あらたしい元号

明日には新しい元号が発表されると思うと、なんだかドキドキします。
明日には新たな元号が発表されると思うと、なんだかドキドキします。

これらの文に意味の違いはあるでしょうか?

一応、辞書を調べてみます。

あたらしい[新しい](形)

①現在からさほどさかのぼらない。

②〈できた/とれた〉ばかりだ。

③まだ(あまり)使っていない。

④これまでのものに代わるようすだ。

⑤これまでにない。

「三省堂国語辞典 第七版」

あらた[新た](形動ダ)

①新しいようす。

②また別にするようす。

「三省堂国語辞典 第七版」

辞書を読んでも両者の違いはよくわからず。

ただ新しいと新たには重大な違いが一つあります。

それは「た」と「ら」の音が入れ替わっているということ。

  • あたらしい
  • あらた

どうしてこうなってしまったのか調べてみると、元々は「あらたし」だったのが音位転換という現象によって「あたらし」に変化したとのこと。

この変化の理由にはさまざまな説があるようですが、日本語学習者泣かせの言葉であることは間違いないでしょう。

× 明日にはあらたしい元号が発表されると思うと、なんだかドキドキします。
× 明日にはあたらな元号が発表されると思うと、なんだかドキドキします。

いずれにしても明日には新元号がわかります。楽しみですね!