とりま?

フィンランド語であれ、英語であれ、日本語であれ、わからない単語があったら辞書を引くことにしています。

しかしもちろんすべての言葉が辞書に出ている訳ではありません。

この前、職場のアルバイトの子が使っているのを聞いて「??」と思ったのが「とりま」という言葉。

こっそり辞書を調べたものの、手持ちの辞書にそれらしい言葉は出ていません。見つかったのはこれだけでした。

トリマー(名)〔trimmer= トリミングをする人〕

犬の理髪師。

「三省堂国語辞典 第七版」

改めてネットで調べてみると、「とりま」というのは「とりあえず、まあ」を意味するスラングなのだそう。

普通は知らない言葉でも文脈からなんとなく意味を想像できるものですが、この「とりま」に関しては正直全く想像が及びませんでした。「そうだったのか!」という感じです。

三国風に書いてみるとこんな感じでしょうか。

とりま

〔俗〕←とりあえず、まあ

「ー、6時集合ね」

「三省堂国語辞典風」

ネットで見つけた説明によれば、結構古くからある言い回しで、最近はむしろ下火になりつつあるとのこと。

それにしても今でこそこういう言葉をネットで調べることができますが、ネットのなかった時代にはどうしていたのだろう?と思ってしまいます。

当然辞書には出ていませんし、やはりその言葉を使った当人に聞くのが一番なのでしょう。ただ年をとってくるとなかなかそれができないんですよね。