はひふへほの笑い声
日本語の「はひふへほ」は、並べてみるとどれも笑い声になります。
- ははは
- ひひひ
- ふふふ
- へへへ
- ほほほ
同じ笑い声でも、それぞれ固有のイメージを持っているのが面白いところ。
ははは
一番オーソドックスな笑い方。
ひひひ
嫌らしい感じ? 悪役の笑い声でしょうか。
ふふふ
これは男性だと不敵な印象。一方、女性だとかわいらしい印象になりますね。
へへへ
照れ笑いの表情が目に浮かびます。
ほほほ
上品、というか古風な感じ?
またこれらの笑い声は最初の一文字を変えるだけで、さまざまなバリエーションを作ることができます。
例えば「ははは」の場合、
- あはは
- がはは
- だはは
- なはは
- わはは
などなど。
共通するのは、最初の一文字が元の「は」と同じく「あ段」の音であるということ。
ただし「まはは」とか「らはは」というのは聞いたことがありません。
(誰か流行らせてみてはどうでしょう?)
また「は」の数は、三つと決まっている訳ではないので、
- はははは
- ははははは
- はははははは
と、どんどん伸ばしてみたり、
あるいは、
- はっはっは
- あっはっは
と、間に促音を挟んでみたり。
こんな風に「はひふへほ」を軸にいったい何種類の笑い声を作ることができるのか?を考えてみると、改めて日本語の造語力というものに驚かされます。