フィンランド語学習記 vol.328 − jäädä

フィンランド語で「とどまる」は jäädä(ヤーダ)。

英語の stay に当たる単語です。

フィンランド語教室のテキスト「suomea suomeksi」には次のような文が出ていました。

Saat sinä jäädä kotiin, jos haluat.(家に残ってもいいよ、もし残りたいなら。)
*saada(〜してもよい)、koti(家)、jos(もし)、haluta(〜したい)

kotiin は「家」を意味する koti の入格の形。

jäädä+入格で「〜に残る」の意味になります。

あるいは入格の代わりに向格と結びつくケースも。

Lompakko jäi pöydälle.(財布はテーブルの上に残っていました。)
*lompakko(財布)、pöytä(テーブル)
pöydälle は「テーブル」を意味する pöytä の向格の形。

jäädä+向格でこちらも「〜に残る」の意味になります。

フィンランド語の入格は「〜の中へ」、向格は「〜の表面へ」を意味する格変化。

よって、その人(もの)がどこにいる(ある)のかによって使い分けなければなりません。

[入格]jäädä kotiin(家の中に残る)
[向格]jäädä pöydälle(テーブルの上に残る)

このあたりはフィンランド語の定番の使い分けなので、慣れてくればそれほど難しいことはないと思います。