päivää

 

なお今回扱っている keskellä は、以前のエントリーでさまざまな後置詞の一つとして紹介したことがあります。

フィンランド語学習記 vol.518 − 後置詞あれこれ(2)

また以前のエントリーで、keskellä と同じように前置詞・後置詞の両方として使える単語として lähellä(〜の近くに)という単語を紹介したことがあります。

フィンランド語学習記 vol.330 − 前置詞でもあり後置詞でもある

「属格+keslkellä」「keskellä+分格」という形自体はフィンランド語によく見られるものですが、一語で前置詞にも後置詞にもなるというのは珍しい単語なのでしっかり覚えておきたいと思います。

ブログを毎日更新するための3つのコツ

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先日ある人に「ブログを毎日更新するためのコツはありますか?」と聞かれたので、自分なりにいろいろ考えてみました。

特に目新しい内容ではないと思いますが、そのとき考えたことを忘れないうちに書き記しておこうと思います。

なおこのブログは2013年の元日から毎日更新しており、さきほど数えてみたら今日で連続更新1888日目。

ということで、少しくらいは「継続のコツ」について語る資格もあるでしょう。

 

1)背伸びしない。

文章を書いていると、時折自分を大きく見せたくなることもありますが、そこは我慢のしどころ。

そんな気持ちになったときには、画家・熊谷守一さんの次の言葉を思い出すようにしています。

二科の研究所の書生さんに「どうしたらいい絵がかけるか」と聞かれたときなど、私は「自分を生かす自然な絵をかけばいい」と答えていました。下品な人は下品な絵をかきなさい、ばかな人はばかな絵をかきなさい、下手な人は下手な絵をかきなさい、と、そういっていました。

熊谷守一『へたも絵のうち』P.143

わからないことをわかるように書こうとするのは大変ですが、わからないことをわからないと書くのはそれほど難しいことではありません。

取り繕うことなく、等身大の文章を書いていけばいいのかなと思います。

 

へたも絵のうち (平凡社ライブラリー)
熊谷 守一
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2)第一稿をものすごいスピードで書く。

各記事の第一稿はとにかく「速く」書くことを心がけています。

文法や漢字が間違っていても、表現が陳腐でも、日本語の体を成していなくても気にしません。

とにかくスピード重視。速いときには一本の記事が10分くらいで完成します。

ただしそこからの書き直し(推敲)はかなり丁寧に行っています。

経験則として、第一稿で文章としてのクオリティを意識すると、途中で行き詰まってしまいがち。

よって最初のアウトプットでは頭の中に浮かぶものをばーっと出してしまって、それを後から推敲した方がスムーズに原稿が作成できるような気がします。

例えるなら、料理の際にまず必要な材料を並べておくようなイメージでしょうか。

 

3)毎日書くから毎日書ける。

「毎日」というのは何かを続ける際の一つのキーポイントだと思います。

人が毎朝、顔を洗ったり、歯を磨いたりできるのは、単純に「それが毎日行うことだから」ということが大きいのではないでしょうか。

文章も同様で、毎日書くというルールにしておけば、いつのまにかそれが習慣になります。

もしこれを「気が向いたときに書く」ということにすると、一回一回文章を書き始める際に「書き始めよう」という意志の力が必要になってしまいます。

しかし人間は元来面倒臭がりな生き物なので、意志の力に頼っていてはすぐに疲れてしまいがち。

よって毎日更新というのは、ある意味、継続のための合理的な戦略なのだと思います。

ただここで大切なのはクオリティにこだわらないということ。

一か月に一本くらいそこそこ面白いものが書けたらいいかというくらいに構えておくのがよいでしょう。

 

まとめ

以上、僭越ながら「ブログを毎日更新するためのコツ」について書いてみました。

ブログを毎日更新すること自体が凄いとか、価値があるとは思いませんが、何かを「継続できる」ということは人生の他の局面にも応用できるちょっとしたスキルなのではないかとも思います。

peach color(ピーチ色)

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3月に入り、すっかり暖かくなってきました。今日3月3日は桃の節句ですね。

「桃」は英語で peach。この peach という英単語は、果物の「桃」以外に色名としても使われることがあります。

それって「桃色=ピンク」のことじゃないの?と思われるかもしれませんが、色名としての peach は pink とは異なる色。

辞書の説明を見てみましょう。

peach

noun

  1. [countable] a round fruit with soft red and yellow skin, yellow flesh and a large rough seed inside
  2. [singular] peach (of a…) (old-fashioned, informal) a particularly good or attractive person or thing
  3. [uncountable] a pinkish-orange colour

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

3の意味に pinkish-orange colour とあります。

pinkish-orange というのはどんな感じかイメージできるでしょうか?

??

頭に思い浮かべていただいたところで、

、、

ピーチ色というのはこんな感じの色。

18030302

つまり桃の皮の色ではなく、中の果肉の色ということなんですね。

ピンクでもオレンジでもなく、黄色でも肌色でもない、たしかに桃の色としか表現できないような、絶妙なバランスの色だと思います。

日本語ではあまり馴染みのないこのピーチ色。これから広まっていく可能性はあるでしょうか?

「舌鼓」は何と読む?

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「舌鼓を打つ」などと言うときの「舌鼓」はいったい何と読みますか?

??

国語辞書を見てみましょう。

したつづみ[舌鼓](名)

おいしいものを食べて、舌をちゅっと鳴らすこと。〔「したづつみ」とも〕

「ーを打つ」

「三省堂国語辞典 第七版」

私はこれまで「舌鼓」を「したづつみ」と読んでいたのですが、見出し語は「したつづみ」となっています。

説明の中に「したづつみ」も示されているとはいえ、「したつづみ」が標準というのは意外でした。

調べてみると、こんな風に語中の音が入れ替わってしまう現象を言語学では「音位転換(おんいてんかん)」と呼ぶそうです。

Wikipedia には、

  • あらたしい → あたらしい
  • あきばはら → あきはばら

のような例が出ていました。

ただこれらの例はもともと「あらたしい、あきばはら」という発音だったものが、現在私たちに馴染みのある「あたらしい、あきはばら」に音位転換したということであり、現在もとの「あらたしい、あきばはら」という発音を聞くことはありません。

その点「したつづみ/したづつみ」の両方が生きている「舌鼓」は珍しい例と言えるでしょう。

しかし他の例を見る限り「したつづみ → したづつみ」のような転換は「旧→新」の一方通行で、ひとたび変化してしまったらもう古い発音へ戻ることはないようにも見えます。

ということは辞書の見出し語が「したづつみ」になり、「したづつみ」は歴史の陰に消えてしまう、そんな日がいつかやってくるのでしょうか?

 
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