はひふへほの笑い声

photo credit: 1272 sn1 via photopin (license)

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日本語の「はひふへほ」は、並べてみるとどれも笑い声になります。

  • ははは
  • ひひひ
  • ふふふ
  • へへへ
  • ほほほ

同じ笑い声でも、それぞれ固有のイメージを持っているのが面白いところ。

ははは

一番オーソドックスな笑い方。

ひひひ

嫌らしい感じ? 悪役の笑い声でしょうか。

ふふふ

これは男性だと不敵な印象。一方、女性だとかわいらしい印象になりますね。

へへへ

照れ笑いの表情が目に浮かびます。

ほほほ

上品、というか古風な感じ?

またこれらの笑い声は最初の一文字を変えるだけで、さまざまなバリエーションを作ることができます。

例えば「ははは」の場合、

  • あはは
  • がはは
  • だはは
  • なはは
  • わはは

などなど。

共通するのは、最初の一文字が元の「は」と同じく「あ段」の音であるということ。

ただし「まはは」とか「らはは」というのは聞いたことがありません。
(誰か流行らせてみてはどうでしょう?)

また「は」の数は、三つと決まっている訳ではないので、

  • はははは
  • ははははは
  • はははははは

と、どんどん伸ばしてみたり、

あるいは、

  • はっはっは
  • あっはっは

と、間に促音を挟んでみたり。

こんな風に「はひふへほ」を軸にいったい何種類の笑い声を作ることができるのか?を考えてみると、改めて日本語の造語力というものに驚かされます。