「三階」は何と読む?

マンションの一階、二階、三階などと言うときの三階は「サンガイ」でしょうか? それとも「サンカイ」でしょうか?

国語辞書を調べてみました。

かい[階]

一(名)

①建物の、高さ一段階ごとの区分。

「次のーでお降りください」

②〔文〕階段。

「ーを上る」

(接尾)「階一①」のかさなりをかぞえることば。

「五ー・三ーガイ

「三省堂国語辞典 第七版」

用例の「三階」のところに「ガイ」とルビが振ってあります。

ということは、おそらく正式な日本語は「サンガイ」?

ただわざわざこのように書いてあるということは「サンカイ」と読む人も多いということでしょう。

NHK放送文化研究所のウェブサイトには次のような記載がありました。

…「3階」を[サンカイ]と読む人は全体としてみればまだ少数派で、違和感を引き起こすことがあるのを知っておいたほうがよいでしょう。文研の調査では、九州地方では[サンカイ]と読む人が多いものの、それ以外の地域ではすべて[サンガイ]と読む人が多くなっており、日本全体では[サンガイ]派が4分の3以上を占めることが明らかになっています(詳しくは『放送研究と調査』2000年2月号参照)。くれぐれもご注意ください。

「3階」はサンガイ? サンカイ? | ことば(放送用語) – 最近気になる放送用語 | NHK放送文化研究所

正式な日本語はサンガイであるということに特に異論はないのですが、日本全体でサンガイ派が4分の3以上という記述にはやや違和感を感じます。

自分自身がこれまで「サンカイ」と言っていたということもあるし、周りの人がそこまで「サンガイ、サンガイ」と言っているような感覚もありません。

ただこの記事は2005年に書かれたものなので、13年の間にサンガイとサンカイの勢力図が変わった可能性はあるでしょう。

どうも気になるので、周りの人に少しリサーチをしてみようかと思います。

 
三省堂国語辞典 第七版 三省堂国語辞典 第七版
価格: ¥1,700(記事公開時)
カテゴリ: 辞書/辞典/その他, 教育
App Storeで詳細を見る