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「隔月刊」は英語で何と言う?

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雑誌や官報のような定期刊行物のことを英語で periodical と言います。

periodical の典型的な区分は次のとおり。

1 weekly 週刊
2 biweekly 隔週刊
3 semimonthly 月二回刊
4 monthly 月刊
5 quarterly 季刊
6 annual 年刊

 

biweekly と semimonthly は同じようなペースに思えますが、曜日固定の biweekly (例、隔週金曜日)は日付固定の semimonthly(例、毎月5日, 20日)よりも若干刊行のペースが速くなります。

なおこの biweekly は使い方に注意が必要。

biweekly

  1. <刊行物などが>隔週の
  2. 週2回の

『プログレッシブ英和中辞典 第4版』

何とペースが異なる二つの意味が。

ただし語義にもあるとおり、定期刊行物の場合はおもに1の意味で用いられるとのこと。

なお日本の雑誌の多くは週刊か月刊だと思いますが、もちろんこれ以外の刊行ペースも存在します。

例えば、自分がよく読んでいるマガジンハウスの ku:nel(クーネル)はひと月おきの刊行(隔月刊)。

隔月刊はさきほどの単語リストにありませんが、隔週刊が biweekly だとすると。。。

bimonthly

  1. 隔月の
  2. 1か月に2度の

『プログレッシブ英和中辞典 第4版』

「隔月刊」は英語で bimonthly。

こちらも biweekly と同じように異なる二つの意味を持っていますが、定期刊行物の場合はふつう1の意味で用いられるそうです。

以上、ちょっと複雑な英語の periodical に関するお話でした。

『そして、僕はOEDを読んだ』アモン・シェイ著

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先日、ジュンク堂の語学書コーナーを何気なく見ていたら、『そして、僕はOEDを読んだ』というタイトルの本を発見。

OED(Oxford English Dictionary)についての本なら面白そうと思って購入してみると、これがど真ん中ストライクの一冊でした!

この本は著者のアモン・シェイさんが、約一年をかけて、世界最大の英語辞書『Oxford English Dictionary』を完読したその記録です。

OEDは、全20巻、21,730ページから成る巨大辞書。

その特徴は、単に英語のあらゆる語彙を網羅しようとするだけではなく、その単語の初出はいつか、どのような文献で使われたのか、またその意味がどのように変遷してきたかという包括的な記述にあります。

つまり単なる辞書というより、英語の歴史書といった方が実体に合っているのかもしれません。

本書『そして、僕はOEDを読んだ』は、著者がOEDを読み進めながら感じたことや日々の記録をエッセイ風に綴った文章と、著者がOEDから抜粋した珍しい単語を交互に配するという構成になっています。

これがまた絶妙のバランスで、我々もOEDを読むという大事業を短時間のうちに追体験することができます。

著者がOEDから抜粋した単語の一部を紹介してみましょう。

  • Acnestis(名詞)動物の肩から腰にかけての部分で、かこうと思っても手が届かないところ
  • Curtain-lecture(名詞)ベッドにおける妻による夫への小言
  • Gymnologize(動詞)インドの哲学者のように裸で議論する
  • Hypergelast(名詞)笑うのをやめようとしない人
  • Jentacular(形容詞)朝食の、朝食に関係する
  • Lectory(名詞)読書のための場所
  • Onomatomania(名詞)適切な言葉が見つからなくていらいらしている状態
  • Pandiculation(名詞)疲れた時や朝起きた時に、「あーっ」と手足を伸ばす行為
  • Quomodocunquize(動詞)あらゆる手段を使ってお金を稼ぐ
  • Sesquihoral(形容詞)一時間半続いている
  • Tricoteuse(名詞)編み物をする女性、特に、フランス革命の際にギロチン処刑に参列し、たくさんの首が転がっている中でも座って編み物をする女性
  • unlove(動詞)愛することをやめる

これらの単語を見て「おもしろい!」と思った方は、ぜひ本書『そして、僕はOEDを読んだ』を手に取ってみてください。

ただし辞書愛がエスカレートして、OEDそのものを読みたくなってしまっても責任は持てないので悪しからず。
 

そして、僕はOEDを読んだ
アモン・シェイ
三省堂
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日本語のラ行の音は、英語ネイティブの耳にはどのように聞こえるのか?

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日本人は英語の[r]の発音が苦手というのは、言い古された話。

しかし考えてみると、日本語のラ行の音をローマ字表記するときには[ra, ri, ru, re, ro]と書くのが普通。

つまり同じ[r]の表記でも、日本語の[r]と英語の[r]は全く異なる音ということになります。

そこで気になるのは、英語のネイティブスピーカーは日本語のラ行の音をどう思っているのか?ということ。

日本語ネイティブが英語の[r]を苦手なように、英語ネイティブも日本語のラ行を苦手と感じることはあるのでしょうか?

オンラインでの日本語学習を提供するウェブサービス lingualift のブログで、この日本語のラ行の音に関する話題が取り上げられていました。

How to pronounce Japanese – The basics

Most of the consonants are the same as in English but some are slightly different. The ‘r’ in Japanese is very light and almost like an ‘d’ or even a ‘l.’ In a way, it’s similar to the ‘tt’ in the North American English pronunciation of ‘little.’ It’s just a tap of the tongue on the top of the roof, not the hard ‘r’ of North America.

(ほとんどの子音は英語と同じだが、少し異なるものもある。日本語の[r]はとても軽く、ほとんど[d]や[i]のようですらある。ある意味、この音は北米の発音で little と言うときの[-tt-]に近い。口の中のてっぺんに軽く舌を合わせるだけで、北米風のしっかりした[r]とは異なる。)

この記述から推察すると、英語のネイティブスピーカーにとっては[l]よりも[d]の方が日本語の[r]に近いという感覚なのでしょうか?

