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ワンクッション置いたほうがいいんじゃないですか?

先日、職場の人が「ワンクッション置いたほうがいいんじゃないですか?」と言っているのが耳に入りました。

ワンクッションというのは考えてみると面白い表現。

ワンクッションはやはり one cushion なのだろうかと思い、休憩時間に英語辞書を引いてみたものの見つからず。もしやと思い国語辞書を引いてみると、案の定こちらに出ていました。

ワンクッション

〔和製英語 ←one+cushion〕

堅い物どうしが直接接触することによって生じる衝撃を和らげるために置く、柔らかな物。

【ー置く】

事がうまく運ぶように、間に一段階置いて、直接的な刺激が及ぶことを避ける。

「社長もだいぶ怒っているようだから、ここはワンクッション置いて部長を通してあやまっておこう」

「新明解国語辞典 第七版」

ワンクッションは和製英語。

改めて考えてみると、ワンクッション置くという考え方自体がいかにも日本的だと思います。

ワンクッションがあるならツークッションやスリークッションがあってもよさそうなものですが、そのような表現は見つからず。

やはりワンクッションくらいがほどよい緩衝材ということなのでしょうか。

あらげる、あららげる

「声を荒げる(あらげる)」という日本語は間違いで、正しくは「声を荒らげる(あららげる)」であるという話を聞いたことがあります。

理屈としてはわかるものの「あらげる」が間違いとまで言い切ってしまうのはやや違和感があります。辞書ではどうなっているのだろう?と思い、調べてみました。

あらげる[荒げる](他下一)

あららげる。

「三省堂国語辞典 第七版」

☆☆あららげる[荒らげる](他下一)

〔声などを〕あらくする。あらげる。

「声をー・語気をー」

「三省堂国語辞典 第七版」

あらげる【荒げる】

(他下一)

→あららげる

「新明解国語辞典 第七版」

あららげる【荒らげる】

(他下一)

相手の(不快な)言動に刺激されたり状況のやりきれなさにいらだちを覚えたりなどして、反撥(ハンパツ)的な態度に出る。荒げる。

「声をー〔=声を必要以上に高くする〕」

「新明解国語辞典 第七版」

三国、新明解ともに「あらげる」と「あららげる」の両方が見出し語になっています。

ただどちらも「あらげる」を引いた場合は「あららげる」に誘導されるので、どちらかといえば「あららげる」の方を正当だと考えているでしょう。

こういう言葉のせめぎあいに接すると、50年後・100年後はどうなっているのだろう?と想像します。

  1. あらげるに統一される。
  2. このまま併用される。
  3. あららげるに統一される。

さすがに3はないでしょう。ただ1に向かうのか、2にとどまるのかは微妙なところ。

もし辞書の記述が、

あららげる【荒らげる】

→あらげる

となったら、じわじわ1に向かっているということなのかなと思います。

カチューシャ、アリス

女性用ヘアバンドの「カチューシャ」というのは何となくロシア語っぽい響き。

本当にロシア語なのか真相を探るため、辞書を引いてみました。

カチューシャ(名)〔Katyusha= もと、商標名。トルストイの小説「復活」の女主人公の名から〕

弾力性を持たせた、アーチ形の細長いヘアバンド。布をかぶせたものやプラスチック製のものがある。

「三省堂国語辞典 第七版」

ロシア語と言えばロシア語なのかもしれませんが、いわゆる普通名詞ではなく女性の名前から来ているんですね。

ただしこのカチューシャというのは日本独特の呼称。英語ではこんな名前で呼ばれているようです。

Alice band

NOUN

A flexible band worn by women and girls to hold back the hair.

Oxford Dictionaries

これは「不思議の国のアリス」の主人公アリスがこのヘアバンドをしていることに由来する名称。

日本語でも英語でも女性の名前が付いているというのは面白い偶然の一致です。

もしかしたら他の言語にも女性名を冠した呼び名があるのでしょうか?

フィンランド語学習記 vol.742 − taidemaalari

フランスの画家クロード・モネの作品がニューヨークのオークションで高額で落札されたとのこと。フィンランド語学習者のためのやさしいフィンランド語によるニュースサイト「Yle Uutiset selkosuomeksi」もそのニュースを報じています。

Monet’n taulusta maksettiin huippuhinta

Yhdysvalloissa New Yorkissa on maksettu 98 miljoonaa dollaria ranskalaisen taidemaalarin Claud Monet’n taulusta. Maailmassa ei ole koskaan maksettu näin paljon Monet’n maalauksesta.

Hinta on tosi korkea myös koko taidemaailmassa. Suomessa on myös samaan maalausten sarjaan kuuluva teos. Se on Mäntän kaupungissa, Serlachiuksen taidemuseossa.

