お寺での対話イベント Temple に参加してきました。

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今週の月曜日、川崎の高願寺というお寺で行われた Temple というイベントに参加してきました。

この Temple は、お寺で行う対話のイベント。基本的には初対面の人同士がグループになって「いのち」をめぐるお話をします。

いちおう会話のとっかかりとなるテーマは与えられていますが、話が広がった場合には広がるにまかせて自由に話すことができます。

この日のテーマは Temple の主催者である小出さんとゲストのボディーワーカー小笠原和葉さんの「科学とスピリチュアルのはざまから見たいのちの話」という対談でした。

この対談は Temple のウェブサイトで読むことができます。

小笠原和葉さんとの対話/科学とスピリチュアルのはざまから見たいのちの話 | Column | Temple

イベント当日。武蔵小杉の駅で降りて、ちょっと道に迷いつつ、18:45頃に会場の高願寺至心學舍に到着。

すぐにざーっと強い雨が降ってきました。傘を持っていなかったのでぎりぎりセーフ。受付を済ませて、イベント開始の19時まで仏様の前で静かな時間を過ごします。

この最初に入った部屋は、正面に演壇があり、手前に横長の座席が並んでいて、まるで教会のような構造。いつまでもこのまま座っていたいような満ち足りた気持ちになります。

19時になり会がスタート。高願寺の住職さんとお経を読み、小出さんと小笠原さんの対話を聞いて、隣の和室へ移動。

3人ずつのグループに分かれて、Temple のメインパートである「対話」を行いました。

参加前にはこの対話というのがどうもよくイメージできず、ショートスピーチをしなければならないのかな?と思ってメモ書きを作っておいたのですが、いざ始まってみると事前の想像とは違っていました。

シナリオに沿った話ではなく、ただその場で心に浮かんできたことをありのままにシェアすればよかったのです。

もちろん初対面の人と話す訳ですから、最初落ち着かない気持ちになるのは自然なこと。

ただお寺の和室という現代の私たちにとっては非日常な空間の中で対話を重ねるうちに、段々と落ち着いた気持ちになってきます。

これは特にグループの人と打ち解けることができたとか、話が盛り上がったということではなく、ただその場に起こるものに委ねようという気持ちになったことが大きいのだと思います。

別の言い方をすれば、居心地の悪い状態が居心地のよい状態になるのではなく、居心地の悪い状態そのものを味わえるようになるという感じでしょうか。

21時にイベントが終わり、武蔵小杉の駅に向かって歩いていたら、じわじわと暖かい気持ちになってきて、とてもいい時間だったと心の底から思うことができました。

Temple は今後もあちこちで開催されるようなので、もしこのような対話のイベントに興味がある!という人がいましたら、ぜひ一度足を運んでみてください。Temple のウェブサイトからイベントの概要確認と参加申込が可能です。

 
Temple | いのちからはじまる話をしよう。