cialis viagra online accutane

フィンランド語学習記 vol.768 − Oletko sinkku vai varattu?

フィンランド語で sinkku は「シングル」の意味。

つまり結婚相手や付き合っている相手がいないということ。

英語の single に由来する単語です。

この sinkku を辞書で引いてみたら、こんな例文が出ていました。

Oletko sinkku vai varattu?

あなたはフリーか、それとも相手がいるのか。

「パスポート初級フィンランド語辞典」

なかなかこんな風にスパっとは聞けないな。。。とそれはさておき、

面白いと思ったのは sinkku の反対語が varattu になっていること。

varattu は「予約する」を意味する動詞 varata の受動過去分詞。

つまり交際相手がいることを「予約済」と表現しているんですね。

sinkku と varattu が韻を踏んでいることもあって印象に残る表現なので、メモしておきたくなりました。

 

パスポート初級フィンランド語辞典
吉田 欣吾
白水社
売り上げランキング: 152,135

フィンランド語学習記 vol.767 − ベリー摘み友達

フィンランドの夏の風物詩の一つに森でのベリー摘みがあります。

そのベリー摘みに関する面白いニュースがフィンランド語学習者のためのやさしいフィンランド語によるニュースサイト「Yle Uutiset selkosuomeksi」に出ていました。

Marjastuskaveri Facebookista

Suomalaisia kannustetaan marjastamaan.

Monet eivät marjasta, koska heillä ei ole marjastuskaveria. Siksi luonnontuotealan järjestö Arktiset Aromit auttaa ihmisiä löytämään marjastuskaverin.

Järjestö aloitti Facebookissa kampanjan, jonka nimi on Marjakaverit. Sen avulla ihmiset voivat löytää marjastuskavereita ja sopia marjaretkistä.

Suomen luonnossa kasvaa paljon marjoja. Ihmiset keräävät kuitenkin alle 10 prosenttia esimerkiksi metsien puolukoista ja mustikoista.

フェイスブックでベリー摘み友達

フィンランド人はベリー摘みに行くよう奨励されている。

ベリー摘みに行く人はあまり多くはない。なぜならベリー摘み友達がいないからだ。

そこで天然素材食品協会 Arktiset Aromit は人々がベリー摘み友達を見つける手助けをしている。

協会はフェイスブックでのキャンペーンを始めた。その名称は Marjakaverit(ベリー友達)という。その援助によって人々はベリー摘み友達を見つけ、ベリー摘みの旅に行く約束ができる。

フィンランドの自然では多くのベリーが育つ。しかし人々は例えば森のコケモモやビルベリーの10%しか集めていない。

Yle Uutiset selkosuomeksi | Yle Uutiset | yle.fi

フィン
marjastus berry-picking ベリー摘み
kannustaa encourage 勇気付ける
marjastaa pick berries ベリーを摘む
luonto nature 自然
tuote product 製品
ala area 分野
järjestö organization 組織
aromi flavor 香り
kampanja campaign キャンペーン
retki trip (短い)旅行
kerätä collect 集める
alle under 〜の下へ
puolukka lingonberry コケモモ
mustikka bilberry ビルベリー
ブルーベリー

 

marjastaa

Suomalaisia kannustetaan marjastamaan.

フィンランド人はベリー摘みに行くよう奨励されている。

Yle Uutiset selkosuomeksi | Yle Uutiset | yle.fi

marjastaa は「ベリーを摘む」を意味する動詞。

こんな動詞があること自体がフィンランドにおけるベリー摘みの重要性を示しているのかなと思います。

 

ひとこと

現代的なフェイスブックと伝統的なベリー摘みという組み合わせが目を引く今回のニュース。これを機にフィンランドにおけるベリー摘み人気の復活!となるのでしょうか。

フィンランド語学習記 vol.766 − ふたたび päästä について

フィンランド語の päästä という動詞には「行く」と「離れる」という意味があります。

Pääsitkö yliopistoon?

あなたは大学に行きましたか?

Pääsimme suomen kurssille.

私たちはフィンランド語の授業に行きました。

Milloin pääset työstä kotiin.

あなたはいつ仕事を終えて家に帰りますか?

Pääsimme kurssilta klo 12.

