三十路(みそじ)、四十路(よそじ)の次は何と言う?

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みそじ【三十】

〔「ぢ」は、「はたち」の「ち」と同源か〕

  1. 三十(サンジュウ)
  2. 【三十路】三十歳。

『新明解国語辞典 第七版』

「私もとうとう三十路かー」

などと、三十歳を表す「三十路」という単語は一般的によく使われています。

それでは、その他の年齢も「○○路」と表すことはできるのでしょうか?

辞書の中から、そのような表現を拾ってみました。

よそじ【四十】

〔「ぢ」は、「はたち」の「ち」と同源か〕

  1. 四十(シジュウ)
  2. 【四十路】四十歳。「ーの春」

『新明解国語辞典 第七版』

「俺もとうとう四十路かー」

「三十路」ほどには使われていないと思いますが、この「四十路」もいちおう市民権を得ている単語と言えるでしょう。

語義の用例に「四十の春」とあるので、四十歳になったら何かいいことがあるのかもしれません!

いそじ【五十】

〔「ぢ」は、「はたち」の「ち」と同源〕

  • 五十
  • 【五十路】五十歳。

『新明解国語辞典 第七版』

「私もとうとう五十路かー」

「三十路」「四十路」と比べると、この「五十路」という表現はあまり聞いたことがありません。

五十歳を迎えても、もうそれほど年齢を意識することはないのでしょうか?

もしそうだとしたら、それはちょっと寂しいことでもありますし、逆に心強いことでもあります。

新明解には、さらに次のような単語ものっていました。

  • むそじ【六十、六十路】
  • ななそじ【七十、七十路】
  • やそじ【八十、八十路】
  • ここのそじ【九十、九十路】

語感的には「ここのそじ」という響きに何とも言えない味わいを感じます。

いつの日か、

「私もとうとう九十路かー」

と言う日が来るのでしょうか。

 
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カテゴリ: 辞書/辞典/その他, 教育
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