フィンランド語学習記 vol.816 − vartalo
フィンランド語の理解に欠かせないのが名詞や形容詞の「語幹」という概念です。
フィンランド語の特徴である豊かな格変化の大半はまず語幹を求めるところからスタートし、その語幹に様々な語尾をくっつけます。
そんな「語幹」はフィンランド語では何と言うのでしょう? 辞書をパラパラとめくっていたら偶然に見つけました。
vartalo[ヴァルタロ]
①胴体、体:
Hänellä on lihaksikas vartalo.
彼女は筋肉隆々とした体をしている。
②⦅文法⦆語幹:
Sanan vartaloon liittyy päätteitä.
語の語幹に語尾が結びつく。
「パスポート初級フィンランド語辞典」
フィンランド語で「語幹」は vartalo。上記のとおり、もとは「胴体」を意味する単語です。
植物のアナロジーである日本語に対して、動物のアナロジーであるフィンランド語。
言葉が違えば表現も変わる、そのちょっとした違いが面白いです。