私たちは12時に授業を終えました。

「Tarkista Tästä」P.112-113

後続の名詞が入格や向格なら「行く、着く」、出格や離格なら「離れる」というイメージ。正反対の意味を同じ動詞で表すなんてややこしいと思っていました。

しかし先日『パスポート初級フィンランド語辞典』を見ていたら、こんな例文が目にとまりました。

Minä pääsen kokouksen.

私は会議に出られる。

Hän pääsee työstä kello 6.

彼女は6時に仕事から出られる。

「パスポート初級フィンランド語辞典」

あっ!と思ったのは「出られる」の部分。これを見て日本語の「出る」という動詞にもフィンランド語の päästä と同じように「行く」と「離れる」という意味があることに気付きました。

「に、から」のような格助詞によってその意味が決まるという点も päästä と同じ。

この対応関係に初めから気付いていたら、päästä の用法がややこしいなんて思うことはなかったのかもしれません。

外国語として日本語を習っている人も「出る」という動詞に同じような違和感を感じているのでしょうか?

 

フィンランド語文法ハンドブック
吉田 欣吾
白水社
売り上げランキング: 86,818

フィンランド語学習記 vol.765 − 影響力のあるパスポート

現在、日本のパスポートを持っている人なら海外旅行の際にビザを取る必要はほとんどないでしょう。

ただビザなしで渡航できる国・地域の数というのは、もちろんどの国のパスポートを持っているかによって異なります。

そんなパスポートランキングの話題がフィンランド語学習者のためのやさしいフィンランド語によるニュースサイト「Yle Uutiset selkosuomeksi」に出ていました。

Vaikutusvaltaiset passit

Suomen passi kuuluu maailman vaikutusvaltaisimpien passien joukkoon.

Maailmanlaajuinen passivertailu kertoo, että Suomen passilla pääsee 187 maahan. Myös Etelä-Korean ja Saksan passeilla pääsee yhtä moneen maahan.

Kaikkein vaikutusvaltaisimpia passeja ovat Japanin ja Singaporen passit. Niillä pääsee 189 maahan.

Afganistanin passi on heikoin. Sillä pääsee ilman viisumia vain 25 maahan.

影響力のあるパスポート

フィンランドのパスポートは世界で最も影響力のあるパスポートのグループに属する。

世界的なパスポートの比較によれば、フィンランドのパスポートでは187か国に行くことができる。韓国とドイツのパスポートでも同じ数の国に行くことができる。

全ての中で最も影響力のあるパスポートは日本とシンガポールのパスポートである。それらのパスポートでは189か国に行くことができる。

アフガニスタンのパスポートは最も弱い。それではビザなしで25か国にしか行くことができない。

Yle Uutiset selkosuomeksi | Yle Uutiset | yle.fi

フィン
vaikutusvaltainen influential 影響力のある
maailmanlaajuinen global, world-wide グローバルな
vertailu comparison 比較
heikko weak 弱い
viisumi visa ビザ

 

vaikutusvaltaisimpien

Suomen passi kuuluu maailman vaikutusvaltaisimpien passien joukkoon.

フィンランドのパスポートは世界で最も影響力のあるパスポートのグループに属する。

vaikutusvaltaisimpien は「影響力のある」を意味する形容詞 vaikutusvaltainen の最上級 vaikutusvaltaisin の複数属格の形。

原級 比較級 最上級
単数主格 vaikutusvaltainen vaikutusvaltaisempi vaikutusvaltaisin
単数属格 vaikutusvaltaisen vaikutusvaltaisemman vaikutusvaltaisimman
複数属格 vaikutusvaltaisten
vaikutusvaltaisien
vaikutusvaltaisempien vaikutusvaltaisimpien
vaikutusvaltaisinten

 

最初 vaikutusvaltaisimpien という字面を見たときには比較級だと思い込んでしまい、どのように訳すべきか考え込んでしまいました。しかし実は vaikutusvaltaisimpien は最上級。

比較級=vaikutusvaltaisempien

最上級=vaikutusvaltaisimpien

ややこしい。。。

 

ひとこと

昔に比べるとビザなしでいける国が増えた印象がありますが、それは日本のパスポートを持っているからこそ。そのありがたみを感じつつ、今年の夏は久しぶりの海外に出かける予定です。

フィンランド語学習記 vol.764 – ことわざのようなもの(2)

前回に続いてフィンランド語教室のテキスト『suomen mestari 4』より、フィンランド語のことわざのようなものを読み進めていきます。

Haukkuva koira ei pure.
Ei makaavan kissan suuhun hiiri tule.
Ei kysyvä tieltä eksy.
Etsivä löytää.
Kyllä tekevälle työtä riittää.
Tekevälle sattuu.

