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フィンランド語学習記 vol.652 − Kustaa II Aadolf(1)

Mauri Kunnas の『Koirämäen Suomen historia』より、今回はスウェーデン王グスタフ2世アドルフに関するページを読んでいきます。

1611-1632

Kustaa II Aadolf

Kustaa II Aadolf oli pidetty kuningas, toisin kuin isänsä Kaarle IX. Hän oli reipas ja iloinen, aina valmis nauruun, ja tykkäsi tytöistä ja konvehdeista.

Kustaa II Aadolf oli yksi kaikkien aikojen suurimmista sotapäälliköistä. Hänen lempinimensäkin oli Pohjolan Leijona. Kustaa ei pelännyt mitään, paitsi katolista kirkkoa ja sitä että hänen serkkunsa Sigismund anastaa häneltä Ruotsin kruunun.

グスタフ2世アドルフ

グスタフ2世アドルフは彼の父カール9世と異なり人気のある王だった。彼は活力があり朗らかで、いつでも笑う人柄であり、若い女性とプラリネ(ナッツ菓子)を好んだ。

グスタフ2世アドルフは、歴史上最も偉大な戦争指導者の一人である。彼のニックネームは北のライオンであった。グスタフは何も恐れなかった。ただカトリック教会と彼のいとこであるシギスムンド(ジグムント3世)が彼からスウェーデンの王位を奪おうとしていることを除いては。

フィン
kuningas king
toisin otherwise 異なって
reipas brisk 元気な
iloinen cheerful 朗らかな
valmis ready 準備ができた
nauru laugh 笑い
konvehti praline プラリネ
sotapäällikkö war leader 戦争指導者
lempinimi nickname ニックネーム
leijona lion ライオン
pelätä fear 怖がる
paitsi except 〜を除いて
anastaa steal 奪う
kruunu crown 王位

 

konvehti

本文に出てくる konvehti というのが何のことかわからず、あれこれ調べてみました。

Wiktionary には次のような説明が出ています。

konvehti

A small, usually filled piece of confectionery made with a cover of chocolate, sugar, marzipan etc.

「Wiktionary」

英訳は praline となっていたので、こちらも調べてみました。

praline

n.

  1. プラリーヌ:アーモンドまたはヘーゼルナッツをキャラメルで包んだフランス菓子
  2. プラリーヌ:特にバター、赤砂糖、ピカンナッツ(pecan)で作られたクッキー大の菓子
  3. プラリーヌ:ナッツ類にチョコレート、ココナッツ、メイプルシュガー[シロップ]をかけたり混ぜ合わせて作る2に似た菓子

「ランダムハウス英和大辞典 第2版」

洋菓子に詳しい人なら「あー、プラリーヌね」という感じなのでしょうか?

明確にイメージすることはできなかったのですが、ランダムハウスの説明を読むと「おいしそう」だなとは思います。

ただグスタフ2世の時代の konvehti が現代のお菓子と同じということはないでしょうし、当時はいったいどんなものを食べていたのだろう。そんなことをつらつらと考えてしまいました。

続きは明日のエントリーにて。

 
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フィンランド語学習記 vol.651 − Merkel jättää puolueen puheenjohtajuuden

ドイツのメルケル首相が選挙の敗北の責任をとって与党党首の辞任を表明したとのニュースが入ってきました。

首相職は2021年の任期満了まで務め、その後は政界から引退するとのこと。

フィンランド語学習者のためのやさしいフィンランド語によるニュースサイト「Yle Uutiset selkosuomeksi」でもこのニュースをトップで報じています。

Merkel jättää puolueen puheenjohtajuuden

Saksassa tapahtuu iso muutos politiikan huipulla. Saksalaisen CDU-puolueen puheenjohtaja, liittokansleri Angela Merkel on kertonut, että hän ei enää halua olla puolueen puheenjohtaja.

Merkel on ollut CDU:n johtaja vuodesta 2000 asti. Merkelin CDU-puolue kärsi viikonloppuna suuren tappion Hessenin osavaltion vaaleissa. Sen sisarpuolue CSU koki myös Baijerin osavaltiovaaleissa pahan tappion kaksi viikkoa sitten.

Merkel haluaa kuitenkin olla edelleen liittokansleri eli hän haluaa johtaa Saksan hallitusta. Liittokanslerin kausi päättyy vuoden 2021 lopussa. Merkel on ollut liittokansleri jo 13 vuotta.

