すっとこどっこい、おっちょこちょい
この前、ある本を読んでいたら「すっとこどっこいな人」というのが出てきました。
なんとなくわかったような気になって読みすすめていたのですが、ふと立ち止まったときに、
あれ? すっとこどっこいってどんな意味だったかな?
とわからなくなってしまったので辞書を引いてみることにしました。
すっとこどっこい
- 馬鹿囃子(ばかばやし)のはやしことば。
- ののしっていう語。馬鹿野郎の類。
『広辞苑 第五版』
あー、すっとこどっこいというのは「ばか」の意味だったんですね。
何となく、おっちょこちょいくらいの軽いニュアンスを想像していたので、使うときには気を付けなければ。
せっかくなので、おっちょこちょいの意味も調べてみました。
おっちょこちょい
ちょこちょこしていて考えの浅いこと。軽薄。また、そういう人。
『広辞苑 第五版』
なるほど。おっちょこちょいの「ちょこ」は、ちょこちょこの「ちょこ」なんですね。
それにしても、すっとこどっこいやおっちょこちょいというのはリズミカルでおかしな単語。
外国語として日本語を学んでいる人がこの「suttokodokkoi」や「occhokochoi」という単語を聞いたらいったいどのように感じるものでしょう。
もしかしたらおまじないのように感じてしまうかもしれません。
また語源については諸説あるようですが、はっきりしたことはわかっていないそう。
まあ、時にはそんな不思議な単語があってもよいのではないかと思います。