「suomen mestari 4」P.38

今日は後半の Etsivä löytää. から。

 

Etsivä löytää.

etsivä は「探し求める」を意味する動詞 etsiä の能動現在分詞。

フィン
etsiä look for, seek 探し求める
löytää find 見つける

 

そのまま訳すと「探し求める人は見つける」となります。

それらしく訳せば「求めよ、さらば与えられん」という感じでしょうか。

こうなると聖書の一節ですね。

 

Kyllä tekevälle työtä riittää.

tekevälle は「する」を意味する動詞 tehdä の能動現在分詞 tekevä の単数向格[-lle]の形。

フィン
riittää suffice 十分である

 

このフレーズはどうしても意味がわからず。。。ネット上ではたくさんの用例が見つかるものの、文構造も伝えたいメッセージも理解できなかったのでギブアップします。

 

Tekevälle sattuu.

sattuu は「起こる」を意味する動詞 sattua の三人称単数。

フィン
sattua happen 起こる

 

そのまま訳せば「行動する人には起こる」となります。

二つ前の Etsivä löytää. に近い意味なのかな?と思いましたが、微妙に違うようです。

wiktionary に次のような説明が出ていました。

tekevälle sattuu

whoever does something is bound to some kind of misfortune; used in a comforting way

「Wiktionary」

行動には災難がつきまとう、行動する限り悪いことが起こるのは避けられないという意味のようです。

要は「めげずに行動しよう!」という励ましの言葉なのでしょうか。

 

ひとこと

以上、フィンランド語教室のテキスト『suomen mestari 4』の練習問題で取り上げられていたフィンランド語のことわざのようなものを紹介してみました。

ささっと訳せるかな思ったら、思いのほか苦労したというのが正直なところ。

ただ先人の知恵がぎゅっと詰まったことわざを読解するのは楽しい作業でもあります。

フィンランド語学習記 vol.763 – ことわざのようなもの(1)

フィンランド語教室のテキスト『suomen mestari 4』の練習問題でフィンランド語のことわざ(?)のようなものがいくつか取り上げられていました。

Haukkuva koira ei pure.
Ei makaavan kissan suuhun hiiri tule.
Ei kysyvä tieltä eksy.
Etsivä löytää.
Kyllä tekevälle työtä riittää.
Tekevälle sattuu.

「suomen mestari 4」P.38

この章は「分詞」がテーマなので、各フレーズの中に能動現在分詞[-vA]が含まれています。

以下に一つずつ見ていきたいと思います。

 

Haukkuva koira ei pure.

haukkuva は「吠える」を意味する動詞 haukkua の能動現在分詞。

ei pure は「噛む」を意味する動詞 purra の三人称単数否定形。

フィン
haukkua bark 吠える
purra bite 噛む

 

そのまま訳すと「吠える犬は噛まない」となります。

英語にも同じ A barking dog seldom bites. ということわざがありますね。

実力のない人に限って口やかましいというような意味でしょう。

 

Ei makaavan kissan suuhun hiiri tule.

makaavan は「横たわる」を意味する動詞 maata の能動現在分詞 makaava の単数属格[-n]の形。

フィン
maata lie 横たわる
suu mouth
hiiri mouse ネズミ

 

この文は語順がやや複雑。意味が通るように訳せば「ネズミは横たわるネコの口の中には入らない」となります。

ただそこにどのような教訓があるのか、いまいちよくわかりません。

「君子危うきに近寄らず」のような意味なのでしょうか??

 

Ei kysyvä tieltä eksy.

kysyvä は「尋ねる」を意味する動詞 kysyä の能動現在分詞。

ei eksy は「(道に)迷う」を意味する動詞 eksyä の三人称単数否定形。

フィン
kysyä ask 尋ねる
tie road, way
eksyä get lost (道に)迷う

 

フィンランド語の分詞は名詞の役割を果たすことがあります。よって kysyvä を「尋ねる人」と解釈すれば「(道を)尋ねる人は道に迷わない」となります。

日本語の「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」に近いニュアンスの言葉なのかなと想像しました。

 

ひとこと

ここまででようやく前半終了。

結構な時間がかかってしまったので続きは次回にまわします。

cialis viagra online accutane