a little bit of bread and no cheese
ウグイスの「ホーホケキョ」、ホトトギスの「テッペンカケタカ」など、日本語には鳥の鳴き声の聞きなしが豊富にあります。
ききなし[聞き(×做し)](名)
野鳥の鳴き声を、意味のあることばに置きかえて聞くこと。例、ホオジロの鳴き声を「源平つつじ白つつじ」とか、「札幌ラーメンみそラーメン」と聞くなど。
「三省堂国語辞典 第七版」
一方、英語にはこんな声で鳴く鳥がいるのだとか。
a little bit of bread and no cheese
(Britain, idiomatic, onomatopoeic) the song of the yellowhammer.
「Wiktionary」
a little bit of bread and no cheese(少しのパンにチーズなし)は yellowhammer という鳥の鳴き声。
yellowhammer の和名はキアオジと言うようです。
yellowhammer
n.
- キアオジ:ヨーロッパ産ホオジロ属の小鳥
- ⦅主に米南部⦆ ハシボソキツツキ:翼の下面は黄色で尾の下面にも黄色の線がある;キリストの十字架近くを飛んだ罰として、羽にキリストの血を浴び、卵にも赤い斑点はんてんがついたといわれる;flicker ともいう
「ランダムハウス英和大辞典 第2版」
このキアオジの鳴き声が Wikipedia で公開されていました。
繰り返し聞いてみたのですが、どうしても a little bit of bread and no cheese には聞こえません。
リスニング力が足りないのか、あるいは耳が悪いのか。。。
いずれにせよ、最初にこの鳴き声から a little bit of bread and no cheese というフレーズを聞き取った人は想像力が豊かな人だったのでしょう。みなさんは聞こえましたか?
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