幽霊の日

今日7月26日は幽霊の日。

なぜ幽霊?と思って調べてみると、今から200年近く前の1825年7月26日に歌舞伎の『東海道四谷怪談』が初演されたことから、7月26日が幽霊の日ということになったようです。

ゆうれい[幽霊](名)

①〔文〕死んだ人のたましい。亡霊。

②死んだ人間などの霊が生前の姿になってあらわれるというもの。

③実際はないのに、あるように見せかけたもの。

「三省堂国語辞典 第七版」

幽霊という言葉から連想するのは、頭に白い三角頭巾をした日本風の幽霊の姿。

おそらく日本には日本の、他の国には他の国なりの典型的な幽霊のイメージというものがあるのでしょう。

今回は『13か国語でわかる 新・ネーミング辞典』で他言語の「幽霊」を意味する単語を調べてみました。

ゴースト ghost
ファントーム fantôme
ゲシュペンスト Gespenst
ファンタズマ fantasma
西 ファンタスマ fantasma
ファンターズマ fantasma
ヘーストゥ geest
レムレース lemures
プネヴマ πνευμα
プリヴィヂェーニイ привидение
ヨウリン 幽灵
ユリョン 유령
ハヤール خيال

 

英語の ghost には「幽霊」以外に「幻影、面影」などの意味もあります。

ghost

  1. 幽霊、亡霊;幽霊のような(やつれきった)人
  2. (単数形で)〈…の〉幻影,影[幻]のようなもの,面影,かすかなもの[気配];微量、わずか〈of〉
  3. 代作者,ゴーストライター(ghostwriter)
  4. 〖放送〗ゴースト⦅テレビの二重画像のはっきりとしない方の像⦆
  5. (米)幽霊人口[社員];架空の会社
  6. (古)魂;霊

「オーレックス英和辞典 第2版」

おそらくは ghost 以外の単語もこのように様々な意味のある言葉なのでしょう。

上記の単語のうち、フランス語の fantôme は宇多田ヒカルさんのアルバムのタイトルになっていますし、イタリア語・スペイン語・ポルトガル語の fantasma は(ちょいと昔の話ですが)コーネリアスのアルバムのタイトルになっています。

そういう意味では何となくどこかで見たことがあるような単語が並んでいるような気もします。

猛暑が続くこの頃、少しでも涼しくなるのなら幽霊でも何でも出て来てもらいたいですね。

 
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