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Lou Reed「Why can’t I be good」

photo credit: Georg Sedlmeir via photopin cc

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平日休みの今日は、先月亡くなったルー・リード(Lou Reed)のアルバムを一枚ずつ順番に聞いていました。

言うなれば一人追悼式といったところ。

我が家には彼のソロアルバムはほとんど揃っていますが、好きな曲を一つ挙げよと言われたときに挙げたい曲はどのアルバムにも入っていません。

それは1993年公開の映画『Faraway, So Close!』のサウンドトラックに収録されている「Why can’t I be good」という曲。

この映画の主人公は永遠の生命を放棄し、人間として生きることを選んだ天使。

映画の中で天使役のオットー・ザンダー(Otto Sander)が、ルー・リードのライブに迷い込むというシーンがあり、そこで実際にリード本人がこの曲を演奏しています。

モノクロームの画面の中、どこか悟ったような表情で「なぜ俺は善人になれないのか」と歌う姿が、映画に描かれる人間の実相と相まって強く印象に残ります。

Why can’t I be good
Why can’t I act like a man
Why can’t I be good
And do what other men can
Why can’t I be good
Make something of this life
If I can’t be a god
Let me be more than a wife

Why can’t I be good
Why can’t I be good
Why can’t I be good
Why can’t I be good

I don’t want to be weak
I want to be strong
Not a fat happy weakling
With two useless arms
A mouth that keeps moving
With nothing to say
An eternal baby
Who never moved away

Why can’t I be good
Why can’t I be good
Why can’t I be good
Why can’t I be good

I’d like to look in the mirror
With a feeling of pride
Instead of seeing a reflection
Of failure a crime
I don’t want to turn away
To make sure I cannot see
I don’t want to hold my ears
When I think about me

Why can’t I be good
Why can’t I be good
Why can’t I be good
Why can’t I be good

I want to be like the wind
When it uproots a tree
Carries it across an ocean
To plant in a valley
I want to be like the sun
That makes it flourish and grow
I don’t want to be
What I am anymore

Why can’t I be good
Why can’t I be good
Why can’t I be good
Why can’t I be good

I was thinking of some kind of whacked out syncopation
That would help improve this song
Some knock ‘em down rhythm
That would help it move along
Some rhyme of pure perfection
A beat so hard and strong
If I can’t get it right this time
Will a next time come along

Why can’t I be good
Why can’t I be good
Why can’t I be good
Why can’t I be good

この曲が歌われている『Faraway, So Close!』という映画は、1987年公開の映画『ベルリン・天使の歌』の続編に当たります。

本編の映画もおもしろいので、未見の方はぜひご覧になってみてください。

フィンランド語学習記 vol.117 − 味覚の名前

photo credit: Mr. T in DC via photopin cc

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フィンランド語教室のテキストにこんな例文が出てきました。

Tämä viini on makeaa.(このワインは甘い。)
*viini(ワイン)、makea(甘い)

フィンランド語で「甘い」は makea(マケア)。ワインの甘みにも、チョコレートの甘みにも使える単語です。

さきほどの例文では、主語の viini が数えられない名詞(不加算名詞)なので、語尾に[-a]が付いて makeaa と分格の形になっています。

[主格]makea
[分格]makeaa

今回はついでに他の味覚を表す単語についても調べてみました。

フィン
1 hapan sour 酸っぱい
2 katkera bitter 苦い
3 makea sweet 甘い
4 maku taste
5 mausteinen spicy 辛い
6 suolainen salty しょっぱい


6)フィンランド語で「塩」は suola(スオラ)。

フィンランド語も、英語も、塩を使って味覚を表します。もちろん日本語でも「塩辛い」と言うこともできますが、日常語としては「しょっぱい」の方が一般的でしょうか。

味覚と言えば、あのサルミアッキの味は何と形容したらよいのだろう?と気になったので、Wikipedia の salmiakki のページをのぞいてみたら、こんな文がのっていました。

Maultaan salmiakki on samaan aikaan sekä makea että suolainen.
*sekä A että B(AもBも)

細かいところはわからないものの、おそらく甘くてしょっぱいと言っているのだと思います。

たしかに甘くてしょっぱいことは認めますが、それだけではない複雑な味ですよね。

そう考えると味覚の表現というのは、実に難しいものだと思います。

日本語ですらあの味は何と形容してよいのかわかりません。上手く形容できないなら、いっそそのための単語を作ってしまうというのはどうでしょう? salmiakkinen?

