◯心(かいしん)

17070901

問:「◯心」の◯に一つ漢字を入れて、「かいしん」と読む単語を作ってください。

。。。

と、言われたら、いったいいくつの「◯心(かいしん)」を作ることができますか?

??

『三省堂国語辞典』には全部で5つの「◯心(かいしん)」がのっています。

かいしん[会心](名)

  1. 〔作った人やした人が〕できばえに満足すること。
  2. 事がうまく運んで、いい気持ちになること。

「三省堂国語辞典 第七版」

かいしん[快心](名)

〔文〕気持ちのいいこと。

「三省堂国語辞典 第七版」

かいしん[回心](名・自サ)

〔宗〕まちがった考えをすてて、正しい信仰へ心を向けること。

「三省堂国語辞典 第七版」

かいしん[改心](名・自サ)

悪い心を改めること。

「三省堂国語辞典 第七版」

かいしん[戒心](名・自サ)

〔文〕まちがったことをしないように用心すること。

「三省堂国語辞典 第七版」

そうか、その「◯心」があったか!

へえー、その「◯心」は知らなかった。

など、感想は人それぞれではないでしょうか。

『三省堂国語辞典』においては、これらのうち会心と快心、改心と回心のペアに「書き分け注意」の記号が付いています。

漢字だけでなく意味もよく似ているので混同しやすいのでしょう。

ちなみにドラゴンクエストシリーズにおける「かいしんのいちげき」は「会心の一撃」であって、「快心の一撃」ではありません。(知らない人、ごめんなさい。)

それにしても、これだけの数の「かいしん」があると使い分けるのも一苦労。

冒頭の問で、5つの「◯心(かいしん)」を全て挙げることができるような知識のある人なら、これらを正しく使い分けることもできるのでしょうか?

 
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カテゴリ: 辞書/辞典/その他, 教育
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