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ビタミンBの謎

このところ、夜寝る前にビタミンBのサプリメントを飲んでいます。

手元にあるパッケージを見ると、このサプリメントには下記のビタミンB群全8種が含まれているとのこと。

  • ビタミンB1
  • ビタミンB2
  • ビタミンB6
  • ビタミンB12
  • ナイアシン
  • パントテン酸
  • ビオチン
  • 葉酸

これを見ていて不思議に思ったことが一つ。

8つのうち数字の付いている4つを声に出して読んでみてください。

私の場合は次のようになりました。

  • ビタミンB1(ビーワン)
  • ビタミンB2(ビーツー)
  • ビタミンB6(ビーロク)
  • ビタミンB12(ビージュウニ)

普通に読むと、上の2つは英語読みなのに、下の2つは日本語読みになってしまいます。

ビタミンB6を「ビーシックス」と読むのはギリギリセーフな感じがしますが、ビタミンB12を「ビートゥウェルブ」と読むのは不自然な感じ。

このように感じるのは、いったいなぜなのでしょう?

「三階」は何と読む?

マンションの一階、二階、三階などと言うときの三階は「サンガイ」でしょうか? それとも「サンカイ」でしょうか?

国語辞書を調べてみました。

かい[階]

一(名)

①建物の、高さ一段階ごとの区分。

「次のーでお降りください」

②〔文〕階段。

「ーを上る」

(接尾)「階一①」のかさなりをかぞえることば。

「五ー・三ーガイ

「三省堂国語辞典 第七版」

用例の「三階」のところに「ガイ」とルビが振ってあります。

ということは、おそらく正式な日本語は「サンガイ」?

ただわざわざこのように書いてあるということは「サンカイ」と読む人も多いということでしょう。

NHK放送文化研究所のウェブサイトには次のような記載がありました。

…「3階」を[サンカイ]と読む人は全体としてみればまだ少数派で、違和感を引き起こすことがあるのを知っておいたほうがよいでしょう。文研の調査では、九州地方では[サンカイ]と読む人が多いものの、それ以外の地域ではすべて[サンガイ]と読む人が多くなっており、日本全体では[サンガイ]派が4分の3以上を占めることが明らかになっています(詳しくは『放送研究と調査』2000年2月号参照)。くれぐれもご注意ください。

「3階」はサンガイ? サンカイ? | ことば(放送用語) – 最近気になる放送用語 | NHK放送文化研究所

正式な日本語はサンガイであるということに特に異論はないのですが、日本全体でサンガイ派が4分の3以上という記述にはやや違和感を感じます。

自分自身がこれまで「サンカイ」と言っていたということもあるし、周りの人がそこまで「サンガイ、サンガイ」と言っているような感覚もありません。

ただこの記事は2005年に書かれたものなので、13年の間にサンガイとサンカイの勢力図が変わった可能性はあるでしょう。

どうも気になるので、周りの人に少しリサーチをしてみようかと思います。

 
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「究める」と「極める」の違いとは?

「学問をきわめる」と言うときの「きわめる」は次のどちらが正しいでしょう?

  • 学問を究める
  • 学問を極める

まずは辞書を引いてみました。

きわめる[究める・窮める]

ものごとをどこまでも明らかにする。

「学をー・真理をー」

「三省堂国語辞典 第七版」

きわめる[極める]

①これ以上はないという状態に〈持っていく/行きつく〉。

「栄華をー・混乱をー」

②いちばん高いところに行きつく。

「山頂をー」

「三省堂国語辞典 第七版」

「究める」の用例に「学を究める」と出ているので、おそらくは「学問を究める」が正しいのでしょう。

ただ語釈を見ても案外はっきりとわからないのが「究める」と「極める」の違い。

  • 究める=ものごとをどこまでも明らかにする。
  • 極める=これ以上はないという状態に〈持っていく/行きつく〉。

この二つをじーっと眺めていて思ったのは、

「ものごとをどこまでも明らかにする」ことは「これ以上はないという状態に持っていく」ことではあるけれども、

「これ以上はないという状態に持っていく」ことは「ものごとをどこまでも明らかにする」ことではないということ。

そのように分析すると「極める」は「究める」の上位概念と考えることはできないでしょうか。

そのためなのか「学問を極める」にはそれほど違和感がないのに対して、「栄華を究める」にはかなりの違和感があります。

究める
(狭い?)
極める
(広い?)
◯ 学問を究める ◯ 栄華を極める
× 栄華を究める △ 学問を極める

 

一つはっきり言えることは、用例の「混乱を極める」にあるように「極める」はプラスだけではなくマイナスの方向にも使えるということ。

北極と南極のように、両方の極があるというのが「極める」の特徴なのだと思います。

 
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フィンランド語学習記 vol.613 − Matti valloittaa Kiinaa

フィンランド発のコミック『Finnish Nightmares』は、ちょっと内気なフィンランド人気質をユーモアたっぷりに描いて、日本でも人気になりました。

この『Finnish Nightmares』が中国でも人気になっていると、フィンランド語学習者のためのやさしいフィンランド語によるニュースサイト「Yle Uutiset selkosuomeksi」が伝えています。

Matti valloittaa Kiinaa

Suomalainen sarjakuva Finnish Nightmares menestyy maailmalla. Sarjakuva kertoo suomalaisesta Matista.

Matti on ujo, ja sosiaaliset tilanteet ovat hänelle vaikeita. Matti ei halua olla toisten ihmisten lähellä.

