イザヤ書より − 大統領のクリスマスメッセージ

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25日、アメリカのドナルド・トランプ大統領がツイッターにクリスマスを祝うメッセージ動画をアップしました。

「very Merry Christmas という表現があるのかー。」

「メラニアさんの英語は上手だな。」

などと考えながら、ぼんやりと聞いていました。

二人ともノンネイティブにもわかりやすい、ゆっくりとしたスピードで話しています。

ただメッセージの最後で引用している聖書の一節の意味がよくわかりません。

気になったので、引用元を調べてみました。

For to us a child is born, to us a son is given, and the government will be on his shoulders. And he will be called Wonderful Counselor, Mighty God, Everlasting Father, Prince of Peace.

「Isaiah 9:6」

ひとりのみどりごがわれわれのために生れた、
ひとりの男の子がわれわれに与えられた。
まつりごとはその肩にあり、
その名は、「霊妙なる議士、大能の神、
とこしえの父、平和の君」ととなえられる。

「口語訳聖書 イザヤ書 9:6」

これはイエス・キリストの誕生に関する部分だったんですね。

聖書と聖書の翻訳に関しては素人ですが、英語と日本語では時制や使われている単語の質がかなり異なっています。ただ旧約聖書の原典はヘブライ語なので、そちらと比べてみないと両者の違いがどこから生まれているのかはわかりません。

それでも数世紀もの間、人々の心に火を灯してきた言葉の持つ力というのは、少々翻訳したくらいでは失われない。そんなことも感じさせてくれる力強い聖書の一節です。