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左利きの人がいる理由 − from TED-Ed

人はなぜ左利きになるのか?

左利きの人なら、一度は考えたことがある疑問かもしれません。

TED-Ed の動画「左利きの人がいる理由」でその理由が解説されていました。

動画によると、左利きになる確率は両親の利き腕によって次のように異なるとのこと。

父親が右利きで、母親が右利き 10%
父親が左利きで、母親が右利き 17%
父親が右利きで、母親が左利き 22%
父親が左利きで、母親が左利き 25%

 

利き腕が遺伝子に左右されるのが真実だとしても、両親ともに左利きの子供でも25%しか左利きにならないというのはおもしろいデータだと思います。

もちろん利き腕というのは遺伝的要因だけで決まるものではありません。

動画では、人類全体における左利きと右利きのバランスを決める要因を競争圧力(competitive pressure)と協調圧力(cooperative pressure)という言葉を使って説明しています。

野球の主力打者の50%が左利きである一方、ゴルフのトッププレーヤーに左利きが4%しかいないのはなぜなのか?

その理由はぜひ動画を見て確認してもらえたらと思います。

雲のあれこれ

気が付けば7月。関東では梅雨も明けて、夏空がまぶしい季節になりました。

夏の空と言えば、もくもくの雲。

その雲について調べていたら、雲の種類というのは全部で10種類しかないということを知りびっくり。みなさんは知っていましたか?

  • 巻雲(けんうん)
  • 巻積雲(けんせきうん)
  • 巻層雲(けんそううん)
  • 高積雲(こうせきうん)
  • 高層雲(こうそううん)
  • 乱層雲(らんそううん)
  • 層積雲(そうせきうん)
  • 層雲(そううん)
  • 積雲(せきうん)
  • 積乱雲(せきらんうん)

何となく形をイメージできるものもあれば、イメージできないものもあります。

国語辞書ではそれぞれの特徴をどのように描写しているのだろう?と思い、手元の辞書を調べてみました。

けんうん[▽巻雲](名)

〘天〙白くて〈繊維/はね〉に似たくも。くものうちで、空のいちばん高いところにある。すじぐも。まきぐも。

「三省堂国語辞典 第七版」

けんせきうん[▽巻積雲](名)

〘天〙秋の高い空にあらわれる、うろこのような模様の雲。さば雲。いわし雲。うろこ雲。

「三省堂国語辞典 第七版」

けんそううん[▽巻層雲](名)

〘天〙高いところで空一面にうすく広がる白い雲。うすぐも。

「三省堂国語辞典 第七版」

こうせきうん[高積雲](名)

〘天〙高さ二~七キロメートルの上空に現れる、丸く大きな雲のかたまり。むら雲。ひつじぐも。

「三省堂国語辞典 第七版」

こうそううん[高層雲](名)

〘天〙高さ二~七キロメートルの上空に広がる、灰色で青みがかったベール状の雲。おぼろぐも。

「三省堂国語辞典 第七版」

らんそううん[乱層雲](名)

〘天〙低い空に広がる、暗い雲。雨や雪を降らせる。あまぐも。

「三省堂国語辞典 第七版」

そうせきうん[層積雲](名)

〘天〙二千メートル以下の空にあらわれる、灰色でむらのある雲。くもり雲。

「三省堂国語辞典 第七版」

そううん[層雲](名)

〘天〙層となって低い空にあらわれる、霧に似た雲。きりぐも。

「三省堂国語辞典 第七版」

せきうん[積雲](名)

〘天〙はれた夏の午後、空の低い所にうかぶ、大きなかたまりとなった雲。わたぐも。

「三省堂国語辞典 第七版」

せきらんうん[積乱雲](名)

〘天〙夏に多い、山のように高くもりあがる大きな雲。雨や雷をともなうことが多い。入道雲。雷雲。

「三省堂国語辞典 第七版」

驚いたのは、すべての雲が辞書の見出し語になっていたこと。

そしてどれも三国らしい、シンプルでわかりやすい説明になっています。

また面白いのと思ったのは、それぞれの雲の別名。

けんうん[巻雲] すじぐも、まきぐも
けんせきうん[巻積雲] さば雲、いわし雲、うろこ雲
けんそううん[巻層雲] うすぐも
こうせきうん[高積雲] むら雲、ひつじぐも
こうそううん[高層雲] おぼろぐも
らんそううん[乱層雲] あまぐも
そうせきうん[層積雲] くもり雲
そううん[層雲] きりぐも
せきうん[積雲] わたぐも
せきらんうん[積乱雲] 入道雲、雷雲

 

それぞれの雲の特徴を一言で捉えた親しみのある名前が並んでいます。

高積雲を初めて「ひつじぐも」と呼んだ人は名付けのセンスがある、そんなことも考えてしまいました。

名前のないものに名前を付けるというのは、道のないところに道を作るようなもの。

先人の努力とひらめきによって、私たちの言葉は成り立っている訳ですね。

 
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young と youthful の違いとは?

