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「農作物」は何と読む?

「日本の農作物は安全で美味しい」などと言うときの「農作物」は何と読むでしょう?

  • のうさくぶつ?
  • のうさくもつ?

辞書には次のように出ています。

のうさくぶつ[農作物](名)

〘農〙田畑に栽培されるもの。のうさくもつ。

「三省堂国語辞典 第七版」

たいていの辞書に見出し語として出ているのは「のうさくぶつ」。

「のうさくもつ」の方はこの三国のように語釈の中で別の読み方として示されているだけということが多いようです。

私自身はこれまで「農作物=のうさくもつ」と読んでいました。おそらく間違いではないのでしょうが。。。

それでは「農作物」から「農」を外した「作物」となるとどうでしょう?

この場合はもちろん「さくもつ」の一択。

さくもつ[作物](名)

田畑に植えるイネ・ムギ・マメ・野菜類。

「三省堂国語辞典 第七版」

と思ったら「さくぶつ」という見出し語もありました!

さくぶつ[作物](名)

〔文〕作品。

「三省堂国語辞典 第七版」

ただこれは「さくもつ」とは別の意味なので、いわゆる「農作物」の意味で使われるのは「さくもつ」一択という理解で問題ないでしょう。

以上をざっとまとめると次のようになるでしょうか。

作物 農作物
× さくぶつ ◯ のうさくぶつ
◯ さくもつ △ のうさくもつ

 

「作物」は「さくもつ」なのに「農作物」は「のうさくぶつ」になるというのは不思議な現象。ことばの成り立ちに関する、込み入った経緯があるのでしょうか?

さらに言えばそもそも「作物」と「農作物」の違いって何?という疑問も浮かんできます。

これについてはまたの機会に。

 
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フィンランド語学習記 vol.616 − トゥルクでの襲撃事件から一年

一年前、フィンランド南西部の街トゥルクで、通り魔による無差別殺傷事件がありました。

フィンランド語学習記 vol.493 − トゥルクでの襲撃事件

その後の調査で事件はテロ攻撃であったことが明らかになっています。

あれから一年、フィンランド語学習者のためのやさしいフィンランド語によるニュースサイト「Yle Uutiset selkosuomeksi」では再びこの事件の話題を取り上げています。

Turun terrori-iskusta on vuosi

Huomenna lauantaina on kulunut vuosi terrori-iskusta, joka tapahtui Suomessa Turussa.

Turussa järjestetään huomenna 2 mielenosoitusta. Mielenosoitukset liittyvät terrori-iskuun.

Toisen mielenosoituksen järjestää uusnatsijärjestö. Toinen mielenosoitus on uusnatseja vastaan.

Poliisi on varautunut siihen, että mielenosoituksissa voi olla levotonta.

Terrori-iskussa vuosi sitten marokkolainen mies tappoi 2 ihmistä. 8 ihmistä haavoittui.

トゥルクのテロ攻撃から一年

明日の土曜で、フィンランドのトゥルクで起こったテロ攻撃から一年になる。

トゥルクでは明日2つのデモが組織される。デモはテロ攻撃に関するものだ。

2つ目のデモはネオナチが組織する。もう1つのデモはネオナチに反対するものだ。

警察は、デモにおけるトラブルへの準備をしている。

一年前のテロ攻撃においては、モロッコの男が2人を殺害し、8人が負傷した。

フィン
isku attack 攻撃
kulua pass 経過する
järjestää organize 組織する
mielenosoitus demonstration デモ
liittyä be related to 関係している
järjestö organization 組織
varautunut prepared 準備している
levoton restless 気がかりな
haavoittua be wounded 負傷する

 

最初のニュース記事を書いたのがもう一年も前のことだというのは信じられない感じ。

時間は本当にあっという間に過ぎ去って行きます。

しかしあの事件で風化することのない傷を負った人にとっては、一年という時間はどのように感じられたのでしょうか。

 
Yle Uutiset selkosuomeksi | Yle Uutiset | yle.fi

「とろ火」と「弱火」の違いとは?

「とろ火」と「弱火」の違いは何でしょう?