メルケルが党首の座を手放す

ドイツの政治の頂点で大きな変化が起こっている。ドイツのCDU(キリスト教民主同盟)党首であり連邦首相のアンゲラ・メルケルは、もう党首の座にとどまるつもりはないと語った。

メルケルは2000年からCDUの党首であり続けている。メルケルのCDUは週末にヘッセン州の選挙で大敗を喫した。CDUの姉妹政党であるCSU(キリスト教社会同盟)もまたバイエルン州の選挙において二週間前にひどい敗北を経験した。

それでもメルケルはまだ連邦首相の座にとどまりたい、つまりドイツ政府のリーダーでありたいと思っている。連邦首相の任期は2021年に終わる。メルケルはもう13年連邦首相であり続けている。

フィン
jättää leave 手放す
puolue political party 政党
puheenjohtajuus chairmanship 議長職
politiikka politics 政治
huippu top 頂上
puheenjohtaja chairperson 議長
liittokansleri federal chancellor 連邦首相
kärsiä suffer from 苦しむ
tappio defeat 敗北
Hessen Hesse ヘッセン州
osavaltio state
vaali election 選挙
kokea experience 経験する
Baijeri Bavaria バイエルン州
paha bad 悪い
johtaa lead 導く
kausi period 期間
päättyä end 終わる

 

メルケル首相はすでに在任13年。前任の首相が誰だったのか思い出せません。

調べてみると前任はゲアハルト・シュレーダー(在任期間:1998〜2005)、その前任はヘルムート・コール(在任期間:1982〜1998)でした。

コール首相は1990年のドイツ再統一の際の首相です。それから約30年でたったの3人しか首相になっていないというのは驚きですね。

今回のメルケル首相の引退表明をもって、今後のヨーロッパの政治力学は変化していくのでしょう。時計の針は止まることなく進んでいきます。

 
Yle Uutiset selkosuomeksi | Yle Uutiset | yle.fi

煮詰まる

この頃、言葉の正しい意味って何だろう?と考えることがよくあります。

言葉には意味があり、意味があるから人間同士のコミュニケーションツールとして使われる。

ただどんな言葉においても、意味というのは固定されたものではなく、時代とともに移り変わっていく。それは避けられないこと。

ある時点において「本来とは違う意味」とみなされた用法も、別の時点においては正しい用法として認められることもある。

そう考えると、言葉の正しい意味というのは、私たちが思っている以上に捉えどころのないものなのかもしれないとも思います。

例えば「煮詰まる」という日本語があります。

みなさんは普段どんな意味で使っているでしょう?

につまる 【煮詰(ま)る】

(自五)

㊀煮えて鍋(ナベ)の中の水気が(ほとんど)無くなる。

「汁が煮詰まったところで火を止める」

㊁会議などで、議論が出尽くして、結論が出せる状態に近づく。

「話合いがー」

〔問題の解決処理に行き詰まる意に用いることもあるが、誤り〕

「新明解国語辞典 第七版」

「話合いが煮詰まる」などと言うときの「煮詰まる」は本来「結論に近づく」の意味。

ただし現在では「行きづまる」の意味で使っている人も多いのではないでしょうか。

新明解ではこの用法を明確に誤りとしています。他の辞書ではどうでしょう?

☆☆につまる[煮詰まる](自五)

①煮えて水分が なくなる。煮えつまる。

②議論・交渉をかさねて、〈結論/終わり〉に近づく。

「問題が━」

③〔俗〕考えが行きづまって、頭が はたらかなくなる。

「三省堂国語辞典 第七版」

三国はもう少し柔軟で「行きづまる」の意味も〔俗〕として認めています。

この煮詰まるの例で面白いと思うのは「結論に近づく」と「行きづまる」が、ほぼ正反対の意味であるということ。

意味が移り変わるのは仕方ないとしても、真逆になってしまうのはさすがに行き過ぎだろうと思ってしまいます。いかがでしょうか?

 
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フィンランド語学習記 vol.650 − kaveri

フィンランド教室のテキスト『suomen mestari 1』を最初からせっせと読み直しています。

こちらは主人公のペドロとハンナの新居披露会でのエピソード。

Sitten kaikki syövät lihapullia, salaattia ja leipää. He juovat olutta ja limua. Ruoka on tosi hyvää. Vieraat pitävät myös Pedron sitruunakakusta. Se on makeaa, mutta myös hapanta. Hannan kaveri Janita haluaa reseptin.

