十二で始まる言葉
今日から12月が始まりました。
この12というのは、私たちの身の回りでよく使われる数字の一つ。
試しに国語辞書を引いて「十二」で始まる言葉を拾ってみたら、次のようなリストになりました。
- じゅうにおんおんかい[十二音音階]
- じゅうにがつ[十二月]
- じゅうにきゅう[十二宮]
- じゅうにし[十二支]
- じゅうにしちょう[十二指腸]
- じゅうにひとえ[十二単]
- じゅうにぶん[十二分]
一方、前後の「十一」や「十三」で始まる言葉はこれだけ。
- じゅういちがつ[十一月]
- といち[十一]
- じゅうさんや[十三夜]
12という数字には、私たちの日常感覚にぴたっとフィットするような、安心感があるように思います。
例えば、時間の単位というのは多くが十二進法を採用しています。
(一年=12か月、一日=24時間、一時間=60分、一分=60秒)
12という数字のメリットは約数が多いということ。
そのため、私たちは一年の計画を考えるときに「6か月ごと、4か月ごと、3か月ごと、2か月ごと」という多様な選択肢の中から計画のスパンを選ぶことができます。
あるいは、ダースという単位の存在も12という数字を身近なものにしている一つの要因かもしれません。
ルックチョコレートのような一口サイズのチョコレートは、やはり3×4の12個入りがちょうどよいと思います。2×5の10個入りではちょっと寂しい感じがしませんか。
あるいはビールが1ダースではなく10本入りのケースに入っていたら、2×5の並びになり、持ち運ぶときのバランスが悪くなってしまいます。やはり3×4の安定感にはかないません。
と、主観的なことばかり書き連ねてしまいましたが、12という単位が私たちの生活に欠かせないものであるのは事実。
そんな12という数のパワーを感じつつ、この12番目の月を走り抜けていきましょう。