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山登り12ヵ月

自宅の本棚に並ぶ本は時間とともに変化してきます。

スペースは限られているので、並んでいるのはそのときに興味のある分野の本が中心。

自分の場合、最も多いのは言語に関する本や辞書の類。そしてこの一年で最も数が増えたのが料理の本と山の本。

特にこのところ気分がもやもやしているときに読みたくなるのが山の本です。

一種の現実逃避というか、清涼剤のようなものなのかなと思います。

その中でも今月繰り返し読んだのが四角友里さんの「山登り12ヵ月」という本。

山登り12ヵ月 四角友里

近所の小さな本屋で見つけて、そのまま表紙買いをしたのですが、結果として毎晩手に取って眺めるような一冊になりました。

この本では北アルプス周遊から京都一周トレイルのような低山歩きまで様々な山行の記録が素敵な写真とともに掲載されています。

その肩肘張らない感じというか、等身大のまま山を楽しもうとする姿勢にすっかり共感してしまいました。

登山というのはいわゆる登山家と呼ばれる人のように命の危険と隣り合わせの冒険をしている人から、趣味としてハイキングを楽しんでいる人まで様々なレベルの人が並存するアクティビティ。

どのレベルで山と付き合うかというのは、その人の経験や年齢やそもそもどのように山と付き合いたいかという意思によって変わってくるものだと思います。

この本はそんな山との付き合い方において「こんな楽しみ方はどうだろう?」と新しい視点や工夫を提供してくれるような、そんな一冊。

そしてそういった視点や工夫というのは山行に限らず、私たちの日常ひいては人生においても大切なものなのだと思います。

その意味では登山未経験の人でも楽しめる本なのかもしれません。

ただこの本を読んだら山に行きたくなることは間違いなし!の一冊でもあります。

 

山登り12ヵ月 四角友里
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フィンランド語学習記 vol.635 − pelata と pelätä

フィンランド語のアルファベットには[ä]と[ö]という二つの点々付きの文字があります。

そのこと自体には慣れてきたものの、いまだによく取り違えてしまうのが pelata と pelätä のような点々あり+なしの単語のペア。

フィン
pelata play ゲームをする
試合をする
pelätä fear
be afraid
怖がる

 

フィンランド語の語法書『Tarkista Tästä』からそれぞれの例文を抜き出してみました。

PELATA(verbi, transit)

pelata + O par Presidentti pelaa golfia.
Pelaamme usein korttia, esimerkiksi bridgeä.

 

『Tarkista Tästä』P.102

PELÄTÄ(verbi, transit)

pelätä + O par Minä pelkään pimeää.
Pikku-Elsa pelkäsi joulupukkia.

 

『Tarkista Tästä』P.103

それぞれの例文をざっと訳してみます。

Presidentti pelaa golfia.
(大統領はゴルフをする。)

Pelaamme usein korttia, esimerkiksi bridgeä.
(私たちはよくブリッジのようなトランプゲームをする。)

Minä pelkään pimeää.
(私は暗がりが怖い。)

Pikku-Elsa pelkäsi joulupukkia.
(小さなエルサはサンタクロースが怖い。)

上記の例文をよく見るとわかるのですが、この両者、語形変化においては単純に[a]と[ä]が入れ替わっているだけではありません。

pelata pelätä
一人称単数 pelaan pelkään
二人称単数 pelaat pelkäät
三人称単数 pelaa pelkää
一人称複数 pelaamme pelkäämme
二人称複数 pelaatte pelkäätte
三人称複数 pelaavat pelkäävät

 

pelätä の方は語形変化の際に[k]が登場します。

フィンランド語においてこの[× → k]の変化自体は珍しくないものの、pelata と pelätä で形が異なるというのは紛らわしいところ。

それぞれの意味と変化形をしっかり頭に入れておきたいところです。

テンメンジャン、トウバンジャン

このところ、月に2〜3回くらいのペースでひよこ豆のカレーを作っています。

先日、そこに隠し味として冷蔵庫にあった甜麺醤(テンメンジャン)を入れてみたら、コクと甘みが出ておいしい味になりました。

これに気を良くして、こちらも冷蔵庫にあった豆板醤(トウバンジャン)を入れてみたら、こちらはビミョーな味に。

カイエンペッパーの代わりに豆板醤を使ったらコクと辛みが出て一石二鳥になるかなと思ったものの、そう簡単ではなかったようです。

もちろん分量や好みの問題もあると思うので、豆板醤が絶対にダメということはないでしょう。

甜麺醤というのは甘い味噌、豆板醤は辛い味噌ですが、その元になっているのは何だろう?と思い、辞書を引いてみました。

テンメンジャン[(:甜麺醬)](名)〔中国語〕

中国料理に用いる、小麦から造るみそ。黒い色とあまい風味が八丁みそに似る。

「三省堂国語辞典 第七版」

トウバンジャン[(:豆板醬)](名)〔中国語〕

中国料理の調味料の一つ。トウガラシみそ・トウガラシ・ソラマメ・塩を材料として発酵させてつくる。ドウバンジャン。トーバンジャン。

「三省堂国語辞典 第七版」

甜麺醤は小麦、豆板醤はトウガラシ・ソラマメなどを原料として作るんですね。

ところで甜麺醤・豆板醤の「醤」は醤油の「醤」。これはもともとどんな意味の漢字なのだろう?と思って漢和辞典を調べてみました。

 ショウ(シャウ)

語義

一(名)

  1. 塩づけして発酵させた肉。しおから。「肉醬ニクショウ
  2. つきつぶしてペースト状にした食品。「梅醬(=梅肉のペースト)」
  3. 豆・麦などを発酵させてから塩などを加えた調味料。みその類。ひしお・ヒシホ。「醬油」