Nyt myös kiinalaiset ovat kiinnostuneet Matista. Se on yllättävää, koska Kiinassa on paljon ihmisiä joka paikassa.

Ehkä Matti näyttää kiinalaisille, että on ihan ok haluta rauhaa ja omaa tilaa. Näin sanoo Karoliina Korhonen. Hän on Finnish Nightmares -sarjakuvan tekijä.

Matin takia kiinan kieleen on tullut jopa uusi sana. Se on jingfen. Se tarkoittaa henkistä suomalaista eli ihmistä, joka toivoo, että toiset ihmiset pysyvät tarpeeksi kaukana.

マッティ、中国を征する

フィンランドのコミック『Finnish Nightmares』は世界中で人気になっている。コミックはフィンランド人のマッティについて語る。

マッティは恥ずかしがり屋で、人付き合いが苦手だ。マッティは他人の近くにいたくはない。

今、中国の人々もマッティに興味を持っている。これは驚くべきことだ。なぜなら中国ではどの場所にも多くの人がいるからだ。

おそらくマッティは中国の人に、静けさとパーソナルスペースを求めても良いのだということを示している。そのようにカロリーナ・コルホネンは語っている。彼女は『Finnish Nightmares』の作者だ。

マッティのおかげで、中国語に新しい単語すらできた。それは jingfen である。jingfen は心のフィンランド人、すなわち他人が十分離れていることを望む人を意味している。

フィン
valloittaa conquer 征服する
sarjakuva comics マンガ
menestyä succeed 成功する
sosiaalinen tilanne social situation 人付き合い
yllättävä surprising 驚くべき
rauha peace 平和
tila space スペース
tekijä author 作者
henkinen mental 心の
pysyä stay とどまる
tarpeeksi enough 十分

 

マッティのキャラクターは「日本人とよく似ている!」ということで、日本では人気になりました。

あのキャラクターは中国ではどのように受け取られたのでしょう?

一つ言えることは、中国にだっておそらくマッティ的なメンタリティーの持ち主はいるということ。

そんな人はおそらく中国の社会で少し肩身の狭い思いをしているに違いないので、よりいっそうマッティに励まされたのかもしれません。

手元には英語版の『Finnish Nightmares』とフィンランド語版の『Suomalaisten Painajaisia』があるのでもう一度読み返してみたくなりました。

 

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Yle Uutiset selkosuomeksi | Yle Uutiset | yle.fi

フィンランド語学習記 vol.612 − kymppi

フィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi 2』にこんな例文が出ていました。

Viiden markan raha on viitonen,
(5マルッカのお金は viitonen。)

kymmenen markan raha on kymppi,
(10マルッカのお金は kymppi。)

viidenkymmenen markan raha on viisikymppinen,
(50マルッカのお金は viisikymppinen。)

sadan markan raha on satanen.
(100マルッカのお金は satanen。)

古いテキストなので、ユーロではなくフィンランドの旧通貨マルッカが使われています。

(1ユーロ=5.94573マルッカ)

例文に出てくる viitonen や kymppi は、この前も紹介した番号を表す数の形。

基数詞 序数詞 番号
1 yksi ensimmäinen ykkönen
2 kaksi toinen kakkonen
3 kolme kolmas kolmonen
4 neljä neljäs nelonen
5 viisi viides viitonen
6 kuusi kuudes kuutonen
7 seitsemän seitsemäs seitsemän (seiska)
8 kahdeksan kahdeksas kahdeksikko (kasi)
9 yhdeksän yhdeksäs yhdeksikkö (ysi)
10 kymmenen kymmenes kymppi

 

フィンランド語学習記 vol.604 − 1チャンネル、2チャンネル

番号を表す数は「貨幣」も意味することもあるんですね。

なおユーロの導入によって、それぞれの数詞の意味は次のように変わりました。

viitonen 5マルッカ 5ユーロ
kymppi 10マルッカ 10ユーロ
viisikymppinen 50マルッカ 50ユーロ
satanen 100マルッカ 100ユーロ

 

同じ単語でも価値は約6倍に。これもまた面白い現象です。

フィンランド語学習記 vol.611 − novelli と romaani

フィンランド語で「文学」は kirjallisuus(キルヤッリスース)。

この文学に関する様々な用語がフィンランド語教室のテキスト『suomen mestari 3』にまとめられていました。

フィン
kirjailija author, writer 作家
runoilija poet 詩人
teos work 作品
(esikois)romaani (first) novel (最初の)小説
novelli short story 短編小説
runo poem
kustantaja publisher 発行人
julkaisuvuosi year of publication 出版年
päähenkilö main character 主人公
sivuhenkilö supporting character 脇役
aihe theme 主題
juoni plot 筋書
tapahtuma-aika event time 時代
tapahtumapaikka venue 舞台

 

この中で面白いと思ったのは、novelli と romaani という単語の関係性。

基本的に novelli は短編小説、romaani は長編小説を指すとのこと。

Wikipedia には次のような説明が出ていました。

Englannin kielen sana novel tarkoittaa romaania eikä novellia.

英単語の novel は novelli ではなく romaani を指す。

Wikipedia「Novelli」より

ややこしいようですが、英語にも novella というイタリア語由来の単語があります。

novella

NOUN

A short novel or long short story.

Oxford Dictionaries

おそらくフィンランド語の novelli はこちらの系譜を受け継いだ単語なのでしょう。

novelli と romaani、ちょっと紛らわしい単語の使い分けです。

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