それから皆はミートボールとサラダとパンを食べ、ビールとソフトドリンクを飲んだ。料理はとても美味しかった。来客はペドロのレモンケーキも気に入った。ケーキは甘いのに酸味もあった。ハンナの仲間のヤニタはレシピを知りたがった。
フィン
lihapulla meatball ミートボール
limu soda, soft drink ソーダ、ソフトドリンク
vieras guest 来客
sitruunakakku lemon cake レモンケーキ
hapan sour すっぱい
kaveri pal 仲間
resepti recipe レシピ

 

ここで気になったのが「仲間」を意味する kaveri という単語。

Hannan kaveri Janita haluaa reseptin.

ハンナの仲間のヤニタはレシピを知りたがった。

この kaveri はフィンランド語で一般的に「友人」を意味する ystävä とどのような違いがあるのでしょう?

手元のフィン英辞書を引くと次のような訳語が並んでいました。

  • ystävä = friend
  • kaveri = pal, chum, buddy

諸々調べてみると、ystävä という単語はかなり親しい友人を指すのに対して、kaveri はもう少し気軽に使える単語であるとのこと。

ニュアンスはわかるのですが、日本語に訳すのはなかなか難しい単語かもしれません。

ただ改めて自分自身の人間関係を振り返ってみると、友人と知人の中間くらいに位置する人というのはそれなりにいるような気がするので、日本語にもそういう単語が一つあっても良いのかなとも思います。

今日の空は雨模様

今日の空は雨模様

などと言うときの「雨模様」という言葉。

いったいどのような天気をイメージするでしょう?

あまもよう(オ) 【雨模様】

今にも雨の降りそうな様子。「あめもよう」とも。

「新明解国語辞典 第七版」

この語釈のとおり、雨模様はもともと「雨の降りそうな様子」を意味する言葉でした。

しかし最近ではもう一つの意味でも使われるようになっています。

☆☆あめもよう[雨模様](名)

①雨の降りそうなようす。あめもよ(雨催)い。

「ーの空」

②小雨が降ったりやんだりする天候。

▽あまもよう。

「三省堂国語辞典 第七版」

②の意味で雨模様を使うのは、かつて誤用とみなされていました。しかし現在では市民権を得た印象があります。

ではこちらの言葉はどうでしょう?

ゆきもよう(オ) 【雪模様】

雲の状態などから見て、今にも雪が降りそうだと判断される空の様子。

「新明解国語辞典 第七版」

ゆきもよう[雪模様](名)

雪が降ろうとする、空の様子

「あいにくのー」

「三省堂国語辞典 第七版」

この雪模様の語釈には「雪が降ったりやんだり」という意味は出ていません。

雨模様 雪模様
①降りそうな様子
②降ったりやんだり ×

 

私の個人的な感覚では、雨模様という言葉から連想するのは②の意味。そして雪模様という言葉から連想するのは①の意味。

この非対象性はおもしろいなと思います。みなさんの感覚はいかがでしょうか?

 
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「改定」と「改訂」の違いとは?

仕事で書類を作成するとき「かいてい」版と入力しようとすると、「改定」と「改訂」の二つの候補が出てきます。

この二つの違いは何なのでしょう?

改めて辞書を調べてみました。

かいてい[改定](名・他サ)

今までのものをやめて、新しく決めること。

「価格ー」

「三省堂国語辞典 第七版」

かいてい[改訂](名・他サ)

〔本の内容などを〕改め、なおすこと。

「ー版」

「三省堂国語辞典 第七版」

三国によると、

  • 改定=新しく決めること
  • 改訂=改め、なおすこと

となっています。

改定は「改めて制定すること」、改訂は「改めて訂正すること」と考えるとイメージしやすいかもしれません。

これに沿って考えると、冒頭の書類については「改訂」版が正しいのでしょう。

念のため、もう一つ辞書を調べてみます。

かいてい 

ーする(他サ)

一【改定】

新たに取り決めること。

「料金のー〔=値上げ。値下げを指すことはほとんどない〕」

二【改訂】

〔書物の内容などを〕改め直すこと。

「ー版」

「新明解国語辞典 第七版」

新明解では「改定」と「改訂」が一つの見出し語の下に入っていますが、示されている意味は三国と大きな違いはないようです。

面白いのは「料金の改定〔=値上げ〕」という部分。「値下げを指すことはほとんどない」という説明は、いかにも新明解らしい皮肉が効いていて、こういう語釈を見つけるとちょっと嬉しくなります。

 
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