どいつもこいつも? −[-ard]の付く英単語

英語で「酔っ払い」を意味する drunkard(ドランカード)という単語があります。

これが drunk から派生した単語だとすると、接尾辞の[-ard]は何を意味するのでしょう?

調べてみると、辞書の中にこんな項目を見つけました。

-ard

/ərd, ɑːrd/

接尾 [名を作る]通常…の人

▶︎coward
臆病者

「ウィズダム英和辞典 第3版」

[-ard]は「〜の人」という意味の接尾辞。

他に接尾辞[-ard]を持つ単語には何があるのだろう?と思い、手元の辞書を調べてみました。

bastard いやなやつ
coward 臆病者
dastard 卑怯者
drunkard 酔っ払い
dullard ばか
laggard のろま
sluggard 怠け者
wizard 魔法使い

 

これではまるでひどい単語の見本市。[-ard]は悪い意味限定の接尾辞なのでしょうか?

リストの中で唯一異彩を放っているのは最後の wizard という単語。

ただ歴史的に見れば、wizard だって drunkard と同じくらい「困った人」だったのかもしれません。

魔法を使うような人が身の回りにいたら、ちょっと距離を置きたくなるような気がしませんか。

 
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