モネの絵画に最高価格

アメリカ、ニューヨークでフランスの画家クロード・モネの作品に9800万ドルが支払われた。世界でモネの絵画にそこまでの高額が支払われたことはない。

この値段は芸術界全体においてもかなり高額である。フィンランドにも同じ絵画のシリーズに属する作品がある。それはマンッタの街のセルラキウス美術館にある。

Yle Uutiset selkosuomeksi | Yle Uutiset | yle.fi

フィン
taulu painting 絵画
huippu top 山頂、てっぺん
hinta price 値段、価格
taidemaalari painter, artist 画家
maalaus painting 描くこと、絵画
sarja series 連続、シリーズ
teos work 作品

 

taidemaalari

Yhdysvalloissa New Yorkissa on maksettu 98 miljoonaa dollaria ranskalaisen taidemaalarin Claud Monet’n taulusta.

アメリカ、ニューヨークでフランスの画家クロード・モネの作品に9800万ドルが支払われた。

フィンランド語では画家とペンキ屋を同じ maalari で表すと思っていました。

画家とペンキ屋の違いについて

ただ「芸術」を意味する taide をのせて、taidemaalari とすれば明確に「画家」だと示すことができるんですね。

なるほどーと思ったので、メモしておきます。

ヨーグルトの日

今日5月15日はヨーグルトの日。

ヨーグルトの研究で知られるロシアの生物学者イリヤ・メチニコフの誕生日なのだそうです。

メチニコフ

(Il’ja Il’ič Mječnikov イリヤ=イリイチー)

ロシア生まれの生物学者。フランスに帰化。食細胞現象を発見、細菌学に貢献。免疫の食細胞説を唱えた。一九〇八年ノーベル生理学・医学賞受賞。(一八四五 – 一九一六)

「精選版 日本国語大辞典」

ヨーグルトはこのメチニコフによってヨーロッパに広められたとのこと。

ヨーグルト(名)〔yogurt〕

牛乳・ヤギの乳などに乳酸菌を入れて、ゆるくかたまらせたもの。味は、ややすっぱい。

「三省堂国語辞典 第七版」

初めから砂糖の入ったヨーグルトを食べ慣れている人は、すっぱいという記述自体に違和感を覚えるかもしれません。そのあたりの感覚も時代とともに変化していくものでしょうか。

また世界の言葉で「ヨーグルト」を何と言うのか『13か国語でわかるネーミング辞典』で調べてみました。

ヨーガト yoghurt
ヤウール yaourt
ヨーグルト Joghurt
ヨーグルト yogurt
西 ジョグール yogur
ヨグルテ iogurte
ヨホルトゥ yoghurt
ヤウルティ γιαουρτι
プラスタクヴァーシャ простокваша
スワンナイ 酸奶
ヨグルト 요구르트
ラバン لبن

 

ヨーロッパの言葉はどれもヨーグルトによく似ています。

こうなると気になるのはヨーグルトってもともとは何語なのだろう?ということ。

外来語の起源を調べたいときはこの辞書が便利です。

ヨーグルト

〔yogurt=もと、トルコ語〕

牛乳・ヤギの乳などに 乳酸菌を 作用させた、クリーム状の食品。

「新明解国語辞典 第七版」

ヨーグルトというのはもともとトルコ語なんですね。

ヨーグルトと言えばブルガリアのイメージ。ただトルコはブルガリアの隣国なので、遠からずというところでしょうか。

トルコ語の食べ物といえば真っ先に思い浮かぶのはやはりケバブ。ヨーグルト=トルコというのは意識したことがなかったですね。

 

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極みカット

仕事帰り、ドンキホーテでカルビーの「極じゃが(きわじゃが)」というポテトチップスを購入。パッケージの裏面を見ると、次のような説明が書いてあります。

極じゃが

たどり着いた美味しさの秘密は厚さ3.5ミリの極み(きわみ)カット。ゆずの豊かな香りと唐辛子のツンとした辛味が、極じゃがのおいしさを一層引き立てます。

ここで気になったのが「厚さ3.5ミリの極み(きわみ)カット」という表現。

「極み」という日本語はここではどのような意味で使われているのでしょう? いつものように辞書を引いてみました。

きわみ[極み]キハミ(名)

これ以上ないというところ。極点。

「喜びのー」

「三省堂国語辞典 第七版」

極みカットというのはつまり「これ以上ないくらい厚くカットされた」ポテトチップスという意味なのでしょうか?

ただそれならば3.5ミリよりも厚くなりそうなもの。もっと深い意味が隠されているような気がして、カルビーのホームページもチェックしてみました。

厚さ3.5ミリの”極みカット”

はじめは「ザックリ」噛みしめると「サクッ!」、
抜群の食感を楽しめます。
しかも短冊状でつまみやすく、食べ応えも十分です。

カルビー「極みカット」ホームページより

うーん、わかるようなわからないような。。。

ただポテトチップスはたしかに「ザックリ」「サクッ!」と食感が良く、とてもおいしかったので良しとしましょう。

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