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quomodocunquize & ergophobia

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私たちが日常使う様々な英語辞書には改訂の度に新しい単語が加わりますが、一方ではひっそりと消えてゆく単語もあります。

ただそのような単語の中には、味わいのある捨てがたい表現も少なくありません。

スペリングや文法の校正ソフトを販売している grammarly のブログ記事「Words that Went Extinct」にそんな単語がいくつか紹介されていたので、一部をシェアしてみたいと思います。

Words that Went Extinct – Grammarly Blog | Grammarly Blog

quomodocunquize

to make money by any means possible

本当の意味で「お金がない!」という経験をしたことはありませんが、一寸先は闇の現代社会。もしも仕事を失って収入を断たれてしまったら、何とか quomodocunquize しなければなりません。

ergophobia

the morbid fear of going back to work

しかし実際に仕事を失ってしまったら、すぐに「仕事を見つけるぞ!」と思えるかどうかはまた別の問題。家でのほほーんと過ごしていたら、いつのまにか ergophobia になってしまうかもしれません。。。

現代の辞書からはすっかり消えてしまったり、あるいは残っていてもほとんど使われていない英単語の中には、言われてみれば心当たりがあるのに誰もそれを言葉にしなかったような、そんな微妙な感覚をすくいあげたものが数多くあるような気がします。

この quomodocunquize と ergophobia にもそういった、かゆいところに手が届くような感覚があるように思います。

【 】の名前は何と言う?

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国語辞典や漢和辞典でよく使われている【 】←こういう括弧があります。

前にこの括弧を話題にしようとしたとき、「えーと、あの括弧の太いやつ、、、外側はかくっとなっていて、内側は丸くなっていて、、、」のようにずいぶん説明に苦労したことがありました。

この【 】の正式な名前は何なのだろう?と思って、調べてみたところ、

隅付き括弧(すみつきかっこ)

と言うのだそう。つまり( )に隅を付けたということなのでしょう。

あんなに説明に苦労したのに、たった三文字で【 】を表してしまうとは、素晴らしい命名力! 恐れ入りました。

それにしても国語辞典や漢和辞典で[ ]や{ }や〔 〕ではなく、【 】を使うことが多いのはなぜなのでしょう?

一つには【 】は他の括弧に比べて目立ちやすいという理由があるのかもしれません。

そんなこともあり、自分の場合は仕事で送るメールの件名を【○○】○○○○○○ のようにして、メールの区分(依頼・報告など)を示すのに使っています。

何事にも最初に考えた人というのがいる訳で、最初にこの【 】の形を考案した人にはもっとスポットライトが当たってもよいのではないかと思います。

また今後、更に改良を加えた新型の括弧が登場する可能性はあるのでしょうか??

「それは思い付かなかった!」と周囲を驚かせるような斬新な括弧が登場したら楽しいですね。

revenge(リベンジする)

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例えば、何か大きな失敗をしてしまった人が「次回こそはリベンジします!」なんて言うのを聞いたことはないでしょうか。

このリベンジという表現は和製英語と言われることもよくあるのですが、改めて辞書を調べてみると次のような意味を見つけることができます。

revenge

  1. something that you do in order to make sb suffer because they have made you suffer
  2. (sport) the defeat of a person or team that defeated you in a previous game

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

一般に英語で revenge というと(1)の「復讐」の意味を連想します。

これはかなりネガティブな表現で、例えば「恨みを晴らしたい」というような強い気持ちを言葉の裏側に感じることができます。

しかし revenge には(2)の「雪辱」という意味もあるので、スポーツやそれになぞらえた文脈であれば「次回こそはリベンジします!」という表現もあながち間違いとは言えないでしょう。

和製英語のようでありながら和製英語ではない、誤解されやすい表現の一つだと思います。

 
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ルーティーンを丁寧に

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仕事であれ、家のことであれ、日々生活をしていると忙しさの波のようなものがどっと押し寄せてくることがあります。

あまりにも忙しいときというのは、やらなければならないことの多さに気持ちばかり焦ってしまい、からまわりしてしまいがち。

一つ一つこなしていけばよいとわかってはいるものの、気持ちが上の空になってしまったり、先々のことを考えてしまったり、どうにも落ち着くことができません。

そんなときにおすすめなのが日常のルーティーンをいつもより丁寧に行うこと。

例えば、洗濯物の一枚一枚をいつもより丁寧に干す、一杯のコーヒーをいつもより丁寧に淹れる、寝る前のストレッチをいつもより丁寧に行う、などなど。

どんなことでもよいので、ただ目の前にあるものに心を尽くす。そうしていると、やがて心がふっと軽くなり、何でもやってやろう!という気持ちになるから不思議なもの。

これがいったいどういう心の働きなのかはよくわからないのですが、経験則からルーティーンを丁寧に行うことには、一種の禅的な力があるように感じることもあります。

この頃、忙しいなあ、こんがらがっているなあとお悩みの人はぜひ試してみてください。

『きょうの花活け』

photo credit: Forget me not via photopin (license)

photo credit: Forget me not via photopin (license)

