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キセル

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いわゆる無賃乗車のことを「キセル」と言うのはなぜでしょう?

そんな疑問から辞書を引いてみました。

キセル[(:煙管)](名)〔カンボジア khsier〕〔「きせる」とも書く〕

①きざみタバコをつめて吸う用具。ふつう、両はしが金属、とちゅうが竹でできている。

②〔両はしだけに金を使うことから〕〔俗〕乗車駅・下車駅近くだけの切符を持ち、中間をただ乗りする、不正乗車。キセル乗り。

「三省堂国語辞典 第七版」

なるほど。①と②の共通点は「両はしだけに金を使う」ということなんですね。

こんなつながりがあるとはびっくり。

そしてもう一つびっくりしたのが〔カンボジア khsier〕という部分。

カンボジア語?

カンボジア語はクメール語とも呼ばれる言語でこんな感じのニョロニョロ文字を使います。

ភាសាខ្មែរ

それにしてもこの「キセル」はいったいどのようなルートでカンボジアから日本へやってきたのか。少し調べてみたのですがよくわかりませんでした。

ただ①と②どちらの意味においても、キセルという文化は私たちの社会からゆっくりと消えつつあるように思います。

貴重なカンボジア語由来の外来語がなくなってしまうのは寂しいので、キセルにはもうひと頑張りしてもらって、辞書の中に踏みとどまってほしいと思います。

フィンランド語学習記 vol.583 − イチゴのシーズン

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フィンランド語で「イチゴ」は mansikka(マンスィッカ)。

日本のイチゴと言えば、冬の初めから5月頃までかなり長い間スーパーに並ぶイメージ。

さまざまな品種があるということもあるでしょうし、ハウス栽培が盛んということもあるでしょう。

一方、フィンランドではイチゴのシーズンはこれから。ただし例年より早くイチゴのシーズンがやってくるというニュースがフィンランド語学習者のためのやさしいフィンランド語によるニュースサイト「Yle Uutiset selkosuomeksi」に出ていました。

Mansikkasesonki tulee aikaisin

Tänä kesänä avomaan mansikat kypsyvät aikaisin.

Suomessa avomaan mansikkaa viljellään paljon Pohjois-Savossa. Siellä odotetaan satokauden alkavan juhannuksena.

Etelä-Suomessa mansikat kypsyvät jo kesäkuun puolivälissä. Mansikan huippusesonki on heti juhannuksen jälkeen.

イチゴのシーズンは早くやって来る

今年の夏、露地栽培のイチゴが早く熟す。

フィンランドの北サヴォ県では、たくさんのイチゴが露地栽培されている。そこでは夏至祭の頃に収穫の時期が始まると期待されている。

南フィンランドでは、イチゴは6月の中旬には熟す。イチゴのトップシーズンは夏至祭のすぐ後である。

フィン
sesonki season シーズン
avomaa field (屋外の)土地
kypsyä ripen 熟す
viljellä grow 栽培する
sato harvest 収穫
juhannus Midsummer Day 夏至祭
puoliväli middle
huippu top 山頂、てっぺん

 

フィンランドの夏至祭の頃にいただく旬のイチゴって何だかとてもおいしそうじゃないですか。

ちなみに今年2018年の夏至祭は6月23日。その頃にフィンランドを訪れる予定のある方はぜひ旬のイチゴを!

 
Yle Uutiset selkosuomeksi | Yle Uutiset | yle.fi

27番目のアルファベット

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えーと、英語のアルファベットというのは何文字あったでしょうか?

忘れてしまったときには、子供の頃に習った ABC の歌を思い出してみましょう。

a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y & z

数えてみると、アルファベットは27文字。

「いやアルファベットは26文字でしょう」とおっしゃる方はもう一度しっかり上記の歌詞を確認してみてください。

ここには確かに27種類の文字があります。。。。というのは、y と z の間にある & を数えているから。

この & には ampersand という名前がついています。

ampersand

the symbol &, used to mean ‘andʼ

She works for Bond & Green.

