山歩きのきろく(2)− 青と緑の霧ヶ峰[2017.09]
先週、長野県の霧ヶ峰を歩いてきたので、そのときの様子を少しシェアしてみたいと思います。
霧ヶ峰は長野県の茅野市、諏訪市にまたがる車山(くるまやま)を中心とした高原地帯の名称。特定の山を指した名前ではありません。
霧ヶ峰への行き方
都内から公共交通機関で行く場合は、新宿駅から特急あずさなどで最寄りの茅野駅まで2時間、路線バスに乗り換えて車山高原まで60分というルートが一般的なようです。
あるいは東京から長野新幹線で佐久平駅まで1時間10分、路線バスに乗り換えて車山高原まで80分というルートもあります。こちらのルートは路線バスを二回乗り換えなければならないので、スケジューリングがかなり大変になるとのこと。
車の場合は高速道路を使えば都内から2時間半程度。日帰りも十分に可能です。
今回は連れがいたので、レンタカーを借りて前日に出発。ゆるゆると富士五湖を回ったり、甲府でほうとうを食べたり、諏訪大社に寄ったり。霧ヶ峰の近くに前泊をして、翌朝から歩くというスケジュールにしました。
当日
霧ヶ峰にはさまざまなトレッキングコースがあるので、どのようなルートで回るのかある程度決めておいた方がよいでしょう。
車山高原のホームページには半日ハイキングと1日ハイキングのモデルコースがいくつか紹介されているので、まずはここから選んでみるのもよいと思います。
今回は車山肩駐車場から出発。まずは霧ヶ峰の最高峰である車山の山頂を目指します。
車山の標高は1925mですが、車山肩の標高がすでに1805mなので、登山というよりはハイキングという感じ。
山頂までの時間はわずか40分。気持ちのよい風景の中を歩いていきます。
この日は台風一過の快晴でしたが、高原地帯ですので朝の時間はそれなりに冷え込みます。9月でもきちんとした長袖のアウターを準備しておいた方がよいでしょう。
道はイワイワしていますが、ゆっくり歩いていけば特に問題ありません。
ほどなく車山山頂に到着!
山頂にある気象レーダーの裏手に回っていくと鳥居のようなものが見えます。
鳥居には車山神社の文字。
せっかくなので山頂で少しぼーっとしたいところですが、風がびゅんびゅん吹いているのでじっとしているとすぐに寒くなります
軽く補給をして、すぐに歩き始めることにしました。
登ってきた側と反対側の山面にはスキー場のリフトが夏も運行しています。上り下りはちょっときついという人はこのリフトで山頂へ上がってくることができます。
トレッキングコースのメインルートにはこのような板が渡してあるので、楽々歩くことができました。
そのまま緑の中を歩いていくと、蝶々深山(ちょうちょうみやま、1836m)へ到着。
空の青と草の緑のコントラストがきれい。
ゆるやかに下って、物見岩(ものみいわ、1792m)へ到着。ここで少し休憩。
ここからつづら折りの道をジクザグに歩いて八島湿原の方へ下りていきます。
湿原地帯は木道が整備されているので、その上を歩くことができます。
湿原をぐるりと回って八島ビジターセンターへ到着。
駐車場やバス停があるので、ここを起点にして車山へ向かう人も多いようです。
帰りはややショートカットのコースを通って車山肩の駐車場へ戻りました。空の青が名残惜しい、帰り際の一枚。
この日、歩いたのはトータルで4時間ちょっと。全体的にけわしい道はなく、ハイキングの延長のような感じで歩くことができました。
ただこの日が台風の通過後だったせいかもしれませんが、ところどころぬかるみがあるので、スニーカーで歩くのはちょっと大変かもしれません。
帰りは車山肩の駐車場から車山高原の駐車場へ移動して、車山スカイプラザで名物の山賊バーガーをいただきました。
バンズに挟まっているのは鶏の竜田揚げ。その場で揚げてくれるので、これが感動的に美味しい。。。車山へ行ったらぜひ食べてもらいたいご当地グルメです。