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ケチャップ(ketchup)の語源とは?

某ハンバーガーショップでケチャップをたっぷりとハンバーガーにかけていたときのこと。

ケチャップというのはいったい何語なのだろう?という疑問が浮かびました。

何となく南米方面の言葉なのかなあと思いつつ、いつものように国語辞書を引いてみます。

ケチャップ(名)〔ketchup〕

野菜などで作ったソース。日本では、ふつう、トマトケチャップを言う。

「三省堂国語辞典 第七版」

ここには〔ketchup〕としか出ていません。もしかしたら英語なのでしょうか?

そこで英語辞書を引くと次のように出ていました。

ketchup

NOUN

A spicy sauce made chiefly from tomatoes and vinegar, used as a relish.

Origin

Late 17th century: apparently from Chinese (Hokkien dialect) kê-chiap ‘brine of pickled fish or shellfish’, perhaps partly via Malay kecap, kicap ‘soy sauce’.

Oxford Dictionaries

Origin の欄には Chinese(Hokkien dialect)とあります。これはいわゆる台湾語(ホーロー語)のこと。

まさかそんなところの出身だとは思いもしませんでした。

この記述によると ketchup のもとの意味は brine of pickled fish or shellfish(魚や貝を漬けた塩水=魚醤など)ということですから、現在のケチャップとはずいぶん印象が異なります。

なぜだろう?と思って調べてみると、ケチャップというのはもともと魚介類を含む様々な原料の調味料を指す言葉だったようなのです。

そこから時代とともにトマトケチャップが世界の食卓におけるメジャーな調味料となり、ケチャップ=トマトケチャップというイメージが確立したとのこと。

調べてみると、なかなか面白い歴史のある言葉だということがわかりました。

こまねくもの

「手をこまねく」と言うときの「こまねく」とはどういう意味なのでしょう?

☆☆こまねく[(×拱く)](他五)

うでぐみをする。こまぬく。

「手をこまねいて〔=何もしないで〕見ている」

「三省堂国語辞典 第七版」

こまねくは「うでぐみをする」という意味だったんですね。

手をこまねくというのはつまり目の前で起こっていることをただ腕組みをして見ている様子を表しているのでしょう。

正直、手をこまねくというフレーズからそのような図を思い浮かべたことがなかったのでちょっと新鮮でした。

また「こまねく=うでぐみをする」という意味なのだとすれば、「〇をこまねく」というフレーズで〇に入る単語は「手」以外にないのでしょうか?

例えば「足」をこまねくことはできないのでしょうか?

そんなことを考えつつあれこれ調べてみたのですが、やはりこまねくことができるのは「手」あるいは「腕」だけのようです。

一つくらい手と腕以外のものをこまねく例を見つけてやろうと思ったのですが、案外見つからないものですね。

満天の星空

都会の喧騒を離れ、南の島へ。
夜、砂浜へ出て、ふと頭上を見上げれば満天の星空

。。。という日本語は間違いなのだと知ってびっくりしました。

満天の「天」は空の意味なので、満天の星空は重言だと言うのです。

じゅうげん[重言](名)

意味のかさなっていることばを続けて言う言い方。例、馬から落馬する。

「三省堂国語辞典 第七版」

満天の星空という表現が間違いなのだとすれば、代わりに何と言ったら良いのでしょう?

??

その答えは見出し語「満天」の用例に出ていました。

☆☆まんてん[満天](名)

空いっぱい。

「ーの星」

「三省堂国語辞典 第七版」

なるほど。単に「満天の星」と言えば良いのですね。

ただそう言われて納得はできるものの、満天の星という表現にはどこか物足りなさのようなものも感じてしまいます。

「満天という状態の星空」なのだから「満天の星空」でもよいのではないか?

などと、あれこれ理屈を考えてみたものの納得できる結論には至らず。

しかし重言なので間違いでしたと言って終わらせるのではなく、もう少し考えてみたい問題ではあります。

「警固」と「警護」の違いとは?

何かを守るという意味の「けいご」には「警固」と「警護」という二種類の漢字があります。

この両者に意味の違いはあるのでしょうか?

