◯心(かいしん)
問:「◯心」の◯に一つ漢字を入れて、「かいしん」と読む単語を作ってください。
。。。
と、言われたら、いったいいくつの「◯心(かいしん)」を作ることができますか?
??
『三省堂国語辞典』には全部で5つの「◯心(かいしん)」がのっています。
かいしん[会心](名)
- 〔作った人やした人が〕できばえに満足すること。
- 事がうまく運んで、いい気持ちになること。
「三省堂国語辞典 第七版」
かいしん[快心](名)
〔文〕気持ちのいいこと。
「三省堂国語辞典 第七版」
かいしん[回心](名・自サ)
〔宗〕まちがった考えをすてて、正しい信仰へ心を向けること。
「三省堂国語辞典 第七版」
かいしん[改心](名・自サ)
悪い心を改めること。
「三省堂国語辞典 第七版」
かいしん[戒心](名・自サ)
〔文〕まちがったことをしないように用心すること。
「三省堂国語辞典 第七版」
そうか、その「◯心」があったか!
へえー、その「◯心」は知らなかった。
など、感想は人それぞれではないでしょうか。
『三省堂国語辞典』においては、これらのうち会心と快心、改心と回心のペアに「書き分け注意」の記号が付いています。
漢字だけでなく意味もよく似ているので混同しやすいのでしょう。
ちなみにドラゴンクエストシリーズにおける「かいしんのいちげき」は「会心の一撃」であって、「快心の一撃」ではありません。(知らない人、ごめんなさい。)
それにしても、これだけの数の「かいしん」があると使い分けるのも一苦労。
冒頭の問で、5つの「◯心(かいしん)」を全て挙げることができるような知識のある人なら、これらを正しく使い分けることもできるのでしょうか?
三省堂国語辞典 第七版
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カテゴリ: 辞書/辞典/その他, 教育
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