日曜日のぬくぬく

photo credit: Alexander Rentsch Phini the cat #II via photopin (license)
朝、布団から出るのがおっくうな季節になってきました。
意志が弱いので、休みの日は際限なく布団の中でぬくぬくしてしまい、そのままお昼になってしまうことも。
そんな魅惑の言葉「ぬくぬく」を辞書で引いてみました。
ぬくぬく
- ほどよく体があたたまって快い状態。「ふとんにーとくるまっている」
- これといった苦労も知らず、いかにものんきそうに見える様子。〔非難・羨望(センボウ)の気持ちを込めて言うことが多い〕「親の遺産でー(と)暮らしている」
「新明解国語辞典 第七版」
用例にも「ふとんにーとくるまっている」とあるくらいですから、これは日本人共通の性向なのかもしれません。ただこの感覚を英語で表現することはできるのでしょうか?
辞書を調べていたら、次のような表現を見つけました。
猫は暖炉のそばでぬくぬくと寝ていた
The cat was lying snug(ly) [snug and warm] by the fireside.
「ウィズダム和英辞典 第2版」
この snug に「ぬくぬく」を当てている辞書は他にもありました。
なお上記例文の snug は形容詞ですが、be snugged in one’s bed のように動詞として使うこともできるようです。
それにしても、これらの表現で英語のネイティブスピーカーにあの「日曜日のぬくぬく」の質感をどこまで伝えることができるのでしょう?
もちろんどんな内容であっても100%過不足なく伝えられる翻訳などというものはありません。ただあの感覚はもしかしたら万国共通なのではないか?という幻想を抱いてしまったりもします。
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