ヒント:「固める」と「護る」の違いを想像してみてください。

それでは辞書を引いてみましょう。

けいご[警固](名・他サ)

ある場所を警戒して守りをかためること。

「三省堂国語辞典 第七版」

けいご[警護](名・他サ)

ある人を警戒して守ること。護衛。警衛。

「要人をーする」

「三省堂国語辞典 第七版」

三国によると「警固」は場所を守ること、「警護」は人を守ること。

たしかに「固める」と言えば場所を守るイメージがありますし、「護る」と言えば人を守るイメージがあります。

言われてみればなるほどと思える両者の違いですね。

フィンランド語学習記 vol.743 − kaljaralli

フィンランドの首都ヘルシンキから隣国エストニアの首都タリンまでは高速船で1時間半。

そのためフィンランドから物価の安いエストニアへビールの買い出しに行く人もいます。

この習慣はエストニアが酒税を上げたことで下火になっていたようなのですが、今年に入ってまた復活の兆しがあるとのこと。その理由とは何なのでしょう?

フィンランド語学習者のためのやさしいフィンランド語によるニュースサイト「Yle Uutiset selkosuomeksi」は次のように伝えています。

Suomalaiset hakevat taas olutta Virosta

Suomalaiset ovat taas aloittaneet kaljarallin Virosta, kertoo Panimoliitto.

Kaljaralli tarkoittaa sitä, että suomalaiset käyvät Virossa ostamassa olutta, jonka he sitten tuovat Suomeen.

Viime vuonna oluen tuonti Virosta väheni, koska Viro oli nostanut alkoholiveroa. Nyt tuonti on taas alkanut kasvaa, koska Suomi nosti olutveroa vuoden alussa.

Helmikuun ja huhtikuun välisenä aikana olutta tuotiin Virosta 40 prosenttia enemmän kuin vuotta aiemmin. Myös siiderin ja long drink -juomien tuonti on kasvanut.

フィンランド人は再びエストニアからビールを持ってくる

フィンランド人は再びフィンランドからのビールラリーを始めた、とビール醸造組合が語っている。

ビールラリーとは、フィンランド人がエストニアにビールを買いに行き、それをフィンランドに持ち帰ることを意味する。

昨年エストニアからのビールの持ち込みは減った。なぜならエストニアが酒税を上げたからだ。今、持ち込みは再び増え始めた。なぜならフィンランドが年頭にビール税を上げたからだ。

2月から4月の間にエストニアからのビールの持ち込みは前年より40%増加した。シードルとロングドリンクの持ち込みもまた増えた。

Yle Uutiset selkosuomeksi | Yle Uutiset | yle.fi

フィン
panimo brewery ビール醸造所
liitto union 同盟
tuonti import 輸入
vähetä decrease 減る
välinen between 〜の間の
aiempi early 以前の

 

kaljaralli

Kaljaralli tarkoittaa sitä, että suomalaiset käyvät Virossa ostamassa olutta, jonka he sitten tuovat Suomeen.

ビールラリーとは、フィンランド人がエストニアにビールを買いに行き、それをフィンランドに持ち帰ることを意味する。

kaljaralli の kalja は「ビール」の意味。ralli は英語の rally に当たる単語ですが、適当な日本語が思い付かなかったのでそのまま「ラリー」としました。

英語の rally には、

  1. 集会
  2. (自動車の)ラリー
  3. (テニスなどの)ラリー

などの意味がありますが、kaljaralli の ralli はどの意味なのでしょう?

いずれにしてもちょっとユニークな表現ですね。

astronomy と astrology の違いとは?

英語で紛らわしい単語の組み合わせに astronomy と astrology があります。

両者の違いがすぱっと言える人はどれくらいいるでしょう?

astronomy

NOUN

The branch of science which deals with celestial objects, space, and the physical universe as a whole.

Oxford Dictionaries

astrology

NOUN

The study of the movements and relative positions of celestial bodies interpreted as having an influence on human affairs and the natural world.

Oxford Dictionaries

astronomy は「天文学」、astrology は「占星術」。

星について学ぶのが天文学で、その星から人の運勢などを判断するのが占星術。

日本語で書くと全く違うものになってしまいますが、英語ではたったの二文字違いです。

a s t r o n o m y
a s t r o l o g y

 

両者の扱っている対象が近いものであるということがよくわかります。

こんな風にことばの表現方法によって物事の関係性の認識が変わってくるというのは外国語を学んで初めて見えてくることの一つです。

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