複数の辞書で比較してみました。

とろび[とろ火](名)

〘料〙とろとろ燃える、弱火より弱い火。

「三省堂国語辞典 第七版」

よわび[弱火](名)

〘料〙弱くほのおの上がる火。(↔強火・中火)

「三省堂国語辞典 第七版」

三国では「とろ火<弱火」という関係になっています。

 

とろび 【弱火】

弱い状態で燃える火。→強火・中火

「新明解国語辞典 第七版」

よわび 【弱火】

とろ火の、文字読みによる新語形。

「新明解国語辞典 第七版」

新明解では「とろび」と「よわび」の両方に「弱火」という漢字が当てられています。

もともと「とろび(弱火)」という表現があって、それを「よわび」と読む人が現れたことから「よわび(弱火)」という表現が生まれたという説のようですね。

火力の違いには触れていないので、関係としては「とろ火=弱火」ということになるでしょうか。

 

とろび【ー火】

〘名〙 とろとろと弱く燃える火。とろとろ火。

*養生訓(1713)七

「文火とはやはらかなる火也」

「精選版 日本国語大辞典」

よわび【弱火】

〘名〙 火力の弱い火。とろび。「豆は弱火で煮るのがよい」

「精選版 日本国語大辞典」

日国でも火力の違いについては触れていません。

弱火の語釈の中に「とろ火」とあることから、こちらも関係としては「とろ火=弱火」ということになるでしょうか。

ここまでの内容を整理してみます。

三国 とろび 弱火
新明解 とろび 弱火
日国 とろび 弱火

 

こうしてみると、とろ火と弱火の火力の違いに触れているのは三国のみ。

ただネット上の解説などでは三国のように「とろ火<弱火」という説明をしている記事が多く見られます。

おそらく歴史的な経緯としては、新明解が説明するように「よわび(弱火)」は「とろび(弱火)」から派生した読み方であり、両者が併用されるうちに「とろ火<弱火」という関係が生まれつつあるということなのではないかと想像します。

みなさんは両者の使い分けを意識していますか?

 
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フィンランド語学習記 vol.615 − kiinnostaa, kiinnostua

フィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi 2』に「おもしろい、興味がある」という表現がまとめられていました。

Asia on mielenkiintoinen.
− Asia on kiinnostava.(その物事はおもしろい。)

mielenkiintoinen は「おもしろい」を意味する形容詞。

kiinnostava も「おもしろい」を意味する形容詞、

。。。と覚えてしまってもよいですが、もともとは「〜に興味を持たせる」を意味する kiinnostaa の能動現在分詞でもあります。

能動 受動
現在分詞 kiinnostava kiinnostettava
過去分詞 kiinnostanut kiinnostettu

 

テキストにはこの kiinnostaa を使った次のような文も出ていました。

Asia kiinostaa minua.(私はその物事に興味がある。)

この文を直訳すれば「その物事はわたしに興味を持たせる」となります。

日本語としてはやや不自然ですが、英語の interest にも同様の構文がありますね。

Politics doesn’t interest me.
(私は政治に興味がない。)

なおこの文では目的語は分格の形になるので注意が必要。

単数主格 minä
単数分格 minua

 

また「この形はしっくりこないので、私を主語にしたい!」という場合は、次のような文を作ることもできます。

Minä olen kiinnostunut asiasta.(私はその物事に興味がある。)

kiinnostunut は「興味がある」を意味する形容詞。

。。。と覚えてしまってもよいですが、もともとは「〜に興味を持つ」を意味する kiinnostua の能動過去分詞でもあります。

能動 受動
現在分詞 kiinnostuva kiinnostuttava
過去分詞 kiinnostunut kiinnostuttu

 

この文では kiinnostunut の後に来る名詞は出格の形になるので注意が必要。

単数主格 asia
単数出格 asiasta

 

改めて二つの文を並べてみましょう。

1. Asia kiinostaa minua.
2. Minä olen kiinostunut asiasta.
フィン
kiinnostaa interest 〜に興味を持たせる
kiinnostua become interested 〜に興味を持つ

 

「興味がある」と言いたいときに、

1の形はぱっと思いつかない。

2の形はぱっと思いつくけれど後続の名詞を出格の形にするのが大変。

ということで、作りやすさは五分五分でしょうか。

フィンランド語学習記 vol.614 − 世界で最も快適な都市

世界で最も快適な都市と聞いて、思い浮かべるのはどこでしょう?