フィンランド語学習記 vol.116 − 二つの月

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フィンランド語で「月」は kuu(クー)。

この kuu は空に浮かぶ月でもあり、暦の月でもあります。

空に浮かぶ月にはこんな表現も。

フィン
täysikuu full moon 満月
kuunsirppi crescent moon 三日月


「満月」は täysikuu(タウシクー)。täysi は full の意味。

「三日月」は kuunsirppi(クーンシルッピ)。sirppi は「鎌」の意味。三日月=月の鎌ということでしょうか。おもしろい表現ですね。

続いて暦の月。

フィン
marraskuu November 11月(霜月)
joulukuu December 12月(師走)


「11月」は marraskuu(マッラスクー)。marras は「死」の意味。

「12月」は joulukuu(ヨウルクー)。joulu は「クリスマス」の意味。

死の月から、クリスマスの月へ。死者を敬い、そしてクリスマスを祝うという順番なんですね。

その頃、日本では霜が降り、お坊さんが忙しく走り回るという対比もおもしろいです。

ところで空に浮かぶ月(moon)と暦の月(month)は、日本語では同じ「月」ですが、フィンランド語には暦の月を表す「kuukausi」という単語もあります。

フィン
天体 kuu moon
kuukausi month


普通の会話でこの二つを混同することはまずなさそうですが、世界の言語を見てみるとそれぞれ別の単語を当てるケースも多いようです。

マレー スウェーデン
天体 lune bulan måne
mois bulan månad


少し調べた範囲では、マレー語がどちらも同じ単語(bulan)でした。

英語ネイティブやフランス語ネイティブの人が、日本語やマレー語を習うと、なぜこの二つが同じ単語なの?と悩んでしまうこともあるのでしょうか? もしチャンスがあったらそのあたりの感覚を聞いてみたいものです。

指の名前を英語で言ってみる

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日本語の「小指」「薬指」「中指」「人差し指」「親指」の中で、名前の由来がすぐにわからないのは薬指。

Wikipedia には次のような説明がのっていました。

昔、薬を水に溶かす際や塗る際にこの指を使ったことに由来していると言われる説、薬師如来が右の第四指を曲げている事に由来するという説がある。

Wikipedia「薬指」より

薬を塗るときに薬指を使ったというのはありそうなことですね。人差し指よりも指先の面積が広く塗りやすいのではないでしょうか。

今回はそんな「指」の英語での呼び名を調べてみたいと思います。

英語で「指」は finger。しかし一人の人間に指は20本あるのに対して、finger は8本しかありません。

残りの12本は thumbtoe です。

finger (親指以外の)手の指
thumb 手の親指
toe 足の指

*thumb を finger に含めて「finger=10本」とする考え方もあるとのこと。たしかに「テンフィンガー」という表現も聞いたことがあります。

足の指が finger ではないというのは、日本人がうっかりしてしまうところでしょう。

続いて手の小指、薬指、中指、人差し指、親指に当たる英語の呼称を見てみましょう。

親指 thumb
人差し指 index finger, forefinger, first finger
中指 middle finger, second finger
薬指 ring finger, third finger
小指 little finger, pinkie, pinky, fourth finger


「薬指」は薬を塗る代わりに指輪をする指ということで ring finger

また「小指」には little finger の他に、オランダ語に由来する pinkie, pinky という呼称があります。

ここまでは手の指の話。一方、足の指はどうなっているのでしょう?

足の親指 big toe, first toe
足の人差し指 second toe
足の中指 third toe
足の薬指 fourth toe
足の小指 little toe, fifth toe


調べてみても big toelittle toe 以外の指には、番号以外の呼び名はないようです。

どこかにぶつけたりするのは、たいてい親指か小指のどちらかでしょうから、あまり話題に上ることもないのかもしれません。

なお日本語の指と同じく20本全てを表す単語に digit がありますが、これは医学用語で一般には使われないとのこと。

以上、今回は英語の指の呼称を調べてみました。

こうして見ると、毎日使って見ているものなのに、意外と知らない表現もあるものですね。いかがでしょう?

作家ロアルド・ダールの創作の秘密 − from NPR

photo credit: demandaj via photopin cc

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『Charlie and the Chocolate Factory』などのヒット作で知られるイギリスの児童文学作家ロアルド・ダールの娘さんのインタビューがNPR(National Public Radio)のウェブサイトにのっていました。

ここで娘の Lucy さんは、父親の創作の秘密について触れています。

インタビューによると、父親は毎晩子供たちが寝る前に物語を話し、そこから最初の作品が生まれたのだとか。

Roald Dahl Wanted His Magical ‘Matilda’ To Keep Books Alive : NPR

Every night, author Roald Dahl told his children a story: “Most of them [were] pretty bad,” he admitted in a 1972 BBC4 interview, “but now and again you’d tell one and you see a little spark of interest. And if they ever said the next night, ‘Tell us some more about that one,’ you knew you had something.

