体育はどこへ行く?
本日10月9日は体育の日。
体育の日と言えば10月10日というイメージのある人も多いと思いますが、調べてみると体育の日が10月10日から10月の第2月曜日に変わったのは2000年のこと。
ということは、今の若い人にはそもそも「体育の日=10月10日」というイメージはないのでしょうか?
さて、そんな体育の日を迎えるのも、もしかしたら今年が最後になるかもしれません。
というのも以前より、2020年の東京オリンピックを前に、体育の日をスポーツの日に変更しようとする動きがあると報道されています。
たしかに今の日本語で「体育」と言うと学校で行うものというイメージがあるので、スポーツの日にした方が通りがよいというのはわかります。
たいいく[体育](名)
①からだの成長・発達のための教育。
「秋のー祭」
(↔知育・徳育)
②運動や競技の実技と理論を学ぶ教科。
「保健ー・ー館」
「三省堂国語辞典 第七版」
ただ体育の日をスポーツの日に変える動きがあるということは、学校の教科としての体育も将来的には他の言葉に置き換えられてしまうのかもしれません。
もしそうなってしまえば、もう日本語の中に「体育」の居場所はなくなってしまうように思います。体育は消えゆく言葉なのでしょうか?
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カテゴリ: 辞書/辞典/その他, 教育
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