英語で「若い」は young。

その young の名詞形に youth という単語があります。

そしてその youth の形容詞形に youthful という単語もあります。

young
youthful

youth

 

だとすると young と youthful の違いは何なのでしょう?

辞書で意味を確認してみました。

young

  1. having lived or existed for only a short time; not fully developed
  2. not yet old; not as old as others

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

youthful

  1. typical of young people
  2. young or seeming younger than you are
Sheʼs a very youthful 65.

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

単に「若い」を意味する young に対して youthful には「若々しい」という意味があります。

わかい[若い](形)

①成長している最中で、先が長い。年齢が低い。

「三省堂国語辞典 第七版」

わかわかしい[若々しい](形)

〔元気があって〕たいそう若く見えるようすだ。

「三省堂国語辞典 第七版」

「若々しい」というのはつまり「若く見える」ということ。

私たちの人生において、young というのはただ一度きりの状態。

しばらく young と呼ばれていなかった人が、もう一度 young に戻ろうとしてもおそらくは難しいでしょう。

一方、人は何歳からでも youthful になることができます。

単なる若作りということではなく、考え方やそこから滲み出る雰囲気が youthful な人というのは私たちのまわりにも多くいるのではないでしょうか。願わくはそんな人でありたいと思います。

拍手をおくる

このブログを始めてから、国語辞書を引く機会が増えました。

それは必ずしもこのブログが言語をテーマにしているからということではなく、単に文章を書くときに似たような漢字の使い分けで迷うことが多いため。

例えば昨日の記事で使った「拍手をおくる」という表現。

「拍手を送る」と「拍手を贈る」のどちらを使うべきか迷ったので、辞書を引いてみました。

おくる[送る](他五)

①〔ある経路を たどって〕ちがった場所に〈移す/届かせる〉。

「マツタケをー」

②〔ある所まで〕その人に付きそう。

「駅まで送っていく・車でー」

③出発する人を、見送る。

「友をー」

④過ごす。

「日をー・余生をー」

⑤あたえる。

「拍手をー・声援をー」

「三省堂国語辞典 第七版」

おくる[贈る](他五)

①記念・感謝・お祝い・不幸など、改まったときに、おかねや品物をわたす。あげる。

「記念品をー・詩をー」

「三省堂国語辞典 第七版」

「送る」⑤に「拍手を送る」という用例が出ているので、この問題はすぐに解決。

ただ気になるのは「拍手を贈る」という表現が本当に間違いなのかということ。

「贈る」①の語釈には「おかねや品物をわたす」とあります。

ということは「贈る」というのは何か具体的なモノを渡すときに使う言葉なのでしょうか?

しかし用例の「詩を贈る」が具体的なモノに当たるのかどうかは微妙なところ。

「贈る」の語釈中にある「記念・感謝・お祝い・不幸」というシチュエーションを考慮すると、

  • 送る=淡々と送る
  • 贈る=気持ちを込めて贈る

という使い分けが成り立つような気がしますし、それならば「拍手を贈る」という表現もアリなのではないかと感じます。

ただ一方「拍手を贈る」という表現にはどこかおしつけがましいようなニュアンスも感じます。

拍手というのは必ずしも相手に受け取ってもらうために贈る訳ではないのだから、送るの方が奥ゆかしくて良いという考え方もありそうです。

以上、一通り考えた結果「拍手を送る」の方が日本人のメンタリティには合っているという結論になりました。

 
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マルティネス監督のインタビューを聞いて考えたこと

昨日(というか今朝)はサッカーワールドカップの日本・ベルギー戦を観ていました。

日本の2点目が決まったときは「もしかして」と思いましたが、やはり世界の強豪の壁は厚かった。しかし久しぶりに心が揺さぶられる、凄い試合を観たという印象。両チームに惜しみない拍手を送りたいと思います。

さて今回は試合後にベルギーのマルティネス監督のインタビューを聞いていたときに考えたことを一つ。

スペイン人のマルティネス監督ですが、インタビューには英語で答えています。

もちろんそのことは英語が世界のリンガ・フランカになった現在の世界では珍しくありませんし、国際的なスポーツにおけるインタビューでは多くの監督や選手が流暢な英語を披露しています。