北欧やフィンランドが好きな人なら、ヘルシンキを思い浮かべた人もいるかもしれませんね。

フィンランド語学習者のためのやさしいフィンランド語によるニュースサイト「Yle Uutiset selkosuomeksi」にこんな記事が出ていました。

Wien on viihtyisin

Itävallan pääkaupunki Wien on maailman viihtyisin kaupunki.

Australian Melbourne on voittanut kansainvälisen vertailun jo 7 vuotta peräkkäin, mutta nyt se hävisi Wienille ja putosi toiseksi. Kolmanneksi viihtyisin kaupunki on Japanin Osaka.

Brittiläinen tutkimuslaitos vertaili 140 suurkaupunkia. Kaupunkeja vertailtiin esimerkiksi terveydenhoidon, kulttuurielämän, koulutuksen ja ympäristöasioiden suhteen.

Kymmenen kärkeen pääsi Pohjoismaista vain yksi kaupunki: Tanskan Kööpenhamina.

Vertailun häntäpäässä olivat Syyrian pääkaupunki Damaskos, Bangladeshin Dhaka ja Nigerian Lagos.

ウィーンは最も快適

オーストリアの首都ウィーンは世界で最も快適な都市だ。

オーストラリアのメルボルンは、国際的な比較調査において7年連続勝ってきたが、今はウィーンに負けて2位に落ちた。3番目に快適な都市は日本の大阪である。

イギリスの研究所は140の主要都市を比較した。それらの都市は、医療、文化的な生活、教育、環境問題などの点において比較された。

北欧からトップテンに入った、ただ一つの都市はデンマークのコペンハーゲンだ。

ランキングの最後尾には、シリアのダマスカス、バングラデシュのダッカ、ナイジェリアのラゴスが入った。

フィン
Itävalta Austria オーストリア
viihtyisä cosy / cozy 快適な
voittaa win 勝つ
vertailu comparison 比較
peräkkäin straight 続けて
hävitä lose 負ける
pudota drop 落ちる
brittiläinen British イギリスの
tutkimuslaitos research institute 研究所
vertailla compare 比較する
terveydenhoito health care 医療、健康管理
koulutus education 教育
ympäristöasia environmental issue 環境問題
suhteen regarding 〜に関して
kärki point 先端
häntäpää tail end 最後尾

 

今回の記事のもとになったイギリスの Economist Intelligence Unit による調査結果を調べてみると、トップ10は次のようなリストになっていました。

  1. ウィーン
  2. メルボルン
  3. 大阪
  4. カルガリー
  5. シドニー
  6. バンクーバー
  7. トロント
  8. 東京
  9. コペンハーゲン
  10. アデレード

こんな動画もアップされています。

日本から2つの都市がランキングしているのを見ると、日本もまだまだ捨てたものではないなと思います。

また北欧からはコペンハーゲンだけというのは少々以外。物価や税金の高さが影響しているのでしょうか?

 
Yle Uutiset selkosuomeksi | Yle Uutiset | yle.fi

under the weather

酷暑が続く今年の夏。

夏バテ気味で具合が悪いという人も多いでしょう。

今日はそんなときに使える英語のイディオムを一つ。

under the weather

(informal) if you are or feel under the weather, you feel slightly ill/​sick and not as well as usual

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

under the weather は「体調が悪い、元気がない」の意味。

穏やかな春や秋の日にこのフレーズを聞くと、どうして under the weather がそんな意味になるの?と気になってしまうところですが、この夏なら心配無用。

under the weather(=天気の影響を受けている)と言えば、イディオムとしての知識がない人でも「ああ、具合が悪いのね」と察してくれることでしょう。

そんな夏もいつのまにか後半戦。

食べるものに気をつけたり、朝夕の涼しい時間に少しは体を動かしたり。

体調管理をしっかりして、残りの夏を乗り切っていきましょう。

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