土用の丑の日
今日出かけた際、駅ビルの食品売り場に寄ったら「土用の丑の日」の幟とともに、ウナギを売る威勢のいい声が響いていました。
ウナギおいしそうだなーと思いつつ、気になったのは幟に書かれた「土用の丑の日」という表現。
知っているようで知らないこの表現について、帰宅後に辞書を引いてみました。
まずは土用。
☆☆どよう[土用](名)〔もと、立春・立夏・立秋・立冬の前の十八日間〕
立秋の前の十八日間。夏の土用。〔七月二十日ごろから〕
「三省堂国語辞典 第七版」
なるほど。土用というのは期間を表す表現なんですね。
ちなみに見出し語の前の☆☆は三国が定める「社会常識語」の印。自分は全く知りませんでしたが。。。
なお調べたところ、2017年の立秋は8月7日。よってその前の十八日間が夏の土用ということになります。
続いて丑の日。
うしのひ[×丑の日](名)
十二支のうしに当たる日。夏の土用のうしの日には、ウナギのかば焼きを食べ、寒のうしの日には、女は口紅をつけた。
「三省堂国語辞典 第七版」
十二支のうしは十二年に一度じゃないの?と思いますが、昔の暦では日付にも「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の十二支を当てていたのだそうです。
ということは、十二日に一日は丑の日ということになりますね。
2017年の夏の土用においては、今日7月25日が丑の日、さらに8月6日も丑の日になるとのこと(立秋が8月7日でその前に収まるため)。
よって今日、土用の丑の日だったのにウナギを食べ損ねた!という人は、もうワンチャンスあることになります。
しかも今年の8月6日は日曜日に当たっているため、絶好のウナギ日和ということになりそうです。食べたい人は忘れずに!
三省堂国語辞典 第七版
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