三昧(さんまい)
宝くじにでも当たって、手元に1億円ほどあったなら、
ファーストクラスに乗って、南の島へ行き、マリンリゾートに泊まり、昼間っからワインを開けて、おいしいものを食べて、心の底からリラックスする。
そんな贅沢三昧に身を委ねるのもよいでしょう。
あるいはもう少しストイックな人なら、「贅沢三昧などもってのほか。そんな時間があったら、読書三昧!」と言うのかもしれません。
調べてみると、贅沢三昧や読書三昧の「三昧」というのは、サンスクリット語に由来するのだそう。
さんまい【三昧】
〔仏教で、正受・平等の意の梵(ボン)語の訳〕精神を集中して雑念を去ること。「ー境」〔=無我の状態〕
「新明解国語辞典 第七版」
贅沢三昧や読書三昧というのは、このおおもとの意味から派生した俗用なのだとか。
周囲の印象や評価はともかく、○○三昧の渦中にいる人というのは、おしなべて忘我混沌、無我夢中という感じ。
人生のある局面で、何もかも忘れて○○三昧な時間を過ごすことができたなら、それは最高の幸福なのかもしれません。
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カテゴリ: 辞書/辞典/その他, 教育
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