「◯回忌」は英語で何と言う?
「明日はお爺様の三回忌ですね」なんて言うときの「◯回忌」は英語でどのように言うのでしょう?
調べてみると、次のような表現が見つかりました。
日本語の三回忌というのは、その人が亡くなった翌々年の法要のこと。
命日としてその日付を迎えるのは二回目なので、英語では second anniversary of one’s death という表現になります。
例えば、2016年8月11日に亡くなった人なら、2017年8月11日が一周忌(first anniversary of one’s death)、2018年8月11日が三回忌(second anniversary of one’s death)ということに。
日 | 英 |
---|---|
一周忌 | first anniversary of one’s death |
三回忌 | second anniversary of one’s death |
こうして見ると英語の表現はシンプル、日本語の表現が複雑なのだということがわかります。
ところで anniversary という単語には何となくお祝い事のイメージがあるので、命日に使うことに違和感を覚えた人もいるかもしれません。
anniversary を英英辞書で調べると次のような語義がのっています。
anniversary
a date that is an exact number of years after the date of an important or special event
「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」
anniversary というのはあくまで重要な日という意味なので、お祝い事とは限らないんですね。
実は日本語の「記念日」という表現にも同じことが言えます。
記念日と言えば、すぐに思い浮かぶのは「結婚記念日」「創立記念日」のような表現でしょうが、それだけではなく「開戦記念日」「震災記念日」のような表現もあります。
ただこの後者の用法は現代日本においては少しずつ減っているのかもしれません。みなさんの感覚ではいかがでしょうか?
オックスフォード現代英英辞典 公式アプリ日本版
価格: ¥3,000(記事公開時)
カテゴリ: 辞書/辞典/その他, 教育
App Storeで詳細を見る