もともと花というものとは全く無縁の生活を過ごしていて、チューリップやバラのような誰でも知っている花以外は名前も知らないくらいでした。

ただここ数年、花屋さんがあるとふらっと立ち寄ったり、お寺などで季節の花を楽しんだり、花を見る楽しみというものが少しずつわかってきたような気がします。

特に今年の春、鎌倉に引っ越してきてからは、その傾向が顕著になって、花を意識しながら過ごす時間がさらに増えてきました。

そして先日、鎌倉駅西口のたらば書房という本屋さんに行ったときに、この『きょうの花活け』という本が目立つ棚に平積みになっていて、手に取ってパラパラとめくっていたらじっくりと読みたくなり購入してしまいました。

きょうの花活け: 花あしらい101の見本帖。花と鎌倉とウーロンと。

考えてみると、花の本なんて買ったのは人生で初めてのことかもしれません。

本書『きょうの花活け』は鎌倉在住のフラワーアーティスト CHAJIN さんによる花活けの写真集。

もちろんフラワーアレンジメントの類には全く詳しくないのですが、写真を眺めているだけで何だか癒される気がします。

またフラワーアレンジメントというと、たくさんの花をバランス良く組み合わせて。。。とかなり難しい印象があったのですが、本書に出てくる花活けはとてもシンプル。

最初の章などは「1種類で活ける」となっていて、冒頭には赤い椿の花をたった一本、赤い器に活けた写真がのっています。

そのたたずまいがとても美しく、そうかこんなシンプルでもいいんだ、と新しい価値観に出会ったような気がしました。

また個人的には青い花が好きなので、繰り返し登場するアジサイやワスレナグサあたりの写真を見ながらほっこりとしています。

花好きな人、あるいはこれから花好きになる人も、きっとお気に入りの花活けに出会うことができる素敵な一冊だと思います。

 

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『はじめてのマインドフルネス − 26枚の名画に学ぶ幸せに生きる方法』

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『はじめてのマインドフルネス − 26枚の名画に学ぶ幸せに生きる方法』という本を読みました。

はじめてのマインドフルネス ――26枚の名画に学ぶ幸せに生きる方法

著者はクリストフ ・アンドレというフランスの精神科医の方。

本の帯には「ストレスに強い心をつくる」「人生に息切れしないために」という文言が並んでいます。

先日、銀座のブックファーストに行った際に、たまたま面陳されていた本書の表紙の雰囲気に惹かれて購入。とても素晴らしい本だったので、紹介したいと思います。

それにしても、最近本屋さんに行くとマインドフルネスに関する本をたくさん見かけるようになりました。

マインドフルネスというのは、一言で言えば、過去や未来ではなく「今」に注意と意識を向けることによって、心の安定を目指すためのトレーニング。

もともとは仏教の瞑想に由来するそうなので、日本人にとって馴染みのある考え方も多く取り入れられています。

例えば、私たちの心というのは、普段休むことなく「思考」を生み出しています。

「何も考えないようにしよう」と決めて静かに座っていたとしても、ついやり残した仕事のこと、友人に言われた一言、将来の不安など、さまざまな想念が心に浮かんでは消えていきます。

心のおしゃべりはとりとめがない。だが、自分の呼吸を感じ、鼓動を感じているうちに、それもゆっくりと静まってくる。時折、心はまたおしゃべりをする。でも、彼はそのおしゃべりを、落ち葉を見ているように、ただ眺める。ちょっと距離をとって観察する。

P.68 第5章「思考を観察する」より

マインドフルネスの一つの方法に、このように思考をただ静かに観察するというものがあります。

ただ実践してみるとわかりますが、これが案外難しい。最初は客観的に思考を眺めているつもりでも、いつのまにか思考の渦に捉われていることがよくあります。

また本書の最大の特徴はこのマインドフルネスの解説を26枚の絵画を使って行うということ。

古今の名画の中から、人の様々な思考様式や在り方を読み取り、それをマインドフルネスの実践に結びつけていくのです。

このアプローチがとても新鮮で、一章一章味わうように読み進めることができました。

これからマインドフルネスを始めてみようという人にも、すでに実践しているという人にも、おすすめできる一冊だと思います。

 

はじめてのマインドフルネス ――26枚の名画に学ぶ幸せに生きる方法
クリストフ アンドレ
紀伊國屋書店
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