「全訳 漢辞海 第三版」

もともとは「発酵肉、ペースト、みそ」などの意味なんですね。

醤油のイメージが強いので、醤という文字からは何となく液体を想像していました。

またさきほどから何気なく醤と書いていましたが、この醤は簡易字体で、標準字体としては醬を用いるようです。

*細かくて見えないと思うので拡大します。

醤(簡易字体)

醬(標準字体)

ちなみに今、冷蔵庫に入っている甜麺醤・豆板醤のラベルを確認したところ、甜麺醤には簡易字体、豆板醬には標準字体が使われていることがわかりました。

甜麺醤

豆板醬

おそらく実際の使用においては両方の字が混在しているということなのでしょう。

今度スーパーに行ったらどちらの字が多く使われているかチェックしてみたいと思います。

 
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「ぎざぎざ」は英語で何と言う?

先日、財布から小銭を取り出した際、縁にぎざぎざのある十円玉(いわゆるギザ十)を発見。

ぎざぎざ(名・自サ・形動ダ)

〔俗〕のこぎりの歯のようなきざみめ(があるようす)。

「ーのある硬貨」

「三省堂国語辞典 第七版」

このようなぎざぎざのある硬貨は海外でも珍しくはありません。

だとすると、この「ぎざぎざ」は英語で何と言うのでしょう?

和英辞書には次のように出ていました。

ぎざぎざした

(のこぎり歯状の)serrated/(不ぞろいな)jagged.

「ウィズダム和英辞典 第2版」

十円玉の場合はのこぎり歯状に近いので、serrated が適切でしょうか?

辞書には次のような例文も出ていました。

▶︎100円玉の側面にはぎざぎざがついている

100 yen coins have serrated [milled] edges.

ここではさきほどの serrated に加えて、milled という単語が使われています。

調べてみると mill という動詞には「臼でひく」の他に「(硬貨)にギザギザをつける」という意味もあるのだそう。

なおユーロの場合、2ユーロ硬貨・50セント硬貨・10セント硬貨の三種にぎざぎざが付いており、Wikipedia の「Euro coins」のページでは2ユーロ硬貨の側面を Edge lettering, fine milled(文字が入っていて、縁に細かいギザギザが付いている)、50セント硬貨・10セント硬貨の側面を Shaped edge with fine scallops(縁が細かいホタテ型になっている)と表現していました。

後者は硬貨のぎざぎざをホタテの貝殻の溝に例えているんですね。

ぎざぎざにも様々な表現方法があるものだなあと思います。

 
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フィンランド語学習記 vol.634 − 初雪

今年の9月はずいぶんと雨が多い印象。

今日はおそらく夏以降では初めて、家にいて寒いなと感じました。

一雨ごとに秋らしくなるのだとすれば、本格的な秋はもうすぐそこまで来ているのかもしれません。

しかし世界にはもう冬の訪れを感じている地域もあるようです。

フィンランド語学習者のためのやさしいフィンランド語によるニュースサイト「Yle Uutiset selkosuomeksi」を見ていたら、ラップランドで初雪が降ったというニュースが出ていました。

Lapissa satoi lunta

Ensilumi on satanut Lappiin. Lunta satoi aikaisin tiistaiaamuna Kilpisjärvellä. Lunta satoi 2 senttimetriä.

Lapissa voi sataa lisää lunta keskiviikkona. Päivä on sateinen, ja ainakin osassa Lappia sade on lunta tai räntää.

ラップランドに雪が降る

初雪がラップランドに降った。雪は火曜の朝早くキルピスヤルヴィに降った。雪は2センチ積もった。

ラップランドでは水曜にもっと雪が降るかもしれない。その日は雨模様で、少なくともラップランドの一部には雪かみぞれが降るだろう。

フィン
ensilumi first snow 初雪
aikaisin early 早く
sateinen rainy 雨降りの
ainakin at least 少なくとも
räntä sleet みぞれ

 

Google マップでこのキルピスヤルヴィ(Kilpisjärvi)という町を調べてみると、ノルウェーやスウェーデンとの国境近くにある町であることがわかります。

ここはフィンランドの地図の中では、左上にぴょこんと突き出た地域のそのまた先端の部分。

また町の西にはフィンランド・ノルウェー・スウェーデン三国の国境が接する三国ケルン(Kolmen valtakunnan rajapyykki)と呼ばれるポイントがあるのだそう。

こんな北の地域にも私たちと変わらない人の暮らしがあって、雪景色を眺めながら「もう冬だねえ」なんて言っているのかなと想像すると不思議な気持ちになります。

 
Yle Uutiset selkosuomeksi | Yle Uutiset | yle.fi

先生曰く(いわく)などと言うときに使われる「曰」という漢字があります。

これは日曜日の「日」といったいどこが違うのでしょう?

(いわく)

(ひ)

拡大してわかる明確な違いは二つ。

1)曰(いわく)の方が横長である。(ずんぐりした感じ?)
2)曰(いわく)の中段の横棒は右に届いていない。

また、曰は「いわく・ひらび」、日は「ひ・ひへん」という部首にもなります。

例えば、私たちがよく使う「書、最、替」という漢字の部首は「曰(ひらび)」です。

書最替

一方、こちらもよく使う「普」の部首は「日(ひ)」です。

このように漢字の一部分に含まれてしまうと、もはや目視は不可能。コツコツと一つずつ覚えるしかないのだと思います。

。。。いや覚えなくてもよいですか。

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