いずれにしてもラリルレロを発音するときに、英語ネイティブの耳には[da, di, du, de, do]に聞こえているかもしれないという感覚は全くなかったので、これは驚きでした。

これを読む限り、英語のネイティブスピーカーにとっても、日本語のラ行の音を正確に再現するのは難しいはず。

しかし[ra, ri, ru, re, ro]を英語風に発音したとしても、我々の耳にはラ行の音に変換されてしまうので、誤解を生じることはあまりないのでしょう。

この非対称は英語ネイティブにとってはラッキー、我々にとっては頑張りどころといったところでしょうか。

フィンランド語学習記 vol.191 − さまざまな私

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仕事の都合で今週のフィンランド語教室はお休み。

この機会に教科書の前半を読み返していたら、代名詞の格変化をけっこう忘れていることに気が付きました。

例えば、フィンランド語で「私は」を意味する代名詞は minä(ミナ)。これは英語の I に当たる単語です。

しかし英語の I が I-my-me-mine と変化するように、フィンランド語の minä もまたさまざまな形に変化します。

これまでに習ってきたのは次のような形。

Minä asun Tokiossa.(私は東京に住んでいます。)
Tämä on minun sanakirja.(これは私の辞書です。)
Minulla on jano.(私はのどが渇いています。)
Yuri odottaa minua.(ユリは私を待っています。)
Tykkäätkö sinä minusta?(あなたは私を好きですか?)

太字の単語は全て minä の変化形。すべて異なる形になっています。

この他の変化形も含めて、表にまとめると次のとおり。

主格 minä 私は/が
属格 minun 私の
分格 minua 私を
内格 minussa 私の中で/に
出格 minusta 私の中から
入格 minuun 私の中へ
接格 minulla 私の上で/に
奪格 minulta 私の上から
向格 minulle 私の上へ
様格 minuna 私として
変格 minuksi 私に(なる)

 

数はたくさんありますが、規則性はあるので、語幹が[minu-]になることさえ覚えておけば大丈夫。

主要な格を習い終えたこのタイミングで、もう一度、体系的に代名詞の変化をおさらいしておこうと思います。

viridian(ビリジアン)

Balls on a pool (billard) table during play

小学生の頃、図工の時間に使っていた絵の具には「あお」や「あか」など普通の色に混じって「ビリジアン」という緑系の色がありました。

今、思い返してみると、ビリジアンというのは何だか不思議な名前。

あれは英語なのかな?と思い、辞書を調べてみたら、きちんとのっていました。

viridian

ビリジアン<酸化クローム(Cr2O3)の水和物から成る青緑色の顔料>;その色

『ジーニアス大英和辞典』

viridian

  1. a bluish green pigment made from a form of chromic oxide (color)
  2. a bluish green color.

『Wiktionary』

化学的な話はわかりませんが、辞書の定義によると、ビリジアンというのは「青みがかった緑」。普通の緑とは少し違うんですね。

さらに調べてみると、この viridian はラテン語で「緑」を意味する viridis に由来するのだとか。

もともと緑の意味だった単語が、どういう経緯で「青緑」になったのかはわかりません。

ただ今の自分にとっては、ビリジアンという単語は子どもの頃の時間を思い出させてくれる、どこか懐かしい響きを持った単語です。

今の子どもたちが使う絵の具にもビリジアンは入っているのでしょうか?

それはわかりませんが、こんな風に過去と未来をつないでくれる色が一つでも入っていたらよいなと思います。

「お墓」は英語で何と言う?

photo credit: Stuck in Customs via photopin cc

photo credit: Stuck in Customs via photopin cc

先日、初めて乗った鉄道路線の車窓から、大きな墓地が見えました。

初めての土地で墓地を見ると、必ず「こんなところにお墓があるんだー」と思ってしまうのはなぜでしょう?

あらゆるところに墓地はあるというのに。

それはさておき、英語で「お墓」は何と言うんだったかな?と思い、調べてみると grave, tomb という二つの単語が出てきました。

さっそく二つの違いを調べてみました。

grave

a place in the ground where a dead person is buried

『Oxford Advanced Learner’s Dictionary』

tomb

a large grave, especially one built of stone above or below the ground

『Oxford Advanced Learner’s Dictionary』

この定義によると、grave は死体を埋葬した場所、tomb は石造りの建造物を伴った大きめのお墓(grave)。

Google画像検索をすると、両者の違いがはっきりとわかります。

こうして見ると tomb というのは、装飾が施されたずいぶん豪華なお墓のイメージですね。

実際それなりのお宝がないと tomb raider(墓荒らし)も困ってしまいます。

日本だと古墳レベル(?)といったところでしょうか。

この他、英語には「墓地」を表す cemetery, churchyard, graveyard という単語もあります。

こちらも合わせて調べてみました。

cemetery

an area of land used for burying dead people, especially one that is not beside a church

『Oxford Advanced Learner’s Dictionary』

churchyard

an enclosed area of land around a church, often used for burying people

『Oxford Advanced Learner’s Dictionary』

graveyard

an area of land, often near a church, where people are buried

『Oxford Advanced Learner’s Dictionary』

正確に分類するなら cemetery は教会に所属しない墓地、churchyard は教会に所属する墓地、graveyard は教会の近くにある墓地(所属はしない?)。

もっとも実際にここまで正確に使い分けられているのかどうかはわかりません。

こちらもGoogle画像検索の結果を見てみましょう。

こうして見ると churchyard は昼の写真ばかりなのに、graveyard は夜の写真が多いですね。

あるいは語義の裏側におどろおどろしいイメージが貼り付いているのでしょうか?

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