a skeleton in the cupboard

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英語のイディオム一覧を眺めていると、時折「この発想はすごい」と感心することがあります。

それは、私たちにも馴染みのあるもの、心当たりのあるものを、思いもよらないフレーズで表すことがあるから。

例えばこんな表現はどうでしょう。

a skeleton in the cupboard

(British English)

(also a skeleton in the closet North American English, British English)

(informal) something shocking, embarrassing, etc. that has happened to you or your family in the past that you want to keep secret

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

イギリス英語で a skeleton in the cupboard(食器棚の中の骸骨)、アメリカ英語で a skeleton in the closet(クローゼットの中の骸骨)は「家族内の秘密」の意味。

クローゼットの中の骸骨は推理小説やホラーを連想するのに対して、食器棚の中の骸骨はシュールレアリズムの世界という感じがします。お皿の横にちょこんと鎮座している骸骨に「あなたはなぜそんなところにいらっしゃるんですか?」と声をかけたくなるような。

骸骨というのはショッキングな表現ですが、実際にはどんな家族にもそれぞれの秘密があるというのが本当のところでしょう。

みなさんの家の食器棚やクローゼットにも実は見えない骸骨が居座っているということはないでしょうか?