(毎晩、作家のロアルド・ダールは子供たちに物語を話して聞かせた。1972年のBBC4のインタビューで彼は次のように認めている。「ほとんどの話はひどいものだったけど、時には子供たちの興味を引くこともあったよ。子供たちが翌晩、きのうの続きをもっと話してと言えば、これはやったと思うのさ。」)

このようにしてダールのデビュー作『James and the Giant Peach』は生まれました。

正直な子供たちは最良の批評家だったのでしょう。このようにして生み出された作品が子供たちの心をつかまない訳がありません。

しかし執筆にはそれなりの苦労も伴ったようです。特に1988年の作品『Matilda』は難産だったとのこと。

The magical narrative of Dahl’s books makes the writing look easy, but there was a lot of toil behind that playful language.

(ダールの魔法のような物語を読んでいると、すらすらと執筆されたようにも見える。しかし愉快な言葉の裏には多くの苦労があったのだ。)

ダールの作品は、とても読みやすい英語で書かれているので、英語の多読教材としてもおすすめできるものばかり。

しかしこのインタビューによると、そんな作品も何度も何度も書き直しを重ねた末に完成したものだということがわかります。

引用元のサイトでは、そんな創作の裏側に関する娘さんのインタビュー音源を聞くこともできます。作家がどんな風に作品を生み出していたのか、興味のある方はぜひ聞いてみてください。

またさきほどの引用文中にある playful language という表現は、彼の作品を形容するのにふさわしい言葉だと思います。

日本では翻訳を読むこともできますが、英語に取り組んでいる人ならぜひ原書で読んでみてください。たくさんの playful language に出会うことができます。おすすめです!

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「死神」は英語で何と言う?

photo credit: onnola via photopin cc

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すっかり冬めいてきた今日この頃。日が落ちるのもずいぶん早くなりました。

昨晩の仕事帰り、人気のない夜道を歩いていたら、黒コートを纏った死神のような人影が目の前を横切っていきました。

幻のような一コマ。本物の死神だったら、いくつか聞いてみたいこともあったのですが。

現実に戻って、英語で「死神」は何と言うのだろう?と考えてみたのですが、よくわかりません。

家に戻って辞書を調べてみたところ、ずばり Death で「死神」の意味になるのだそう。

death

[D-; 単数形で]死神(生命を滅ぼす力の擬人化;大がまを持った骸骨・老人として絵画・文学で描かれている)。

『ウィズダム英和辞典 第3版』

あるいはこんな表現も。

grim reaper

(主に文)[the〜]死神(鎌で人間の時間を刈り取るとされる)。

『ウィズダム英和辞典 第3版』

ところでみなさんは死神というと、どのような姿を想像するでしょうか?

西洋では黒いローブを纏って大鎌を持った骸骨のイメージを用いることが多いようです。

おそらく一度はどこかで見たことがあるのではないでしょうか。

あのような死神の姿というのはいわゆる「死のアレゴリー」。死という概念に人格を与えたものと言えます。

allegory

a story, play, picture, etc. in which each character or event is a symbol representing an idea or a quality, such as truth, evil, death, etc.; the use of such symbols

『Oxford Advanced Learner’s Dictionary』

普段、街を歩いていても死神に会うことはありませんが、時折、髑髏が描かれた服を着ている人に会うことはあります。

The most common symbolic use of the skull is as a representation of death and mortality, but has changed with modern times as in clothing most skulls are designed for fashion rather than the historical symbolism.

(髑髏は、死やその運命を表すのにもっとも一般的に使われるシンボルである。しかし現代では洋服に見られるように、ほとんどの髑髏はそのような歴史的象徴ではなく、ファッションとして描かれている。)

Wikipedia「Human skull symbolism」より

以前は髑髏のイラストを見ると、嫌な趣味だなあと思うこともあったのですが、この頃、あれはあれで深い意味があるのだと思うようになってきました。

髑髏は死のアレゴリーであり、人はみないつか死ぬ存在であるということを暗い目の奥から私たちに語りかけてきます。

そういった意味で、ファッションとしての髑髏にもそれなりの主張はあるはず。街で髑髏に出会ったら、そのメッセージに耳を傾けてみるのも一興でしょう。

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