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people people

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英語で「人」は person。

その person が集まれば people になります。(persons という形もあり)

英語にはこの people と person を並べた people person という表現があります。

people person

a person who enjoys, and is good at, being with and talking to other people

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

people person はいわゆる「社交的な人」の意味。

あなたの身の回りにも、おそらく何人かは people person と呼べるような人がいるのではないでしょうか。

なお冒頭で person が集まれば people になると言いました。

ということは people person が集まれば people people になるのでしょうか?

調べてみると、確かに people person の複数形には people people という形があるようです。(people persons という形もあり)

  • person = 人
  • people = 人々
  • people person = 社交的な人
  • people people = 社交的な人々

なかなかに複雑な person と people の組み合わせ。

people people と言われても「何のこと?」と思ってしまいそうです。

 
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univocalic

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人間というのは、完全な自由が与えられると逆に何をやったらよいかわからなくなる。むしろ制約の中でこそ創造性を発揮できる。

そんな意見に頷く人は多いでしょう。

それでは、これを文章を書くという行為に当てはめてみたらどうなるでしょうか?

実際、詩のような創作形式においては、表現に制約を与えるのが一般的。韻を踏む(rhyme)というのもその一つでしょう。

ここで紹介するのは、より過激な constrained writing と呼ばれる手法。

1890年に C.C.Bombaugh という人の書いた詩の一節は次のようなものでした。

No cool monsoons blow soft on Oxford dons,

Orthodox, jog-trot, bookworm Solomons!

おそらくお気付きのとおり、この詩には一種類の母音[o]しか使われていません。

このような手法は univocalic と呼ばれているそうです。

日本語で言えば、お段(お、こ、そ、と、の、ほ、も、よ、ろ、を)のみを使うという感覚でしょうか。

ここまで来ると、意味のある文を作れるというだけですごい!と感心してしまいます。

。。。

ただ人の才能というのはわからないもの。この広い世界には、このような制約の中でこそ才能を開花させる人もいるのかもしれません。

日本語の「ふ」の秘密

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ヘボン式のローマ字表記では、ハ行を次のように表します。

ha hi fu he ho

 

不思議なのは「は、ひ、ふ、へ、ほ」のうち、「ふ」だけが hu ではなく fu になるということ。

ここではまず、かなをローマ字に直すのではなく、ローマ字をかなに直すという逆の視点から見てみましょう。

「ha, hi, hu, he, ho」と「fa, fi, fu, fe, fo」というローマ字を用意して、それぞれをかなに直すとすれば、おそらく次のようになるのではないでしょうか。

ローマ字 ha hi hu he ho
かな
かな ふぁ ふぃ ふぇ ふぉ
ローマ字 fa fi fu fe fo

 

「ふぁ、ふぃ、ふぇ、ふぉ」というのは次のように外来語で使われる音。

  • ファミレス
  • フィンランド
  • フェンシング
  • フォーク

しかし「ふぅ」という音はないので、fu も hu もかなで表せば同じ「ふ」になってしまいます。

それなのに「は、ひ、ふ、へ、ほ」のうち「ふ」だけを異なる表記にする意味は何なのでしょう?

ヘボン式のローマ字というのは、もともと英語の発音を念頭に置いて作られた表記方法です。

「ふ」のところだけ[h]の代わりに[f]を使っているということは、英語の母語話者にとって hu の発音は難しいということ。

なぜかといえば、日本語の「ふ」というのは、国際音声記号(IPA)で表すと[hu]でなく[ɸɯ]という音になるため。

この[ɸ]という子音は現代の日本語において「ふぁ、ふぃ、ふ、ふぇ、ふぉ」の中で使われています。

発音記号 ha çi ɸɯ he ho
かな
かな ふぁ ふぃ ふぇ ふぉ
発音記号 ɸa ɸi ɸɯ ɸe ɸo

 

このローマ字、仮名、発音記号の関係を見ると、日本語のハ行の一筋縄ではいかない複雑さが見えてきます。

「ふ」だけではなく「ひ」の中にも見慣れない記号が見えていますが、それはまた別の話。

astronaut と cosmonaut の違いとは?

いわゆる「宇宙飛行士」を意味する英単語には astronaut と cosmonaut の二つがあります。

その違いとは何でしょうか?

astronaut

宇宙飛行士(ロシア・旧ソ連の宇宙飛行士は cosmonaut)

「ウィズダム英和辞典 第3版」

cosmonaut

(旧ソ連の)宇宙飛行士

「ウィズダム英和辞典 第3版」

一般に astronaut はアメリカの宇宙飛行士、cosmonaut はロシア・ソ連の宇宙飛行士を意味します。

国籍によって名称が変わる職業というのは果たして他にあるのでしょうか?

??

それはわかりませんが、ちょっと不思議なこの使い分けはロシア語の側にも存在しているようです。

アメリカ ロシア・ソ連
英語 astronaut cosmonaut
ロシア語 astronavt
(астронавт)
kosmonavt
(космонавт)

 

なおそれぞれの単語に使われている cosmos は「宇宙」の意味であり、astro は「星、天体」の意味。

ソ連の宇宙飛行士は宇宙を目指し、アメリカの宇宙飛行士は星を目指す、、、という訳ではないでしょうが、結果として初めて宇宙を飛んだのはソ連のガガーリンであり、初めて月へ降り立ったのはアメリカ人のアームストロングであるというのは単なる偶然なのでしょうか?

 
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敗北者は北へ向かう?

このブログには何度か書いたことがありますが、私は南よりも北の方が好きな性分です。

そんな北びいきの人間にとって、一つ見過ごせないことに気が付いてしまいました。

それは「敗北」という単語の中に「北」が含まれていること。

なぜ負けるという意味の言葉に北という文字が使われているのでしょう?

敗東や敗西や敗南ではなく、なぜ敗北になるのでしょう?

そんなことが気になったので、敗北という言葉の由来を調べてみました。

語源由来辞典によると、敗北の北というのは方角の北のことではないのだそう。

もともと北という漢字は、二人の人間がお互いに背中を向けあっている様子を表したもの。

そこから「戦いに負ける → 逃げる → 敵に背を向ける → 北」という連想で、負けるという意味の言葉に「北」という字が使われるようになったのだとか。

ただ敗北という言葉が方角の北に全く関係がないのだとしても、人生において何か大きな敗北を喫したときには、南より北へ行きたくなるような気がします。

それは人間の性のようなものなのかもしれません。

ひげの分類

「ひげ」を漢字変換すると、

髭、鬚、髯

という三種類の漢字があることがわかります。

なぜ三つも漢字があるのでしょう?

??

改めて調べてみると、髭は「口ひげ」、鬚は「あごひげ」、髯は「ほおひげ」を意味するのだそうです。

なるほど。そんな使い分けがあったんですね。

ただ生える場所は異なっても、生えてくるものは同じ。わざわざ漢字を使い分けなくても、、、と思ったのですが、考えてみると同じ区分が英語にも存在しているということに思い当たりました。

口ひげ mustache
moustache
あごひげ beard
ほおひげ whiskers

 

そういえばこれらの英単語を習ったときにも、わざわざ単語を使い分けなくても、、、と思ったような気がします。

漢字と英語でひげの区分が同じということは、ひげは「口ひげ/あごひげ/ほおひげ」に分けるのがワールドスタンダード(?)なのかもしれません。

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