北欧のチョコレート

バレンタインデーの今日は北欧やバルトの言葉で「チョコレート」を何と言うのか調べてみました。

アイスランド語 súkkulaði
スウェーデン語 choklad
デンマーク語 chokolade
ノルウェー語 sjokolade
フィンランド語 suklaa
エストニア語 šokolaad
ラトビア語 šokolāde
リトアニア語 šokoladas

 

北欧の中では仲間外れになりがちなフィンランド語ですが、今回の suklaa は周辺国の言葉によく似ています。

互いの関係性を確認するため、Wiktionary でそれぞれの語源を調べてみました。

アイスランド語 súkkulaði デンマーク語の chokolade より
スウェーデン語 choklad
デンマーク語 chokolade スペイン語の chocolate より
ノルウェー語 sjokolade スペイン語の chocolate より
フィンランド語 suklaa スウェーデン語の choklad より
エストニア語 šokolaad
ラトビア語 šokolāde
リトアニア語 šokoladas

 

断片的な情報ですが、こうして見ると各国のチョコレートはスペイン語から伝わった言葉であることがわかります。

またスペイン語の chocolate は現在のメキシコの地に住んでいたアステカ民族の古典ナワトル語に由来するという説が有力なようです。

古典ナワトル語からスペイン語、そして世界の言語へ。

今や世界で知らない人のいないチョコレートという言葉には壮大な旅の軌跡があるんですね。