おみくじの運勢の種類と順番について
今日は弥彦神社へ初詣。おみくじを引いたら何と大吉でした!
願事(ねがいごと) 思うまゝですしかし油断すれば叶わず
「思うまま」というのはすごい。
こうなったら2018年は大船に乗った気持ちで、心の赴くままに過ごしていこうと思います。
(さっそく油断しているようでもありますが。)
ところで、大吉・〇吉など、おみくじの運勢というのはいったい何種類あるのでしょう?
いつものように国語辞書の中から拾ってみました。
だいきち[大吉](名)〔うらないで〕ひじょうに縁起がいいこと。〔大吉・中吉・小吉・末吉と並ぶ。吉は、中吉または小吉の下など〕(↔大凶)
ちゅうきち[中吉](名)〔うらないで〕大吉の次。
しょうきち[小吉](名)〔うらないで〕中吉の次。
すえきち[末吉](名)〔うらないで〕小吉の次。
きち[吉](名)〔うらないで〕縁起がいいこと。「ーと出るか凶と出るか」(↔凶)
きょう[凶](名)〔うらないで〕縁起が悪いこと。(↔吉)
だいきょう[大凶](名)〔うらないで〕ひじょうに縁起の悪いこと。(↔大吉)
「三省堂国語辞典 第七版」
これら以外の種類を含む神社もあるようですが、一般的にはこの7つと考えて差し支えないでしょう。
それではこの7つを運勢のよい順に並べるとどのようになるのでしょう?
さきほどの語釈の中で明確に順番が示されているのは「大吉→中吉→小吉→末吉」の4つ。
また「凶、大凶」は順番が示されていないものの、常識的に考えれば「大吉→中吉→小吉→末吉→凶→大凶」の順番になることは間違いないでしょう。
唯一わからないのが「吉」の位置付け。
さきほどの大吉の語釈の中には「吉は、中吉または小吉の下など」という注釈があります。また調べてみると、大吉の次が中吉という扱いの神社もあるのだとか。
だとすると、おみくじの運勢には少なくとも次の三通りの順番があるということになります。
- 大吉→吉→中吉→小吉→末吉→凶→大凶
- 大吉→中吉→吉→小吉→末吉→凶→大凶
- 大吉→中吉→小吉→吉→末吉→凶→大凶
吉を引いた人にとっては、この違いは死活問題。
とはいえ、今回の結果は大吉だったので、この問題にはこれ以上踏み込まないことにします。
たかがおみくじ、されどおみくじ。幸先の良いスタートを切ることができました!
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