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

現代において、もちろんこの & はアルファベットの一員ではありません。

and 以外の意味で使われることはありませんし、他のアルファベットとは明らかに異なる位置付けにあります。

しかし過去にはこの & をアルファベットの一つとして数えていた時代もあったようなのです。

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これは19世紀に書かれたある教科書の一ページ。

ここではたしかに & がアルファベットの一員としてカウントされています。

もちろん & がアルファベットの一員であろうとなかろうと、実際の用法が変わる訳ではありません。

ただもし & がアルファベットの一員だったら、ペンマンシップで書く練習をしていたはずなので、& という文字をもう少し綺麗に書くことができたのかもしれないなんて思ったりもします。

& ってバランスよく書くのが難しくないですか?

アルファベットに歴史あり

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様々な分野のインフォグラフィックを扱う「UsefulCharts.com」というサイトでアルファベットの起源に関するスライドが公開されていました。

By Matt Baker / UsefulCharts.com /  CC BY-NC-SA 3.0

By Matt Baker / UsefulCharts.com / CC BY-NC-SA 3.0

これはすごい!

表を眺めていて面白いと思ったのは、

  • F が UVWY と同根の文字であること。
  • もともと I っぽい文字が Z になり、Z っぽい文字が I になっていること。(なぜでしょう?)
  • X だけがギリシア文字に由来する新しい文字であること。

アルファベットの起源に関しては諸説あるようなので、学問的にはこの表にも突っ込みどころはあるのだと思います。

ただそれはそれとしてこの文字の変化表を眺めていると、わくわくするような、感慨深いような気持ちになります。

好きな人がいたら、その人の歴史(その人がどんな人生を過ごして来たのか)を含めて、その人のことを知りたいという気持ちに近いものがあるのではないでしょうか。

こんな素晴らしいスライドを作成してくれた作者の Matt Baker さんに感謝です。

Evolution of the English Alphabet – UsefulCharts

How do you spell ロイヤル?

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ここ数日、話題になっているイギリス王室のロイヤルウェディング。

このロイヤルというのは、日本人が綴りを間違えやすい英単語の一つではないでしょうか。

loyal

ADJECTIVE

Giving or showing firm and constant support or allegiance to a person or institution.

Oxford Dictionaries

royal

ADJECTIVE

Having the status of a king or queen or a member of their family.

Oxford Dictionaries

  • loyal = 忠誠な
  • royal = 国王の、王室の

という訳でロイヤルウェディングの「ロイヤル」は royal の方。

loyal と royal は日本人が苦手とする[l, r]の違いによって意味が変わってしまうやっかいなペアです。

同種のペアに light(光)と right(正しい)、lip(唇)と rip(裂く)などもありますね。

なおロイヤルと聞いて次の表現を思い出す人もいるかもしれません。

battle royal

PHRASE

A fiercely contested fight or dispute.

Oxford Dictionaries

battle royal は「大乱闘」の意味。

なぜ royal という単語を使うのだろう?と思って少し調べてみたのですが、はっきりとした語源はわかりませんでした。

こちらはあまりおめでたい表現ではないので、これ以上の追求はまたの機会に。

フィンランド語学習記 vol.582 − Avoin salaisuus

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先日、ぼーっと Radio Suomipop を聞いていたときに流れてきた Samuli Edelmann の「Avoin salaisuus」という曲が妙に耳に残って、その後しばらく脳内反復されていました。

タイトルの「Avoin salaisuus」というのはどんな意味でしょう?

フィン
avoin open 開いている
salaisuus secret 秘密

 

avoin salaisuus は open secret(公然の秘密)の意味。

・公然の秘密 句

広く知れわたっているのに、表むき秘密だとされていることがら。

「三省堂国語辞典 第七版」

続いて、さきほどの動画で歌われている部分の訳詞に挑戦してみます。
(歌詞を訳すのは難しい。。。)

Se on piilotettu tänne, se on tässä välillämme
Se on ikivanha samaan aikaan uus
Se on koko ajan näkyvillä, sen näkee vain sydämmellä
Se on avoin salaisuus
Se on avoin salaisuus

それはここに隠れている。それはここに私たちの間にある。
それはとても古く、同時に新しい。
それはいつでも見える。それは心の中にだけ見える。
それは公然の秘密。
それは公然の秘密。
フィン
piilottaa hide 隠す
välillä between 間に
ikivanha very old とても古い
samaan aikaan at the same time 同じ時間に
näkyvä visible 見える
sydän heart
koko ajan all the time いつでも

 

訳してみたものの、何についての歌なのかは結局よくわからず。

ただ意味がわからなくても楽しめるのが音楽。もうしばらく脳内再生は続きそうです。

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