firgun

Cambridge Dictionaries Online blog の中に、オンラインのニュース記事などで使われた新しい英単語を紹介する New words というコーナーがあります。

先日の記事ではこんな単語が紹介されていました。

firgun noun [U]

UK /ˈfɪə.gʊn/ US /ˈfɪr.gʊn/

a Hebrew word for a feeling of happiness or pride in someone else’s success

Cambridge Dictionaries Online blog

firgun は「他人の成功を喜ぶ気持ち」の意味。

New words として紹介されているくらいですから、もちろん手元の紙の辞書にこの単語は出ていなかったのですが、オンライン辞書の Wiktionary には見出し語として出ていました。

firgun

(rare, Israel) Genuine delight or pride in another person’s achievement or in something good that has happened or may happen to another person.

Wiktionary

Israel と書いてあることからもわかるとおり、もとはヘブライ語に由来する言葉のよう。

世知辛い世の中ではありますが、人間にはこのような感情も備わっていると思いたいものです。

なお逆の意味を表す単語としては、ドイツ語に由来するこちらが有名でしょうか。

schadenfreude

NOUN

Pleasure derived by someone from another person’s misfortune.

Oxford Dictionaries

schadenfreude は「他人の失敗を喜ぶ気持ち」の意味。

この「シャーデンフロイデ」という言葉はこの頃カタカナ語としてもそれなりに知られるようになってきました。

一方の「フィアガン」も同様の市民権を得ることができるでしょうか?