徳は孤ならず、必ず隣有り

15050901

職場に向かう途中に有隣堂書店があるので、時々立ち寄っています。

先日も書店の前を歩いていたら、

徳は孤ならず、必ず隣有り

という言葉が棚の上に掲げられているのを発見。

これはどんな意味だろう?と気になったので、その場でメモ。

帰宅後に意味を調べてみると、論語の一節だとわかりました。

「徳のある人というのは孤立することはない。必ず協力してくれる人が現れるものだ」というような意味なのだとか。

なるほど!と一瞬思いましたが、この「徳」というのはわかるようでわからない言葉。

徳のある人というのは、いったいどのような人を指すのでしょう?

他人に慕われる人なのか、あるいは自分が正しいと思ったことを貫く人なのか。それとも?

そのあたりをはっきりさせるため、この部分の英訳を『英語で論語』という本で調べてみると、さきほどの一節は次のように表現されていました。

Act morally, and people will understand you in the long run.

この解釈によると「徳」というのは moral、つまり道徳の「徳」であると。

だとすると「徳は孤ならず」というのは「道徳的な人というのは孤立することはない」という意味なのでしょうか?

ただ道徳的と表現してしまうと、徳という単語の持っている奥深さのようなものが失われてしまうような気もします。

このあたりは解釈、というか言葉の選び方の難しいところ。

ちなみに有隣堂という書店の名前は、この論語の一節「徳は孤ならず、必ず隣有り」から取られているのだそう。

そんな由来があったのだとは知らず。含蓄のある名前ですね。

 

英語で論語
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