◯◯と××
日本語の書き言葉では「ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベット」など、様々な種類の文字が使われます。
しかしこの前、三省堂国語辞典アプリのインデックスを眺めていたら、こんな見出し語が目に入ってきました。
真ん中の「◯◯」というのはいったい何でしょう?
タップをすると、
まるまる[○○](名)
①伏せ字をあらわす。××。
「ー氏」
②ことばをぼんやり言いあらわす。何々。
「あなたは『ーじゃん』と言いますか」
「三省堂国語辞典 第七版」
なるほど。言われてみれば、こんなときに使う「◯◯」というのもたしかに日本語の一つ。
こういう単語もきっちり拾い上げる辞書編纂者のアンテナというのはすごいなあと思います。
なお三国には「××」も見出し語としてのっていました。
ばつばつ[××](名)
伏せ字をあらわすことば。
「ー銀行」
「三省堂国語辞典 第七版」
「◯◯」や「××」ってホントに日本語なの?と言われると、意見が分かれるところなのかもしれません。
ただ「◯◯」や「××」が私たちの日常で実際に使われているのはたしかなこと。
それならば辞書に入れてあげてもいいじゃないかと思うのですが、いかがでしょうか?
三省堂国語辞典 第七版
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カテゴリ: 辞書/辞典/その他, 教育
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