このインタビューの最中にふと考えたのは、ベルギー代表チームというのは普段何語でコミュニケーションをとっているのだろう?ということ。

ベルギーはオランダ語(フラマン語)・フランス語・ドイツ語の3か国語を公用語とする国。いわゆるベルギー語という言語はありません。

良し悪しは別として、おそらくは監督がインタビューで用いていた英語を使うというのが現実的な選択肢でしょう。

異なる言語や文化を持つ選手たちをベルギー代表という一つの旗の下に団結させること。そこには日本代表のように「一代表=一言語」が当たり前の国にとっては想像できないような困難があるのかもしれません。

日本では西野監督が短期間にチームをまとめあげることができた要因の一つとして、日本人監督であるが故に言葉の壁がなかったということがよく指摘されています。

一方、ベルギーのマルティネス監督はベルギーにとっていわゆる外国人監督であり、ベルギーの公用語であるオランダ語・フランス語・ドイツ語のいずれの母語話者でもありません。

ただベルギーのようなチームにとって、オランダ語やフランス語の母語話者を監督にしてしまうとチームの微妙な均衡が崩れて団結力が失われてしまうのかもしれない。そんな理由もあってスペイン人の監督を招聘しているのかもしれない。

根拠はないものの、ついそんな想像をしてしまいました。いずれにしてもそこには日本に住む私たちにはなかなか想像できないデリケートな問題があるのだろうなと思います。

フィンランド語学習記 vol.596 − Heinäkuu on lämpimin kuukausi

7月が始まりました。

関東甲信地方はすでに梅雨明け。連日厳しい暑さになっています。

一方、北欧フィンランドの7月というのはどんな感じなのでしょう?

フィンランド語学習者のためのやさしいフィンランド語によるニュースサイト「Yle Uutiset selkosuomeksi」では、フィンランドの7月の気候が紹介されていました。

Heinäkuu on lämpimin kuukausi

Heinäkuu on alkanut. Heinäkuu on Suomen lämpimin kuukausi. Siksi suomalaiset haluavat olla lomalla juuri heinäkuussa.

Ylen meteorologi Kerttu Kotakorpi kertoo, että heinäkuun ylin lämpötila mitattiin vuonna 2010. Silloin Joensuun lentoasemalla oli 37,2 astetta lämmintä.

Kotakorpi kertoo, että heinäkuu on myös sateisin kuukausi. Heinäkuussa sataa keskimäärin joka toinen päivä.

7月は最も暖かい月

7月が始まった。7月はフィンランドで最も暖かい月だ。そのためフィンランド人はちょうど7月に休暇を取りたいと思っている。

Yle の気象学者 Kerttu Kotakorpi によれば、7月の最高気温は2010年に観測された。そのときヨエンスー空港では37.2度だった。

Kotakorpi によれば、7月はまた雨の多い月でもある。7月は平均して一日おきに雨が降る。

フィン
heinäkuu July 7月
lämmin warm 暖かい
meteorologi meteorologist 気象学者
ylin highest 最高の
lämpötila temperature 気温
mitata measure 測る
sateinen rainy 雨の
keskimäärin on average 平均して
joka toinen päivä every other day 一日おきに

 

日本で最も暑い月は8月ですが、フィンランドで最も暖かい月は7月なんですね。

8月の後半にはもう秋の気配が感じられるそうなので、日本と比べればかなり短い夏。

その分、夏を楽しもうという気持ちは大きいのかもしれません。

 

lämpimin

記事タイトル Heinäkuu on lämpimin kuukausi の中の lämpimin は「暖かい」を意味する形容詞 lämmin の最上級の形。

ここでは形容詞の最上級の作り方を確認しておきたいと思います。

lämmin 1)単数語幹を求める lämpimä
lämpimä 2)kpt の変化を伴う単語では弱形の語幹を使用
*今回は kpt の変化なし
lämpimä
lämpimä 3ー1)語末の長母音は短母音に変化する
3ー2)語末の[-e][-a/-ä]は消える
3ー3)語末の[-i][-ii]は[-e]に変化する
*今回は(3ー2)のルールを適用
lämpim
lämpim 4)語幹に[-in]を付ける lämpimin

 

lämmin は語幹がやや特殊な形(lämpimä)なので注意が必要。そこさえクリアしてしまえばルール通りに最上級の形を作ることができます。

 
Yle Uutiset selkosuomeksi | Yle Uutiset | yle.fi

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