フィンランド語学習記 vol.232 − Kikin Lähettipalvelu
先日のフィンランド旅行の際、ヘルシンキ中心街にあるデパートの一つストックマン(Stockmann)を散策していたら、地下のフロアにそれなりのスペースを占めるDVD売り場があるのを発見。
へえー、どんな映画があるのかな?と思い、さっそく物色開始。
やはり一番多いのはハリウッド映画。『スティング』や『ゴッドファーザー』のような名作ものも充実しています。
フィンランドの映画のコーナーもきちんとあり、カウリスマキ兄弟のタイトルはかなりの数が揃っていました。
そんな中、我らが日本代表として置いてあったのがスタジオジブリの映画たち。
もちろんフィンランド語版です。これは語学の教材によいと思い、
- Naapurini Totoro(となりのトトロ)
- Kikin Lähettipalvelu(魔女の宅急便)
- Ponyo rantakalliolla(崖の上のポニョ)
以上の3本を購入。
一本わずか6.90ユーロ。日本円で千円以下というのは安いですね!
ストーリーをよく知っている映画を「フィンランド語の音声+フィンランド語の字幕付き」で観ることができるというのは、勉強中の身にはとてもありがたいこと。
この「フィンランド語字幕付き」というところがポイントで、日本でフィンランドの映画を入手した場合には、たいてい日本語の字幕しか付かないので、聞き取りが全てになってしまいます。
帰国後、さっそく『魔女の宅急便』を観てみました。
おー、みんなフィンランド語を喋ってます!
とはいえ、映画の舞台になっている街はもともとヨーロッパっぽい(スウェーデン?)ので、みながフィンランド語を話していても特に違和感はありません。
すんなりと映画の世界に入っていけた気がします。(トトロだとそうはいかないでしょうが。。)
また『魔女の宅急便』は、自分にとって初めて映画館で観たジブリ作品でもあるので、ずいぶん懐かしい気持ちになりました。
どれくらい久しぶりなのか調べてみたら公開は1989年とのこと。何と25年前!
当時の自分に、25年後にフィンランド語版で再見することになると言ったら、さぞびっくりすることでしょう。